龍村監督の映画については、昨年、このブログで書いた。
しかしまさか、監督とお会いして、二人っきりでお話しする機会があるとは
夢にも思わなかった。

監督の洞察力は凄い。
感受性は優しい。
繊細さと大胆さ。

監督と話し始めたら、雨が降り始めた。
激しくなり、雷が鳴り止まない。
トークショーが始まっても近くに次々と雷が落ちた。

すると監督は、「雷は大好きだ」と大喜びされた。

「雷が好き」

 

ガイアの龍村仁監督の言葉だ。

 

水は循環している。

我々が地上で汚した水を雷が浄化して

ピュアに戻してくれるから。

 

横に走る雷

下から上に登る雷・・・

 

いつか雷に打たれて死ぬかもしれない。

しかしそれでも、雷が好き。

 

なんで禊をするのか。

ピュアな状態の水で洗うため。

 

アンドリューワイル的に言えば、

自発的治癒力だ。

 

ハウツーは要らない。

自分の道は自分でみつけないといけない。

 

原子力は悪魔の誘いではない。

好奇心から始まったもの。

 

太陽は核融合。

そこから核分裂が分かってきた。

 

地球には３８億年前に生命が誕生した。

宇宙空間とは太陽の海だ。

 

あらゆる生命体は、酸素２１％を保ちながら

降り注ぐ宇宙線の中で生き延びてきた。

 

人類の科学的好奇心は否定すべきではない。

ただし、それが扱えるような精神的進化が必要。

 

人間の精神性はそこまで進化できていない。

目先の利益だけでは、原子力は利用すべきではない。

 

サムシンググレイト。

もっと大きな力で我々は

生かされていることを忘れてはいけない。

自分の内なる声を聴くことが重要。

 

悪い奴を駆逐すれば世の中は良くなるのか？という命題。

その答えも見なおさなければならない。

ワイル先生は、「耐性菌」の問題を懸念していた。

耐性菌は、自発的治癒力の現れかもしれない。
新たな次の形、バランスの現れ。

 

監督はいま７２歳だが、１７歳と８歳の娘がおられるそうだ。

世間的には無茶苦茶な人生かもしれないが、

第六感を大切に生きてしたいとお話された。