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日本看護学会で講演
2012年10月04日(木)
昨日は、京都国際会議場で開催されている日本看護学会で講演した。
看護師さんの学会での講演とシンポジストは初体験だ。
言いたいことの5分の1くらいだけ言わせて頂いたが、反応はどうだろうか?
看護師さんの学会での講演とシンポジストは初体験だ。
言いたいことの5分の1くらいだけ言わせて頂いたが、反応はどうだろうか?
大きな会場を見渡せば、女性ばかり。
男性を数えてみたら、5人だけだった。
演者もパネリストもみんな女性。
ハッキリ言って、婦長さんをみたら、逃げたくなる。
病院の看護師さんが怖い。
研修医時代のトラウマにある。
「掃除のおばちゃんが死んだら困るけれど、
あんたら(=研修)死んでも誰も困らんよ」と
言われた記憶が、今もハッキリ残っている。
そんな婦長さん(今は、師長さん)たちの前での
講演は、さすがに緊張する。
また怒られるんじゃないかと。
当時、教授でも婦長さんには気を使っていた。
研修医なんて虫けら以下の時代。
大学病院の看護師さんの名前は、婦長さん以外覚えていない。
そんな看護学会での講演は私にとって、一大事。
看護師さん。できるだけ地域に出て生活を看てください。
それだけをお願いしたが、反応は無かった。
看護協会の役員の方が質問された。
「これだけ在宅在宅と言われているが、変わる兆しはあるのか?」と。
私は、とっさに「ない」と答えてしまった。
この辺が私のいけないところ。
ハッキリ言って、
医者と看護師が変わらないと日本の医療は変わらない。
現場が大切。
肩書きなんてどうでもいい。
学問だけのための看護大学ではいけない。
訪問看護に看護の原点がある。
言えなかったことを、ここに並べておこう。
情けないくらい気が弱いのです。
男性を数えてみたら、5人だけだった。
演者もパネリストもみんな女性。
ハッキリ言って、婦長さんをみたら、逃げたくなる。
病院の看護師さんが怖い。
研修医時代のトラウマにある。
「掃除のおばちゃんが死んだら困るけれど、
あんたら(=研修)死んでも誰も困らんよ」と
言われた記憶が、今もハッキリ残っている。
そんな婦長さん(今は、師長さん)たちの前での
講演は、さすがに緊張する。
また怒られるんじゃないかと。
当時、教授でも婦長さんには気を使っていた。
研修医なんて虫けら以下の時代。
大学病院の看護師さんの名前は、婦長さん以外覚えていない。
そんな看護学会での講演は私にとって、一大事。
看護師さん。できるだけ地域に出て生活を看てください。
それだけをお願いしたが、反応は無かった。
看護協会の役員の方が質問された。
「これだけ在宅在宅と言われているが、変わる兆しはあるのか?」と。
私は、とっさに「ない」と答えてしまった。
この辺が私のいけないところ。
ハッキリ言って、
医者と看護師が変わらないと日本の医療は変わらない。
現場が大切。
肩書きなんてどうでもいい。
学問だけのための看護大学ではいけない。
訪問看護に看護の原点がある。
言えなかったことを、ここに並べておこう。
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この記事へのコメント
「掃除のおばちゃんが死んだら、困るけど、あんたら、死んでも誰も困らんよ」
と、長尾先生がどなたかに、仰ったのかと思ったら、なんと、長尾先生が、看護婦長さんに、言われたのですか?
それは、恐い所ですね!
長尾先生も(その頃は)かわいかったんでしょうね?
誰もが、虐めたくなるような。
Posted by 大谷佳子 at 2012年10月05日 03:32 | 返信
長尾先生、困りましたね。イザ!という時に、気が弱いなんて…、ふふ(#^.^#)長尾せんせいらしくて、仕方がないのかな。
そんなに婦長さんは怖かったんですか? トラウマですね。
>看護師さん。できるだけ地域に出て生活を看てください。
>それだけをお願いしたが、反応は無かった 。
聴衆からの反応が無い…というのは、発表者としては、辛いですよね。
どうして、反応がないのかな? 「在宅ケアの不思議な力」や病院の中の「非日常」を皆さん、気づいていないのでしょうね。ご自分だって、仕事を終えて、家に変えれば、日常を満喫してるはずなのに…。
日曜日に81歳の母を看取りました。
生まれて初めての入院、12日目でした。自宅に戻る暇も無く逝ってしまいました。
亡くなる日、10ℓを超える酸素吸入をしながら、もよおしてきたのでポータブルトイレを使いたいと訴え。看護師さんは「無理です」と。娘たちに頼んでも看護師さんがそう言うから…。再度、看護師さんに本人が依頼懇願すると「おむつをしてますから、そこにしていんですよ」と言われ、「冗談じゃない!」と母はベッド柵を両手でつかみ、自力で移動しようとしている。わかった、看護師さんに頼んでみようねと娘たちから依頼する。「Nrs.・そんな状態じゃないでしょう!」「娘・でも、本人が納得しないので使わせてください」「Nrs.・どんなになっても知りませんよ」「娘・だいじょうぶです、本人が望んだことですから」「Nrs.・こんな時に、前代未聞だわ、だいじょうぶなんてありえない」と3人がかりでPトイレ移乗。
ひざ掛けをして記念写真を撮って、20分位座っていたでしょうか、母が「出たから、もういいよ」と。
また、3人がかりでベッドに戻る。「Nrs.・ほら、血圧が下がってる」でも、母は満足した表情。Pトイレの中は何もありませんでした。
患者や家族にしたら、入院したその時から、「非日常の空間」
でも、病院の中で仕事をする人たちは、それが日常。それは仕方がないことだけど、患者や家族にとっては、それが「非日常」であることに気づいて欲しい。お題目じゃない、患者主体のケアを実践して欲しいと思います。
Posted by ゆいゆい at 2012年10月05日 04:45 | 返信
少ない脳みそで、考えましたけど、長尾先生が研修医として、働かれた、大学院が旧帝大だから、良くなかったのではないでしょうか?
緒方洪庵先生の適塾は先進的で良かったらしいですけど、今は「あの白い巨塔の!」と言われる、あの大学です。お医者さんも、ドイツ留学組でしょうし、その下で鍛えられた看護師長さん達ですからね。
最近の看護師長さんは、なりたくてなってる訳ではないそうです。
2~3年も働いたら、他になり手がなくて、嫌でも、やらされると聞きました。
看護学会で、演者に呼ばれるだけでも、いいじゃないですか。
黙って聞いて下さってても、そのうち、長尾先生の考えに同調して下さいますと思います。
何でも、直ぐの結果を期待しない方が良いと思います。
Posted by 大谷佳子 at 2012年10月05日 11:58 | 返信
ああそれはトラウマになりそう(笑)。
でも、先生にも「逃げたくなるぐらい」怖いものがあるんですね。
ちょっとほっとしました。
先生みたいに強い人にも怖いものがあるんだから、私も怖いものがあっても仕方ないかなと思えて。
Posted by ノンノン at 2012年10月06日 12:01 | 返信
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