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食べてなんぼ

2012年07月07日(土)

第3回尼崎在宅NST研究会では、公立八鹿病院の栄養師さんが講演された。
せかっく訪問栄養指導の点数がついているのに、ケアマネも医師も知らない。
もっと積極的にやるべきだという内容。当院ではずいぶん前からやっているが。
 

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「食べてなんぼ」

―管理栄養士ができることあれこれー
 訪問栄養指導と地域連携

公立八鹿病院栄養管理科 渡邊善利先生

 

【八鹿病院の概要】

訪問栄養指導を開始して、17年が経過した。

公立八鹿病院は420床の病院だが、医師は35名しかいない。

管理栄養士は9名、うち専任は1人。

 

【キーワード】

1)訪問栄養指導

2)地域連携

3)やわらか食

 

【尼崎と但馬地区の比較】

但馬地区の面積は43倍。

人口は、3分の1。

人口密度は、100分の1=訪問効率が極めて悪い

 

【訪問栄養指導に対するケアマネの誤解】

介護保険がなければ医療保険だが、あれば介護保険で行う。

医療機関からの訪問看護と同じイメージ。

ステーションからではない。

ステーションのくくりがないだけフットワークが軽いのが訪問栄養指導。

介護保険の単位外である。(これは意外と知られていない)

保険点数は530点。(同一建物内は450点)

単位では無く、点数であることに注目=医療保険と同様

他のケアプランを決して阻害しない。

 

【ALSへの訪問栄養指導】

あったかい栄養剤を入れる。

ほどよい温度のものをゆっくり入れる

チューブで入れているのに『飯が食べれた!』と喜んで貰える。

ALS患者さんやご家族への精神的ケアにもなっている。

 

【まとめ】

平成20年から、訪問栄養指導に点数がついている。

しかしほとんど活用されていない。

都市部ではもっと積極的に訪問栄養指導ができるはず。

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