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在宅医、質か量か

2012年07月27日(金)

今夜は在宅医療推進の勉強会に参加した。
長寿医療センターの在宅患者支援病棟の試みを拝聴した。
末期がんの在宅看取り率が話題になった。
 

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ある在宅医はこう言った。
「末期がんの在宅看取り率が70%以下の在宅医は問題だ」
「そんな質を問うより、裾野を広げるほうが重要だ」

量か?
質か?
究極の議論を聞いていた。

まあ、現実には、その中間を行くしかないのだろうが。

最後に薬剤師さんからの問題提起があった。

退院時カンファに薬剤師を呼べば、特定の薬局への誘導にならないか?

確かにグレーかもしれない。

ある在宅医はこう発言した。

「医者より薬剤師のほうがずっと地域に密着している。
 こうした地域密着薬剤師をもっと評価すべきではないのか」

なるほど、
当院でも思い当たるフシがある。

2時間の会議は、薬剤師の重要性で終わった。
photo99.JPG
この会議は、本当に面白い。
何が飛び出すかわからない。
議論の中に真実がある。

PS)
今日はテレビの取材だった。
明日は、福島を回る。
いわき市の方を訪問して夜には相馬に。


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この記事へのコメント

長尾先生、昨夜もお疲れ様でした。

本当にこの会議は毎回面白くてもう病みつきです(笑
わざわざ神戸から参加する意義は大変あると思います。
しかし、みなさんスゴイ先生ばかりで、コチラから発言する心の余裕も全くありませんでした・・・

在宅医の質をどのように評価するのか、は大変重要な問題であると思います。
が、今の現状では、それより先にまず在宅医のリソース不足を解消することが先決なのでしょうか。
先生の新書を読ませて頂きながら、いろいろと考えさせて頂こうと思っています。

Posted by みどり病院 清水 at 2012年07月28日 11:10 | 返信

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