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平穏死病院が増加中

2013年02月09日(土)

平穏死は、在宅だけのものではない。
平穏死できる病院も増えている。
平穏死に目覚めた病院長や病院経営者が増えてきている。
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平穏死を取るか、経営を取るか、
病院経営者にとっては悩ましい選択ではないのか?

平穏死されたら、お客さんがいなくなるのが、病院の抱えるジレンマ。
しかし経営より、人間の尊厳を優先する病院が増えている。

日刊スポーツに書いたとうりだ。
http://www.drnagao.com/pdf/media/otherpaper/nikkansp130208.pdf

医療界は少しずつ変わりつつある。

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この記事へのコメント

あるセミナーの報告・・・事前指示書の準備と効力

今日は東大で開かれた「もしもの時のための『事前指示書』講座」を覗きに行きました。
東大医療政策実践コミュニティ主催だったので、なにか医療政策的なことも聴けるかなあと
期待して参加したのですが、「事前指示書とは?」から始まる分かりやすい初級コースでした。
でもスライドの一枚に長尾先生の平穏死の本と、石飛先生、中村先生の本が 
3冊並んで紹介され(こういう傾向を実現するためには前もっての意思表示が必要…という流れ)
しかし事前指示書へ誘導することはなく、情報提供、啓蒙なのが良かったです。
30名の定員でしたが、リビングウイルという言葉は知っていても、実物を見たことは無い
という方達が多く、机上に並べられたいろいろなサンプルを見比べておられました。

面白かったのは、番号を振った事前と事後の2部のアンケート用紙が配られ
提出させられたこと。ちなみに参加費無料。
後で受講前→受講後で気持ちの変化を分析されるんですね、きっと。

この会は在宅医・救急医・行政(元救急医)・メディア・医療関係出版人など
多くの分野の方達が集まって行っている勉強会なんだそうで
市民向けにセミナーを企画して下さる活動を有難く思いました。

救急医達のお話も伺い思ったのは、事前指示書を書くのは簡単でも、それを全うするのは
(特に突然救急搬送されたような場合には)、はっきり言ってなかなか難しそうということ。
この処置が「救命」なのか「延命」なのか、その時点では本人・家族も理解できないし
時間的余裕もない。一度つけた装置の中断についての議論が深まれば
all or nathing で治療を選ばなくても良くなるのに、という想いが深まった2時間でした。

Posted by 梨木 at 2013年02月10日 12:34 | 返信

先生のブログ、著書を読んでおり、自分自身の年齢、病気を考え
これからの毎日を生きる参考にさせていただいています。
ありがとうございます。

Posted by 角元敬治 at 2013年02月10日 10:54 | 返信

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