本来は本学会が、全医学会のなかで最もメジャーな学会になるばきだ。
しかし、３つの学会が合体したばかりなので、どこかギクシャクしている。
３年目を迎え、少し先が見えてきたところ。まだまだそんな印象を持った。

学会の運営には不備な点があった。
しかし、仕方がない。
これから無限に伸びる学会なのだ。

ランチョンセミナーでは
ダブルバルーン法による大腸内視鏡検査でのデイスカッションが
印象に残った。

ダブルバルーン法は、安全で苦痛が無く、内視鏡初心者でもできる大腸検査法。
大腸がんを診断するためには内視鏡は必須だ。
しかし医者が一人しかいない離島などでは専門医は期待できない。

内視鏡専門医は、内視鏡の腕を上げるために内視鏡の研さんを積み、
プライマリケア医は、患者さんの役に立つために内視鏡をする。
身につまされる話だ。

一昨日の内視鏡の専門家の講演を思いだした。
普通の学会は、医師のキャリアアップのための学会でもあるが、
本学会は、明日から患者さんの役に立つための学会でもある。

同じといえば同じ。
違うといえば違う。
その違いが分かる医師に集ってもらいたい学会なのだ。

一方、都会の内視鏡専門施設には、こんなもの要らない。
内視鏡専門医がいるからだ。
このように、せっかく便利な道具も要は使い方。

大動脈瘤の講義は役に立った。
別に書く。
その他、しびれの講義も良かった。

表彰式にも出た。
優秀演題が表彰されていた。
一番、労力のかかったであろう研究発表が選ばれていた。

来年は仙台。
被災地でもある。
また行きたい。

ＰＳ）
ＪＲ西日本に、博多から乗ったが
ＪＲ東海とずいぶん雰囲気が違う。

売り子さんのトナーが違う。
商品が違う。

売り子さんが検札係も兼ねていて大忙し。
やはり乗降客が、ＪＲ東海と格段に違うので兼任だそうだ。

やたらトンネルが多い。
どれだけあるのだろうか。
通信機器はほとんど使えない。

広島を通過した。
にぎわいがある。
５０年後の福島もこうあって欲しい。

全国から集った多くの仲間に会えた。
嬉しい限りだ。
ここで拾ったモチベーションで明日からまた頑張る。

学会に行けば、沢山の本を買い込む癖がある。
また悪い癖が出た。
それだけ刺激的な学会だったということだろう。