がん楽会に、初めて、参加させていただきまして、有意義な時間を過ごしました。
この会の歴史は存じませんが、中原会長の創作された詩にあるように、仲間に会えると、勇気と力が湧いてくると言う事が実感されます。
ただ、楢原啓之先生と長尾先生の対談の後、せっかく、「何か質問が有りませんか？」とフロアにお尋ねになったのですから、沢山の手が上がったのに、時間に迫られて、皆さんの質問を受け付けられなかったのは、残念でした。
お昼の１２時に受け付け開始で、１時に開演で、途中音楽や、色々な催しがあったのですから、皆さまが、御自分の事や友達の状態に関する、聞きたいことや、話したい事はいっぱい、お有りだったのではと、心配しました。
ブログでは長尾先生もお疲れだったとの事で、それでは、仕方がないですね。
中原会長がお元気で、「医者の先生方は、私の娘と同じ年で、マダマダ若い。私の子供みたいなもんだ！」と仰ったので、可笑しくて、笑ってしまいました。

少し、反省してます。がん楽会での石川秀樹先生のお話は勉強になりました。大腸がんには、アルコールと、タバコと、運動不足が良くないとのことですね。繊維のあるものを食べても、癌はできる。繊維を含む野菜を、多く取るのは良いとのことでした。
でも、長尾先生と、楢原先生の対談が「他では聞けない、抱腹絶倒」と、書いてあったので、本当は参加するのが、恐かったのです。大腸がん検査は麻酔で、痛みは有りませんが、場所が場所だけに、笑いの対象にされては叶わないなと思いました。
「笑い」が治療の一つである事は聞いていますが、何を笑うのかに依ると思うのです。
長尾先生が「僕は若く見えるけど、楢原先生は初めてお目に罹った時から、教授だと思った」と３回繰り返して、いらっしゃいました。このジョークは皆を笑わそうとなさったのだと思いました。終いに、楢原先生も挑発に乗って「長尾先生も本が売れたから、その利益で選挙に打って出て、政治家になったらどうですか？」と仰って、長尾先生も「うっ」と詰まっていたのは良いのです。長尾先生が「大腸がん検査って、あれ痛くないのかな？」と仰ったので、楢原先生が小さい声で、「いたくない、いたくない！」と打ち消していらっしゃいました。私は「あれ？長尾先生は大腸癌検査はした事がないのだな」と思いました。だから、「抱腹絶倒の笑い」って広告しなくても、良かったんじゃないのかなと思いました。笑いって、難しいのです。無理に笑わそうとしても、可笑しくない。そのくせ、私は家に帰ってから、長尾先生と楢原先生の冗談のやり取りや、中村会長の「お医者さんと言っても、まだまだガキだ」とのお言葉が可笑しくて、一人で、笑っていました。でも、無理に人を笑わそうとして、却って、他の人を傷つけないように気を付けて下さい。
がん楽会についての、前のブログで、目に付いた欠点ばかり、申し上げて悪かったとおもいますので、勉強になった事の感謝も申し上げました。ありがとうございました。