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デイケアの契約書
2012年08月28日(火)
デイケアに行く患者さんの家族が契約書を見せてくれた。
転倒リスクなどいろんな条項が並んでいるのは、訴訟対策だろう。
「急変時には救急搬送します」という項にサインを要求されていた。
転倒リスクなどいろんな条項が並んでいるのは、訴訟対策だろう。
「急変時には救急搬送します」という項にサインを要求されていた。
「急変時には、かかりつけ医に連絡しますが、連絡がつかず
止むを得ないときは救急搬送します」であろう。
デイサービスやショートステイ先が、救急車を呼ぶことが多い。
「何かあれば救急車」が、企業の至上命令。
そこには、主治医の存在は無い。
営利優先だから、介護と医療の連携なんてどうでのいい。
救急病院は限りがある。
全部受けることはできない。
軽微な発熱でも救急搬送する介護施設は異常だと思う。
特養の医療についても触れよう。
特養には医療はほとんどない。
しかし家族は施設なので医療もそこそこあると思っている。
そもそもその誤解が不要な救急搬送の始まり。
1枚の契約書を眺めながら、連携は遥かな先だと感じた。
止むを得ないときは救急搬送します」であろう。
デイサービスやショートステイ先が、救急車を呼ぶことが多い。
「何かあれば救急車」が、企業の至上命令。
そこには、主治医の存在は無い。
営利優先だから、介護と医療の連携なんてどうでのいい。
救急病院は限りがある。
全部受けることはできない。
軽微な発熱でも救急搬送する介護施設は異常だと思う。
特養の医療についても触れよう。
特養には医療はほとんどない。
しかし家族は施設なので医療もそこそこあると思っている。
そもそもその誤解が不要な救急搬送の始まり。
1枚の契約書を眺めながら、連携は遥かな先だと感じた。
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この記事へのコメント
昨夜はある介護福祉士養成校夜間部の授業で介護事故による訴訟裁判の話をしました。半年後には専門職として福祉現場に出る彼らにとっていささか厳しい内容でしたが、特養に就職が決まった学生もいてタイムリーでした。福祉現場の現実を知り、人の命を預かる重さを知った上で仕事をして欲しい、そう願っています。介護保険がスタートした時、「介護事故を起こすと裁判沙汰になる」といって多くの現場は必要以上に守りに入ったことは事実です。現場は責任を取ることを必要以上に回避しました。二言目には「何かあったら誰が責任を取るんだ」という上層部に職員は“利用者の望むこと”に目をつぶらざるを得なくなりました。何が「利用者主体」何が「自己決定」何が「QOL向上」「人間の尊厳」ですか・・・。教育との乖離に多くの介護福祉士が失望したことでしょう。教育現場では国の掲げたスローガンに沿って歯の浮くようなことを盛りだくさん教えなければいけない。「理想を教える場がなくてどうする!」と鞭打ってです(笑)。学生には、「おかしいと思ったら愚痴るだけ終わらせたら駄目!なぜおかしいのか、その原因はどこにあるのかを明らかにし、変えていく、それが本当の専門職」と言い続けてきました。何百万とかけて介護福祉士になるのですから・・・。ただ作業をするような介護福祉士になるな、ということです。軽微な発熱で救急搬送するような専門職はいないはずですが・・・、いったいどんな有資格者を雇っているのでしょうか?
契約時にあれこれ約束事に署名捺印を求めるのは、「なにかあっても裁判沙汰にはするなよ」という予防線でしょう。裁判にはお金、労力、時間がかかる、それも並ではない。裁判費用は原告3割、被告7割だそうです。被告が負けた時の損害賠償は何千万単位です。しかも3年はざらにかかる。予算に組み入れているでしょうか?そんな巨額を。だったら、約束させてがんじがらめにした方が得策と考えるのが人間の浅知恵というもの。介護が面白くなくなったのは、そんなところが大きく原因しているのかもしれません。
当初、弁護士は介護の裁判を嫌がったと聞きました、判例がありませんから・・・。今はどうなのでしょうか?
Posted by 岡村ヒロ子 at 2012年08月29日 01:41 | 返信
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