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急性期病院のお医者さん、看護師さんへ
2013年02月24日(日)
だから私は嫌われるのでしょうが、「敢えて」書いています。
毎日、毎日、メールや手紙やFAXで、全国の知らない人から急性期病院の相談があるから。
医学の発達とは細分化と高度化。
細分化すればするほど、
高度化すればするほど、
全体が見られなくなる。
これは、必然であり、
根本的な運命でもある。
辛いことだ。
急性期病院は、人の命を救うところ。
もの凄く苦労されて、頑張っている。
しかし時に、患者さんや家族のニーズとマッチしていないこともあるのも事実。
それが増えてきているのも事実。
連携、連携と、呪文のようにどこに行っても言われるが、
上層部ですら連携の本当の意味をまったく分かっていない。
すなわち、
患者さんのために連携か、
医療者のための連携なのか。
私ももし急性期病院に移ったら、同じことを言われるのだろう。
しかしそろそろ、急性期病院が抱える「ジレンマ」を
思いっきり、外に吐き出す時が来ているような気がする。
なに?
吐き出すものなんて無い!?
なら、いいのですが・・・
おせっかいというものかも。
アホな町医者の戯言だと聞き流していただければいいです。
こんなちっぽけな町医者が見たことだけを書いているので
普遍性もエビデンスも何も無い世界を、毎日、描いている。
それを楽しみにしている、やや自虐的な急性期の方もおられるようですが。
それにしても医療界は広い。
私は急性期病院の方にこそ、もっと聞いて欲しい。
こんな急性期病院があった。
「長尾先生、うちの病院の悪口だけを2時間話してくれ。
誉める話は一切要らないから」
言われたとうり、2時間、悪口を言い続けた。
喜んで頂き、もう一度呼ばれた。
「もっと悪いところをみんなの前で言ってくれ」とのこと。
その病院はその後、飛躍的に伸びた。
素晴らしい首脳陣であると感心した。
同じ医療者なので価値観を共有したい。
それが患者さんのためになるだろうから。
ただそれだけ。
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この記事へのコメント
看護学校を卒業し、急性期病院一筋18年となります。就職してから数年間はICUで、管理の方法のトレーニングを受け、循環、呼吸管理の面白さを味わいました。身内の介護、死に接する機会を得て、初めて、看護の真髄について、考えるようになってきました。昨年十二月に、看護協会主催の退院支援の衛生通信研修を受講させて頂き、長尾先生のお叱りの言葉が、私にとって看護人生の改革のきっかけとなりました。長年の固い思考をほぐすには、時間がかかります。次年度から、十数年ぶりに新人教育係りとなります。救命には管理の視点は必須です。並行して、生活者視点の看護について、新人看護師といっしょに学んでいきたいと思ってます。今後も、パワフルな長尾先生のご活躍を楽しみにしております。
Posted by K.H at 2013年02月24日 08:10 | 返信
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