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「入院をする」ということ
2012年11月03日(土)
10日前、ある在宅患者さんが入院した。
正確に言うと、私が入院させた。
その入院からいろんなことを改めて教えて頂いた。
正確に言うと、私が入院させた。
その入院からいろんなことを改めて教えて頂いた。
胃ろうを入れていたが、ほとんど使っていなかった患者さん。
胃ろうの周囲ないし腹壁に膿瘍ができ、
腹膜炎併発の可能性もあり緊急入院。
お腹の炎症が治まり、さあ退院という前日に高熱が出た。
今度の発熱の原因は、誤嚥性肺炎だった。
パクパク食べ過ぎるかただが、そこで、食事は完全ストップ。
水もダメだと言われたらしい。
誤嚥性肺炎を起こしたのは、入院というストレスと
食事のケアが悪いから。
本人は帰りたがっていると聞いた。
肺炎はそこそこに、家に帰るように言った。
病院では、一生食べたらいけないと言われた。
誤嚥性肺炎を起こすからだ。
嚥下内視鏡をしたら、誤嚥していると。
まあそんなことしなくても、分かるのだが。
本人は、死んでもいいから食べたいといっているそうだ。
私も家に帰った瞬間から食べさせる。
生きるとは食べることだから。
誤嚥性肺炎は、治る人は治るし
治らないひとは治らない。
だから食べていいんです。
今回の入院で分かったこと。
1)病院と在宅では、食べることに関して見解が真反対
2)看護やケアのレベルが、在宅のほうが格段に高い
3)病院の看護師のプライドが格段に高い
4)病院の空調などのアミニテイの悪さで、入院患者は病気になる
5)入院のおかげで、家族はゆっくり休めて良かった
6)入院したほうが、食費が安かった。
7)介護していた配偶者の仕事が無くなり、少し太った
8)本人の介護で入っていたヘルパーが配偶者の服薬管理を
していたが、入らなくなって配偶者の服薬管理が無くなった。
9)その結果、配偶者の血圧が200まで上昇した。
10)在宅と入院の差が天と地くらい、全く違う世界であることが
あらためて分かった。
入院するということは凄いことだ、
あちこちに影響が出てくる。
それでも必要な時には入院してもらう。
小異を捨てて大同を拾う感じか。
胃ろうの周囲ないし腹壁に膿瘍ができ、
腹膜炎併発の可能性もあり緊急入院。
お腹の炎症が治まり、さあ退院という前日に高熱が出た。
今度の発熱の原因は、誤嚥性肺炎だった。
パクパク食べ過ぎるかただが、そこで、食事は完全ストップ。
水もダメだと言われたらしい。
誤嚥性肺炎を起こしたのは、入院というストレスと
食事のケアが悪いから。
本人は帰りたがっていると聞いた。
肺炎はそこそこに、家に帰るように言った。
病院では、一生食べたらいけないと言われた。
誤嚥性肺炎を起こすからだ。
嚥下内視鏡をしたら、誤嚥していると。
まあそんなことしなくても、分かるのだが。
本人は、死んでもいいから食べたいといっているそうだ。
私も家に帰った瞬間から食べさせる。
生きるとは食べることだから。
誤嚥性肺炎は、治る人は治るし
治らないひとは治らない。
だから食べていいんです。
今回の入院で分かったこと。
1)病院と在宅では、食べることに関して見解が真反対
2)看護やケアのレベルが、在宅のほうが格段に高い
3)病院の看護師のプライドが格段に高い
4)病院の空調などのアミニテイの悪さで、入院患者は病気になる
5)入院のおかげで、家族はゆっくり休めて良かった
6)入院したほうが、食費が安かった。
7)介護していた配偶者の仕事が無くなり、少し太った
8)本人の介護で入っていたヘルパーが配偶者の服薬管理を
していたが、入らなくなって配偶者の服薬管理が無くなった。
9)その結果、配偶者の血圧が200まで上昇した。
10)在宅と入院の差が天と地くらい、全く違う世界であることが
あらためて分かった。
入院するということは凄いことだ、
あちこちに影響が出てくる。
それでも必要な時には入院してもらう。
小異を捨てて大同を拾う感じか。
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この記事へのコメント
アピタルブログで長尾先生が述べておられる病院看護師と訪問看護師の交替実習って
実現出来たらほんとうに有益そうですね! そのためにはどんな方法があるのですか。
機関紙「教育医療」11月号に(日野原先生が理事長のライフプランニングセンター発行) 専門職セミナーのお知らせが載っていました。
関心ある看護師さん達に情報提供させていただければと思います。
LPCセミナー 「看護が変わる 医療が変わる」
■日時・・・12月15日(土) 13:00~16:00 参加費¥3000 要申し込み
■場所・・・聖路加看護大学 アリスセントジョン・メモリアルホール
■プログラム
【講演】講師(ご存じの方ばかりでしょうから経歴略)
日野原重明氏「看護の時代、そしてその先へ」
川島みどり氏「看護と介護の連携の力」
石飛幸三氏「終末期における胃瘻から考える平穏死」
【鼎談】「国民と創る新たな医療 ~医療・看護・介護のパラダイムを越えて」
日野原先生が東日本大震災の1ケ月後に「これからは看護の時代」とメッセージを発信。
思いを同じくするこの3氏で、日本看護協会出版会から『看護の時代』という本を出版なさり
「看護が変わることで医療全体が変わる」ことを呼びかけるセミナーのようです。
対象は、医師、看護師、保健師、介護支援専門員、それに関わる教育職など。
築地市場はすぐそば。美味しいお鮨を楽しんだり、場外市場でお正月用品も買えます!
Posted by 梨木 at 2012年11月03日 11:34 | 返信
主人が脳梗塞で要介護5です 71歳。
体を揺すったり、声をかけると目を開けますが
見えてないようです
倒れた日に救急車で運ばれた西宮市協立脳外科で、
鼻腔栄養の管で栄養を入れています
今は、2番目の病院で療養型だが次の病院が空くのを待つじょうたいです
今の病院で言われたことは 「こういう人は 半年から一年以内に50%が死にます」 です
心房細動型脳梗塞だったので
次の転院先は北摂中央病院に決まっています
そこでは胃瘻手術を言われるかも知れないらしいです。
先生の平穏死の本を読ませて貰いました。
胃瘻に造り変える意味があるのでしょうか?
Posted by 今井禎子 at 2012年11月05日 11:46 | 返信
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