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家族性高コレステロール血症(FH)
2012年07月22日(日)
今日は高脂血症の勉強会。
動脈硬化性疾患予防のガイドラインが5年ぶりに変わった。
家族性高コレステロール血症(FH)が今回初めて独立した。
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2012」
その背景とポイント
by 帝京大学 寺本民生教授
「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」が、
5年ぶりに本年に改定された。
主な改定点は
1 診断基準境界域の設置
2 絶対リスクによる患者の層別化
3 動脈硬化性疾患の包括的管理
4 高リスク病態の管理として
1)2次予防の層別化
2)糖尿病の層別化
3)家族性高コレステロール血症の診断基準の徹底
4)CKDの導入
5)脳血管障害、PADの評価
5 non HDL-Cの導入
低リスク群には、生活習慣病改善の徹底
高リスク群においては、薬物療法の併用
家族性高コレステロール血症(FH)
by国立循環器病センター 斯波真理子先生
FH(15歳以上)ヘテロは500人に1人
成人のFHの診断基準
1)LDL180以上
2)腱黄色腫、または皮膚黄色腫
3)若年性冠動脈疾患の家族歴(2親等以内の血族)
のうち2項目に当てはまる場合、FHと診断される。
治療はスタチンとエゼチニブ、プログコール
小児(15歳未満)FHの診断は
1)LDL140以上
2)家族歴(2親等以内の血族)がFHあるいは
若年性冠動脈疾患の既往
の両方を満たしているもの。
小児のFHの診断には家族のFHの診断が重要。
治療は食事療法が基本で薬物療法は専門医が行う。
今回のガイドライン2012では、FHが初めて
独立した項目となった。
開業医においても重要な疾患概念だ。
糖尿病合併高コレステロール血症
by鹿児島大学 西尾善彦教授
糖尿病患者さんのLDLは、120以下に下げるべきであるが
半数しか達成されていない。
スタチンの有用性は明らかである。
CKD合併高コレステロール血症
by京都大学 笠原正登先生
スタチンは、CKD患者においても腎機能や
蛋白尿に対して好影響を与える。
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