このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

最近の新聞報道から3つ

2012年08月27日(月)

1)今日の日経新聞の第1面に、在宅医療と在宅看取りの記事が出ていた。
2)先日の新聞各紙に、認知症患者が300万人へと出ていた。
3)毎日新聞が、胃ろうの話題を3話に分けて紹介した。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
1)今朝の日経新聞が、第一面ですっぱ抜いた。
全国に7000人の在宅医療の指導者を作ると。
そんなことしなくても、もっといいやり方があるのにな。
医師会の偉い先生が指導するのかな?
ちょっと違うな、なんて感じながら記事を読んだ。

2)認知症患者さんが300万、高齢者の10人に一人、という報道。
ちょと違うと思う。
もっと多い。
5人に一人じゃないかな。
講演ではいつも、もうすく2人に1人の時代と言っている。
大本営発表にはいつもタイムラグがある。

3)毎日新聞の胃ろう特集。

http://mainichi.jp/select/news/20120823mog00m040015000c.html

上 医師の勧め、望まぬ延命に

http://mainichi.jp/select/news/20120823mog00m040016000c.html

中 揺れる家族、決断迫られ

http://mainichi.jp/select/news/20120823mog00m040017000c.html

下 適切なケアで再び食事も

 
いいんだけども、この問題の本質に迫れていない。
本質は、今、私は執筆中。
だからこれでいいんだけど。

photo114.JPG この秋からは、尊厳死の記事が増えるだろう。
忙しくなる。

 








2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

「朝の日経新聞が、第一面ですっぱ抜いた。
全国に7000人の在宅医療の指導者を作ると。
そんなことしなくても、もっといいやり方があるのにな」


在宅指導医は必要ありません。
それは、屋上屋を架すようなものです。
なぜなら、長尾先生のように地域で営々と訪問診療、在宅医療を続けてきて
多くのノウハウを蓄積された先生方が既に全国にいらっしゃいますので。
そのクリニックに研修医を派遣し、真摯に修業していただき、何年後かに
のれん分けのような形で独立していただく。
研修医を受け入れることで、ただでさえ忙しい先生方の本業に支障が出ないように、
国にはサポート体制を作っていただきたい。


お世話になった在宅診療所のホームページを久しぶりに見てみました。
母がお世話になったのは、まだ開業して1年目。
医師二人体制だったのが、今は医師8人、総合医の診療アドバイザーまでいました。
担当医は、近隣に新たに在宅診療所を開業して、独立されていました。
研修で来ていた5人の学生さんの感想文が掲載されていましたが、素晴らしいものでした。
まだ30代の院長です。
志ある人間には不思議な求心力があって、同じ志の人たちが集まって来るのかと思いました。
長尾先生もそうかもしれません。


「認知症患者さんが300万、高齢者の10人に一人、という報道。
ちょと違うと思う。もっと多い。」


「ものわすれクリニック」院長の松本一生医師の書かれた『これからの老老介護に
そなえるための心得40』という本の第5章『老老介護の未来』に次のようなデータが
掲載されています。


大阪にある松本医師の診療所の近くにある住宅街で高齢者を調べた結果
2005年の時点で、住民の35%の人が65歳以上。
13%に認知症の症状が見られた(認知症率3分の1強)
2010年になると、高齢者の割合は53%。
26%が認知症と診断される(認知症率2分の1)
もう恐ろしいので書きませんが、2015年と2020年の未来予想も載っています。
これについて、松本医師は、「まさに『限界集落』が都心部でも生じてくる」と
結んでいます(本著121,122ページより)


松本医師の診療所のある地域は、ダイエーの発祥の地であり、昭和30~40年代には
活況を呈していた下町です。その頃働き盛りであった世代が、高度経済成長の終わりと
ともに高齢化して、町はかつての勢いを失い、都会の『限界集落』になるなど誰が予想
したことでしょう。
まさに『3丁目の夕日』のような下町の路地を子供たちが走り回っていた活気のある時代が
失われていくのを、松本医師は嘆き悲しんでいるようにも思われます。

Posted by 花へんろ at 2012年08月30日 04:33 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ