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在宅医療シンポはガラガラだった
2012年09月02日(日)
日本プライマリケア連合学会2日目午後のメイン会場のテーマは在宅医療だった。
しかしキャパ1000人ぐらいの会場にいる聴衆は、なっと100人もいない。超ガラガラ!
在宅医療が若きジェネラリストに人気がないか、よくわかる大変残念なシンポだった。
しかしキャパ1000人ぐらいの会場にいる聴衆は、なっと100人もいない。超ガラガラ!
在宅医療が若きジェネラリストに人気がないか、よくわかる大変残念なシンポだった。
本当は、在宅医療は、プライマリケアの一部なのだ。
これは私の持論。
外来も在宅も看取りも、すべてプライマリケアで連続している。
そんな単純な視点が、ほとんどの学会参加者や若き医師には無いようだ。
専門家になることに重点が置かれすぎ。
全身を診ること自体が、専門医なのだから、自信を持って欲しいな。
患者さんを診るのに、専門医も偉い肩書も必要ない。
必要なのは、患者にとって必要な医者であるかないか、
自分自身が自覚しているかどうかだけ。
これは私の持論。
外来も在宅も看取りも、すべてプライマリケアで連続している。
そんな単純な視点が、ほとんどの学会参加者や若き医師には無いようだ。
専門家になることに重点が置かれすぎ。
全身を診ること自体が、専門医なのだから、自信を持って欲しいな。
患者さんを診るのに、専門医も偉い肩書も必要ない。
必要なのは、患者にとって必要な医者であるかないか、
自分自身が自覚しているかどうかだけ。
まるで、私がリクエストしたような内容のシンポだった。
在宅医療、介護のモラルハザードを3講師とも指摘された。
たしかに良い在宅医療と、悪い在宅医療がある。
私以外のひとが公に言っているのを初めて聞いた。
同志がここにいた。
在宅診療は本来は外来診療の延長線上にある。
しかし病院診療の延長線上になってしまっている。
●在宅医療の課題 by吉賀先生(大分県)
施設を中心とした囲い込みが起きている。
モラルハザード問題がおきている。
医師がいくら連携しても在宅医療は進まない。
医師会の自浄作用が期待される。
●在宅介護の課題 by中尾先生(大阪)
24時間巡回・定期巡回
訪問看護と介護の連携は笛吹けど踊らず。
レセプトから見ても在宅医は2極化している。
医療者を守るために医師会は立ち上がるべきだ。
●同時改定の課題 by玉木一弘先生(東京)
機能強化型は、在宅医の2極化が進んでいる。
いわゆる高齢者ビジネスの実態をみれば
悪徳在宅医が透けてみえてくる。
コンプライアンス、モラルハザードが
3者のシンポジストから指摘された。
そこは、誰も踏み入れない領域になっている。
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この記事へのコメント
福岡出張お疲れ様でした。
>高齢者ビジネスの実態をみれば、
>コンプライアンス、モラルハザード
介護保険もまさにそこです。
Posted by ゆいゆい at 2012年09月03日 12:15 | 返信
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