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余命3ケ月、抗がん剤始めますか?
2012年08月22日(水)
末期がんに関する相談が毎日のように全国から来る。
特に、「平穏死・10の条件」にも書いたように、抗がん剤の止め時の相談が多い。
しかし、抗がん剤治療を始めるべきかどうか、という相談も多い。
特に、「平穏死・10の条件」にも書いたように、抗がん剤の止め時の相談が多い。
しかし、抗がん剤治療を始めるべきかどうか、という相談も多い。
私のような見ず知らずの町医者に相談するということ自体、
がん拠点病院との信頼関係が希薄である証拠だと思う。
もちろん、主治医はそんな患者さんの想いなどつゆ知らない。
ステージ4、がん性腹膜炎と診断された患者さんへの若き主治医の説明。
・抗がん剤をしなければ、3ケ月だが
・抗がん剤をすれば2年は生きれる。
いきなりこんな説明で、抗がん剤に無理やり誘導する。
承諾を得る間もなく、電子カルテに抗がん剤メニューを入力する医師。
本人に、いきなり「3ケ月で死ぬ」は、ないだろう。
言葉の暴力だと思う。
家族だけに言うのならわかるが・・・
また、しなければ3ケ月で、すれば2年、という説明も嘘。
こんなペテンを、インフォームドコンセントという単語に置き換えて
無理やり抗がん剤を打つことは犯罪ではないかと、私は思う。
御家族には、少し時間をおいて考えるようにアドバイスした。
頭を冷やしていろんな意見を聞いて、自分たちで選択することが大切だと。
それにしても、いきなり本人に「余命3ケ月」は酷いな。
最近、このような余命告知に関するクレームも多い。
いきなり、「余命3ケ月」と言われて落ち込むひともいるかもしれないと
考えないのか、不思議でしょうがない。
先日も、心無い言葉で、「重度のうつ状態」に陥り、退院した患者さんがいた。
自分が言葉で傷つけておきながら、「うつ病」という診断をつけて
抗うつ剤をたっぷり入れて、帰すのは、どんな神経か。
コミュニケーション能力の欠如。
これががん拠点病院からのクレームの本質だと感じる。
医学部でもっと、コミュニケーション学を教えなきゃ。
また、死生学も必須科目にしなきゃ。一番大切なのに。
実は、そういう医者自身や医者の家族が末期がんになった時が
一番大変。
正直、かかわりたくない。
自分は無茶苦茶やっているのに、いざ当事者になると
慌てふためき、ドクターショッピングするのが、医者。
近藤誠先生の近著「がん放置療法」は半分正しい。
正確には、「再発がん放置療法」というべきではないかと愚考するが。
2人に1人ががんになる、超高齢社会。
助かる人は助かる。
助からない人は助からない。
だから、3人に1人はがんで死ぬ。
あなたは、抗がん剤治療、受けますか?
なんて本も書いてみたい。
がん拠点病院との信頼関係が希薄である証拠だと思う。
もちろん、主治医はそんな患者さんの想いなどつゆ知らない。
ステージ4、がん性腹膜炎と診断された患者さんへの若き主治医の説明。
・抗がん剤をしなければ、3ケ月だが
・抗がん剤をすれば2年は生きれる。
いきなりこんな説明で、抗がん剤に無理やり誘導する。
承諾を得る間もなく、電子カルテに抗がん剤メニューを入力する医師。
本人に、いきなり「3ケ月で死ぬ」は、ないだろう。
言葉の暴力だと思う。
家族だけに言うのならわかるが・・・
また、しなければ3ケ月で、すれば2年、という説明も嘘。
こんなペテンを、インフォームドコンセントという単語に置き換えて
無理やり抗がん剤を打つことは犯罪ではないかと、私は思う。
御家族には、少し時間をおいて考えるようにアドバイスした。
頭を冷やしていろんな意見を聞いて、自分たちで選択することが大切だと。
それにしても、いきなり本人に「余命3ケ月」は酷いな。
最近、このような余命告知に関するクレームも多い。
いきなり、「余命3ケ月」と言われて落ち込むひともいるかもしれないと
考えないのか、不思議でしょうがない。
先日も、心無い言葉で、「重度のうつ状態」に陥り、退院した患者さんがいた。
自分が言葉で傷つけておきながら、「うつ病」という診断をつけて
抗うつ剤をたっぷり入れて、帰すのは、どんな神経か。
コミュニケーション能力の欠如。
これががん拠点病院からのクレームの本質だと感じる。
医学部でもっと、コミュニケーション学を教えなきゃ。
また、死生学も必須科目にしなきゃ。一番大切なのに。
実は、そういう医者自身や医者の家族が末期がんになった時が
一番大変。
正直、かかわりたくない。
自分は無茶苦茶やっているのに、いざ当事者になると
慌てふためき、ドクターショッピングするのが、医者。
近藤誠先生の近著「がん放置療法」は半分正しい。
正確には、「再発がん放置療法」というべきではないかと愚考するが。
2人に1人ががんになる、超高齢社会。
助かる人は助かる。
助からない人は助からない。
だから、3人に1人はがんで死ぬ。
あなたは、抗がん剤治療、受けますか?
なんて本も書いてみたい。
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この記事へのコメント
ご相談のお電話をさせて頂いた森です。先生のお言葉で勇気が持てました。ブログを家族で読ませて頂いて元気がでました。先生のお言葉は私たち患者側にたった気持ちでお話してくださり本当にありがとうございました。お忙しい中、お電話をいただきしっかりお話を聞いてくださり本当にありがとうございました。
先生にご相談後、すぐに病院に紹介状を書いてもらうように電話をしました。長尾先生の信頼されている病院と先生にお会いしに行こうと思います。長尾先生に聞いて頂いて本当によかったです。
Posted by 森裕美 at 2012年08月22日 03:18 | 返信
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