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今日も脱北
2012年12月27日(木)
末期がんの患者さんに最期まで抗がん剤を打つのが、がん拠点病院の方針。
そこから逃げるには、自力で脱北しかないのががん拠点病院の現状だ。
自分で逃げない限り死ぬまで抗がん剤を打たれるぞ!後で文句を言わないでね。
そこから逃げるには、自力で脱北しかないのががん拠点病院の現状だ。
自分で逃げない限り死ぬまで抗がん剤を打たれるぞ!後で文句を言わないでね。
体重減少で入院した病院で、たまたま全身に転移している末期がんが見つかった。
たまたま、そこが、がん拠点病院だった、そうだ。
入院しているうちに寝たきりになった。
痩せて食事もとれず、ガリガリになった。
それでも、抗がん剤を打とうとするのが、がん拠点病院。
家に帰りたがる患者さんに、間違った説明ばかりをする。
「嘘の説明」と言ったほうが正しい。
患者さんが家に帰りたいと言っても、
在宅医に紹介することはまずない。
「がん拠点病院と在宅医は価値観が違うから」がその理由だそうだ。
ホスピスになら紹介状は書く。
それががん拠点病院の口癖。
患者さんは家に帰りたがっている。
しかしがん拠点病院は簡単には家に帰さない。
退院調整や退院支援で、たっぷり診療報酬を取ってから地域に帰さないと
上層部から怒られるという。
酷い話だ。
患者さんのためのがん医療、ではなく、
がん拠点病院のためのがん医療。
相談に来られるご家族に説明するには、やはり「脱北」という言葉しか、みつからない。
さらに、がん拠点病院の緩和医療は無茶苦茶だ。
いつも、理解不能な麻薬の処方で帰ってくる。
なんじゃこりゃ!
訳のわから麻薬処方ばかり。
緩和医療のイロハのイの字も知らないのに
抗がん剤だけは、最期まで打ちたがる医者の顔を見にいきたい。
患者のためと言いながら、自分のデータ取りのためなのは、ミエミエだ。
ああ、これって医療じゃないよー
医療という名の拉致、犯罪だ。
こうした被害者を続々と生みだしている、がん拠点病院。
自分の病院全体ががんである自覚が全くない。
がん拠点病院には、反省やこうした声に耳を傾けようという姿勢は全く無い。
がん医療の中で一番エライというプライドだけで、抗がん剤を最期まで打つ。
こんな相談や、脱北が日常茶飯事なのは、異常だと思う。
うちの訪問看護師も、よく泣いている。
患者さんが可哀そうだ、と。
老衰で自宅で看取るはずだったおじいちゃんは、長女が高いお金を払って
自宅から離れた、地元ではチョー評判の悪い老人ホームに入れられた。
そこで発熱しただけで今度は近所で評判の悪い老人病院に送られた。
入院したらすぐに、IVH(高カロリー輸液)が挿入された。
ご家族は、「IVHを止めて欲しい」と相談に来た。
しかしもう誰もその病院のIVHを止められない。
なんで、俺はそんな相談ばかり、毎日受けているのか?
自分でもよくわからないが、おかしなことになっている。
そもそも、大切な親を、そんなところに入れる前に
どうして拙書2冊を読んで、勉強してくれないのかな?
そこに入院してからでは、もう遅いよ。
出るとすれば「脱北」しかないんだよ!
何度言えば、分かってくれるのかな。
・救急車を呼ぶ意味を考えよう。
・老衰の終末期でのIVHは最悪の選択。
こんな単純なことを、国民にどう伝えればいいんだろう。
あまりにもヒドイ医者をどう教育しなおせばいいのだろう。
患者やご家族ののみなさんへ。
大切なひとが大変なことになってから、
自分のイメージと違うことになってから、
陰で文句を言ったり、あちこち相談に回ったり、
ひとを頼って、そこで泣いてばかりいないで、
少しは本気で、怒ってくださいね!!!
あるいは、少しは自分で勉強してくださいね!!!
そのために、一生懸命、2冊の本を書いたんだから。
せめて2冊の本を読んでから、私に相談してね。
本を読んでくれって言っているのは、儲けるためじゃない。
印税は、1円残さず、被災地の子供に寄付してるから
変な誤解はしないでね。世の中、誤解するひとが多いから。
一人でも間違った終末期医療で悲しむ人を減らしたいから。
一人でも多く、満足・納得できる最期をおくってほしいから。
私が毎日、書いているのは、ただそれだけの理由。
でも単純なことが、全然、伝わっていなくて私も哀しいよ。
毎日、泣いて相談に来るひとが絶えない日本の医療界。
患者よ、家族よ、
しっかりしてくださいね。
本気で怒らないと医療はいつまでも変わりませんよ!
本で勉強して、自分の頭で考えないと後悔しまっせ!
せめて私の2冊の本を読んでから、相談してくださいね。
たまたま、そこが、がん拠点病院だった、そうだ。
入院しているうちに寝たきりになった。
痩せて食事もとれず、ガリガリになった。
それでも、抗がん剤を打とうとするのが、がん拠点病院。
家に帰りたがる患者さんに、間違った説明ばかりをする。
「嘘の説明」と言ったほうが正しい。
患者さんが家に帰りたいと言っても、
在宅医に紹介することはまずない。
「がん拠点病院と在宅医は価値観が違うから」がその理由だそうだ。
ホスピスになら紹介状は書く。
それががん拠点病院の口癖。
患者さんは家に帰りたがっている。
しかしがん拠点病院は簡単には家に帰さない。
退院調整や退院支援で、たっぷり診療報酬を取ってから地域に帰さないと
上層部から怒られるという。
酷い話だ。
患者さんのためのがん医療、ではなく、
がん拠点病院のためのがん医療。
相談に来られるご家族に説明するには、やはり「脱北」という言葉しか、みつからない。
さらに、がん拠点病院の緩和医療は無茶苦茶だ。
いつも、理解不能な麻薬の処方で帰ってくる。
なんじゃこりゃ!
訳のわから麻薬処方ばかり。
緩和医療のイロハのイの字も知らないのに
抗がん剤だけは、最期まで打ちたがる医者の顔を見にいきたい。
患者のためと言いながら、自分のデータ取りのためなのは、ミエミエだ。
ああ、これって医療じゃないよー
医療という名の拉致、犯罪だ。
こうした被害者を続々と生みだしている、がん拠点病院。
自分の病院全体ががんである自覚が全くない。
がん拠点病院には、反省やこうした声に耳を傾けようという姿勢は全く無い。
がん医療の中で一番エライというプライドだけで、抗がん剤を最期まで打つ。
こんな相談や、脱北が日常茶飯事なのは、異常だと思う。
うちの訪問看護師も、よく泣いている。
患者さんが可哀そうだ、と。
老衰で自宅で看取るはずだったおじいちゃんは、長女が高いお金を払って
自宅から離れた、地元ではチョー評判の悪い老人ホームに入れられた。
そこで発熱しただけで今度は近所で評判の悪い老人病院に送られた。
入院したらすぐに、IVH(高カロリー輸液)が挿入された。
ご家族は、「IVHを止めて欲しい」と相談に来た。
しかしもう誰もその病院のIVHを止められない。
なんで、俺はそんな相談ばかり、毎日受けているのか?
自分でもよくわからないが、おかしなことになっている。
そもそも、大切な親を、そんなところに入れる前に
どうして拙書2冊を読んで、勉強してくれないのかな?
そこに入院してからでは、もう遅いよ。
出るとすれば「脱北」しかないんだよ!
何度言えば、分かってくれるのかな。
・救急車を呼ぶ意味を考えよう。
・老衰の終末期でのIVHは最悪の選択。
こんな単純なことを、国民にどう伝えればいいんだろう。
あまりにもヒドイ医者をどう教育しなおせばいいのだろう。
患者やご家族ののみなさんへ。
大切なひとが大変なことになってから、
自分のイメージと違うことになってから、
陰で文句を言ったり、あちこち相談に回ったり、
ひとを頼って、そこで泣いてばかりいないで、
少しは本気で、怒ってくださいね!!!
あるいは、少しは自分で勉強してくださいね!!!
そのために、一生懸命、2冊の本を書いたんだから。
せめて2冊の本を読んでから、私に相談してね。
本を読んでくれって言っているのは、儲けるためじゃない。
印税は、1円残さず、被災地の子供に寄付してるから
変な誤解はしないでね。世の中、誤解するひとが多いから。
一人でも間違った終末期医療で悲しむ人を減らしたいから。
一人でも多く、満足・納得できる最期をおくってほしいから。
私が毎日、書いているのは、ただそれだけの理由。
でも単純なことが、全然、伝わっていなくて私も哀しいよ。
毎日、泣いて相談に来るひとが絶えない日本の医療界。
患者よ、家族よ、
しっかりしてくださいね。
本気で怒らないと医療はいつまでも変わりませんよ!
本で勉強して、自分の頭で考えないと後悔しまっせ!
せめて私の2冊の本を読んでから、相談してくださいね。
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この記事へのコメント
他人の事を、左翼だなんて、言っておきながら、長尾先生も過激ですね。
長尾先生の御本は、せいぜい、広めておきますから、あんまり、病院の悪口はブログでは言わない方が良いのではと、心配します。
例えば、高級ホテルなんかの講演会で喋るのは良いと、思いますけど。
長尾先生が、ヒットマンに刺されたら、長尾クリニックの皆さんも、困ると思います。
Posted by まのさよ at 2012年12月27日 02:31 | 返信
がん拠点病院は、病気を「観る」ところであり、患者を「診る」ところではないことを覚悟して行かなければならないのではないでしょうか。
私は、お金もかかり時間も費やしますが、治療を受ける前に 2nd Opinion, 3rd Opinion は得るべきだと思います。そして、それは一人ではなく家族が一緒に病院をまわり、納得した上で、病院を選び、治療を開始するべきだと考えます。
選ぶ病院を、大きくて、建物が立派で、ブランド名があることが「絶対に良い」かどうかは・・・長尾先生を始め、他の先生も書かれているブログなどで、垣間見ることができるように思います。
ドクターによって、意見は異なるものですね。
多くの医療関係者の意見を聞き、患者と家族は知識を身につけるべきです。
残念ながら、年老いた方にとって、長時間本を読んだり、最新のネット検索することは容易ではありません。 若い家族の助けは必須です。
私は親のがん治療を通じて、少しずつですが知識を得ています。学ぶことは武器です。それは親だけでなく、いつか来る自分自身のためでもあり、自分よりも若い人へ未来を託すためにもなると信じています。
若い人の知識によって、医療も換わるかもしれません。知識は、いつの日かの、世の中を変えることでもあると思います。
Posted by よしみ at 2012年12月27日 10:55 | 返信
何と、過激な事を仰ると、思いましたけど、中村仁一先生の「大往生したけりゃ、医療とかかわるな」と同じ意味ですね。
中村仁一先生が、やんわり書いていらっしゃることを、ハッキリ書いただけのことなんだ。
Posted by まのさよ at 2012年12月27日 11:17 | 返信
長尾先生こんばんわ。昨日は中村勘三郎さんのご葬儀でしたね・・・私は歌舞伎は見たことないのですが、20代のはじめに勘三郎さんの演じた福沢諭吉のドラマに感動して、今日に至ってます。日本の宝である存在であったのでできるだけの治療をされたのでしょうが、勘三郎でなければ、長尾先生の所で最後まで思う存分役者論議に花を咲かせられたのかな・・・満開の花のうちに散るのも人生。枯れ木に水を注ぎながらの医療は・・・私も勘三郎さんのように太陽の人になれて人生を終えられる人であれるようになるたいです。合掌・・・
Posted by 中野志乃 at 2012年12月28日 09:36 | 返信
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