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お医者さんに「平穏死」の講義
2013年01月27日(日)
昨夜は、偉いお医者さん対象に「平穏死」の講義をさせていただいた。
昼間は市民150人対象に2時間講演したが、さすがに同業者が対象
となるとちょっとやりにくいが、一生懸命話をさせていただいた。
昼間は市民150人対象に2時間講演したが、さすがに同業者が対象
となるとちょっとやりにくいが、一生懸命話をさせていただいた。
市民は、「平穏死・・・」や「大往生・・・」の本を良く読んでよく知っている。
一方、偉いお医者さんは、それらをまったく知らなかった。
私が本を出していることも、中村仁一先生の大往生も、全く知らない。
「聞いたことがないなあー」とのこと。
良く勉強している市民と
全く知らない偉いお医者さんとで、
どう話を変えるか悩ましいところだ。
懇親会では、いろんな質問を頂いた。
「安楽死のことやけどなー」と話しかけられたが、
安楽死の話はしていない。
「あんたは尊厳死や安楽死っていうけどな・・」と言われても、
尊厳死と安楽死は別物であるところから説明しなくてはならない。
今日も、別の会合で、偉い先生から
「あんたの書いている安楽死の本やけど・・・」と話しかけれた。
安楽死の本など、書いていないのだが・・・
もしかしたら、偉いお医者さんのほうが。尊厳死や平穏死のことを
一般市民より知らないのでは?なんて気がしてきた。
ちょっと信じられないかもしれないが、率直な感想だ。
あの大往生の本を、誰も知らないなんて・・・
昨夜はさらに、納棺体験の話もした。
医者たるもの、一度は納棺体験をすべきだと、説いた。
見るとやるとでは大違い。
看取るものは、一度は看取られるひとの立場に身をおくべきだ。
本当は、医学部1年生全員に、1時間の納棺体験をしてから
解剖実習に入るべきだ。
医科大学には、死生学を教える機会が無い。
まして納棺体験をしようなんて教官はいない。
しかし時には、死から生を見つめることも大切だ。
仮想の死から、生を考え直してもいいと思うのだが。
そんな余談をしながら、2次会、3次会と流れていった。
一方、偉いお医者さんは、それらをまったく知らなかった。
私が本を出していることも、中村仁一先生の大往生も、全く知らない。
「聞いたことがないなあー」とのこと。
良く勉強している市民と
全く知らない偉いお医者さんとで、
どう話を変えるか悩ましいところだ。
懇親会では、いろんな質問を頂いた。
「安楽死のことやけどなー」と話しかけられたが、
安楽死の話はしていない。
「あんたは尊厳死や安楽死っていうけどな・・」と言われても、
尊厳死と安楽死は別物であるところから説明しなくてはならない。
今日も、別の会合で、偉い先生から
「あんたの書いている安楽死の本やけど・・・」と話しかけれた。
安楽死の本など、書いていないのだが・・・
もしかしたら、偉いお医者さんのほうが。尊厳死や平穏死のことを
一般市民より知らないのでは?なんて気がしてきた。
ちょっと信じられないかもしれないが、率直な感想だ。
あの大往生の本を、誰も知らないなんて・・・
昨夜はさらに、納棺体験の話もした。
医者たるもの、一度は納棺体験をすべきだと、説いた。
見るとやるとでは大違い。
看取るものは、一度は看取られるひとの立場に身をおくべきだ。
本当は、医学部1年生全員に、1時間の納棺体験をしてから
解剖実習に入るべきだ。
医科大学には、死生学を教える機会が無い。
まして納棺体験をしようなんて教官はいない。
しかし時には、死から生を見つめることも大切だ。
仮想の死から、生を考え直してもいいと思うのだが。
そんな余談をしながら、2次会、3次会と流れていった。
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この記事へのコメント
看取りの対応をする施設を運営しながら 家族から「どうか穏やかに過ごさせてください。」という希望を受けながら、「そうはいってもなにもしないわけにはいきませんから・・・」と医師。なにかか食い違っている毎日です。結果、輸血、点滴、中心静脈栄養、経鼻経管栄養・・・。そばで介護にあたる職員は苦悩の日々です。私たち職員は 「平穏死」についての議論を毎日戦わせています。「先生、ご家族はこのまま自然に・・・とのご意向のようです」 日々 ご家族の想いをドクターに伝わるように言葉を選び代弁しています。医療に携わる者は自分の最期についてを考える時間を必ず持つべきだと思います。「死生観」について考えることから、、今のやるべきことがみえるのだと思います。まだまだ、上から目線の医師が多い現実。これから訪れる多死の時代に、長尾先生のように一人ひとりの想いに寄り添える先生が一人でも多くなることを願っています。
Posted by cyonkunママ at 2013年01月29日 11:27 | 返信
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