夏の終わり

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夏の終わり

2012年08月29日（水）

まだまだ暑い毎日だが、どこかに「夏の終わり」の気配を感じる。
この時期の夕暮れが、一番好きだ。
海水浴客が引いたあとに残された余韻が好き・・・

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森山直太郎でいえば「夏の終わり」、
桑田佳祐でいえば「I`m never falling in love」
かなり古いが、トワエモアの「誰もいない海」だったかな。

晩秋は渋すぎる。
やはり夏の終わりがいい。
余韻を楽しんでいる。

オリンピックが終わり
高校野球が終わり
夕立ちも終わり・・・

今年の夏は、海にも山にも行かず。
何をしていたんだろう。
よく分からないまま、夏が終わる。

外来リハビリを終了した。
２階は在宅医療の大きなオフィスに生まれ変わった。
引っ越しの夏だった、んだ。

本が出たので、忙しかった。
いろんな取材を受けた。
今日も取材だ。

今日の新聞社はわざわざ北海道から来てくれる。
そのあとは東京から。
毎日、どこかで誰かが、書いて呟いてくれる。

今夜は当院の納涼会だった。
ひさしぶりに楽しく酔った。
帰りに往診をした。

考えてみれば、朝から、西宮と尼崎の在宅患者さんを回り
ケア会議を終えてから診察へ。
介護認定委員会、伊丹市に新規の往診、大阪での産業医・・・

毎日のわずかな時間が、私の夏休み。
それでいいのだ。
また暇な時が来るだろう。

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posted by 長尾和宏 at 23:54 | Comment(1) | TrackBack(0)

この記事へのコメント

＞また暇な時が来るだろう。
って、おいおい、長尾先生は、暇になりたいのかな？

昨日、要介護５の認知症の方を自宅に訪ねてきました。
ふたりがかりで移動移乗、便所かPトイレでの排泄介助と工夫、
全介助のようだけど、時に自分で箸を持って、わずかながらも自力摂取も続いています。
　長男夫婦と家族（孫、ひ孫）の家族の力とほぼ毎日のデイサービス、必要な時のショートスティ、
電動ベッドにエアマットのレンタルが介護保険、２週間に１度の訪問診療で、在宅生活が継続しています。
　どこで、何があっても救急車は呼ばないで、うちで見送ってやるんだという家族の決定を支えて２年目を迎えました。
本人の笑い顔と嬉し泣きの表情を見ながら、デイやショートを信頼してるから、安心してると家族。
察しながらのケアの大切さ、感染症予防と回避への介護が重要。
家族との世間話が続き、そろそろおいとまをの時間に、長男の嫁さんが
「わたしも勉強してんだよぉ」とおもむろに取り出して見せてくれた本は、
なんと！「平穏死」10の条件ではあ～りませんか！！
私から直接言ったことはないので、(＠_＠;)びっくり！して鳥肌もんでした。
新聞の広告を見て、ピ～ン！と来て、本屋に注文して、
やっと届いたので、一所懸命に読んでるところだそうです。
家族が学ぶこと、知識を得ることって、とっても大切なことですね。
家族として介護する人が、自らの意思で本を手にする。
それが、長尾先生のご本だったのでとても嬉しかったです。