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PM2.5よりタバコの煙

2013年03月02日(土)

患者さんからPM2.5に関する質問をよく受ける。
花粉症の季節にさらに厄介な微粒子が飛びまわっているのだ。
しかしタバコの煙に比べたら大したことではないのだが・・・

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タバコ産業の圧力で、事実は報道されない。

しかし、テレビで報道されたのだ。
実は私も見ていたが、拍手喝さい物だと思い見ていた。

福島の被曝も同様。
タバコの煙による被曝に比べたら、ひとケタ以上下だ。

だから、PM2.5も放射線被曝も許容されると言っているのではない。
冷静な事実として、多くの人に知っておいてほしいのだ。

以下、タバコのMLに流れてきた九州のお医者さんの投稿から
転載させていただく。

岡山に向かう電車の中で書いている。
神戸と岡山は30分。そのうち半分がトンネル。
近すぎて、ブログが1本しか書けない。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

金曜日夕方18時からの福岡毎日放送のニュースで中国の高い濃度のPM2.5、福岡県への越境汚染、タバコもPM2.5という内容で放映されました。

23時からのNEWS23にその一部「屋外の『70』を怖がるんだったらば、タバコを吸っている喫茶店の『700』の方を怖がってほしいと思います」

というコメントが放映されました(全国放映だったので、東京の従兄から「ビックリしたばい」とメールが来ました)。

 

NEWS23は一部だったので、「喫茶店」と発言した理由が分かりにくかったと思います。

喫茶店の喫煙区域のPM2.5は北京並み、禁煙区域は外出自粛レベルであることをグラフで示したからでした。

1週間限定で、下記から福岡で放映されたフルバージョンが見られますので、ぜひ、ご覧下さい。

http://rkb.jp/news/news/12672/

 

喫茶店に限らず、喫煙が行われている飲食店、居酒屋、パチンコ等、すべて避けた方が良いです。

自治体としても、禁煙のお店を推奨する制度を推進して欲しいと思います。

次年度の調査項目として精査していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

以下、福岡で夕方のニュースで放映された内容です。

  ↓

中国から日本に大気汚染物質が飛来し、その影響で、PM2.5の濃度が上昇しているのではないか。

そんな不安が広がっています。

大気中の濃度も気になりますが、私たちの身近なところに、PM2.5の濃度が極めて高い場所があることがわかりました。

オフィスなどでタバコを吸う喫煙スペースです。

 

●市民

Qマスクをする理由は?

「花粉症の予防ですね。それとあと、PM2.5が心配なので、その両方で」

「不安ですよ、やっぱり。子供もいるんですけど、外で遊ばせたいけど、ちょっと空を見上げながら、きょうはどうなんかなみたいな…」

 

中国の深刻な大気汚染。

その中に含まれる大気汚染物質・PM2.5が日本に流れ込んでいるのではないか。

そんな不安が広がっています。

今年の1月と2月の観測結果を見てみると、福岡市でPM2.5の大気中の濃度が環境基準を超えたのは、4日でした。

これに対し、去年の1月と2月の2か月で環境基準を超えたのは、今年より多い7日でした。

福岡市で観測が始まったのはおととしからで、長期間のデータはありませんが、国境を越えた大気汚染の問題は、きのう、きょう、始まったものではないと専門家は指摘します。

 

●九州大学・竹村俊彦准教授

「中国の大気汚染っていうのは、21世紀に入った頃から問題になり始めまして、越境大気汚染っていうのは、実は科学的な観測では、10年以上前からとらえられていまして」

今年、この問題が注目されるようになったのは、中国のこんな事情があります。

北京にあるアメリカ大使館は、2008年から独自に大気を測定し、PM2.5のデータを公表しています。

その数値は、中国当局の発表より高く、中国側は「内政干渉だ」と反発していました。

 

●中国外務省・劉為民報道官

「大気の観測と発表は公共の利益に関わる問題で、中国政府の権限に属するものだ。(日本語訳)

そんな中、中国の市民の環境意識が高まり、アメリカ大使館発表のデータを基に、PM2.5の問題が、中国の内外でにわかにクローズアップされています。

日本ではおととい、環境省が、1日平均のPM2.5の値が環境基準の2倍の1立方メートルあたり70マイクログラムを超えた時に、外出を控えるよう注意喚起するという暫定的な指針を決定しました。

この値をどう見ればいいのか、専門家に聞きました。

 

●産業医科大学・大和浩教授

「何日かの暴露であれば、そんなに、健康な人であれば、そんなに敏感になる必要はないですけれども、ぜんそくの患者さんですとか、過敏症の患者さんなどは、やはり注意した方がいいと思います。過剰に反応する必要はないと思います。ですから、過剰に反応してほしいのは、タバコを吸われている屋内に行かないということですよ」

PM2.5は、草木や化石燃料などが燃えたときに発生するもので、タバコの煙も、その1つです。

特に、喫煙ルームでは数値が高くなるということで、どれくらいの値になるのか測定してみました。

●今林記者

「こちらの機械では、PM2.5の値を測定することができます。福岡市早良区、空が若干、かすんでいて、1立方メートルあたり50マイクログラム前後を表示しています。それが、建物の中にあるこちらの喫煙ルーム、入っていくと、値はどんどん上昇していきます。先ほどの外の10倍近くにまで達しました」

大和教授は、1つのフロアで分煙してる喫茶店で、PM2.5の値を測定してみました。

喫煙室の濃度は、1立方メートルあたり数百マイクログラムで、ひどい時の北京並みでした。

一方、禁煙室で測ったところ、隙間からタバコの煙が流れ込み、禁煙とは言うものの、70マイクログラム程度の値が確認されました。

外出を自粛するなどの注意を呼びかける国の暫定指針の基準と同じです。

 

●産業医科大学・大和浩教授

「例えば、タバコを吸われている喫茶店は、700マイクログラム・パー・立方メートルぐらいあります。北京の一番ひどい日と同じぐらい高いです。だから、私は、怖がる所が違うんじゃないかと思います。屋外の『70』を怖がるんだったらば、タバコを吸っている喫茶店の『700』の方を怖がってほしいと思います」

国境を超えて大気汚染物質が流入する越境汚染への関心が高まっていますが、私たちの身近なところにも、タバコの煙というPM2.5の発生源がありました。

 

※スタジオ

 

●川上キャスター

へー!ちょっと驚いちゃいましたけれども。

●池尻キャスター

タバコを吸う方は、ちょっとびっくりですよね。

●川上キャスター

禁煙室とか、禁煙席とかありますけど、完全に壁で境を作っとかないと、かなり影響があるということですよね。

●池尻キャスター

そうですよね。

 

室内だからと言って、安心ではないということですね。


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この記事へのコメント

少し前の事ですが、父の病院の付き添いのために早く家を出たので駅の構内にある喫茶店にモーニングを食べるために飛び込んだんですが、その喫茶店の空気がまさにこの北京の様子だったんです。
この店には禁煙席は無く、サラリーマンの方が多かったせいかほとんどの方がタバコを片手にパンとコーヒーを食べておられるんです。店内は煙って白くなっています。私は一瞬で気分が悪くなりました。お水を持ってこられたウェイターさんに「すみませんお店を間違えました。」と言って足早に店を出て、反対方向にある「全席禁煙」と表示されたお店に入り直してほっとしました。
阪急梅田駅の構内です。構内の端と端にこうも両極端のお店があることに驚きを隠せませんでした。

Posted by チズ at 2013年03月02日 02:26 | 返信

海を越えて飛来するPM2.5より、隣でふかしてるタバコの煙のほうが余程高濃度。
やはりそうでしたね。でも、そんな事はお構いなしというか、聞く耳持たないのが喫煙者というものです。
私の父は3年前に膀胱癌になり、そちらは現在小康を得ていますが、昨年末に黄疸が見られたことから急きょ検査したところすい臓がんが見つかりました。御多聞に漏れず症状が出てからのすい臓がんは既に手術の出来る段階ではなく、抗がん剤を開始して2か月になります。
予後の悪さを知ってか知らずか、こんな状態でもタバコの量は全く減りません。それどころか晩酌も相変わらず欠かしません。それどころか、タバコの話をしようものなら「タバコが原因と決まったわけじゃない」だの、「タバコは生きがい」だのと全く聞く耳を持ちません。こんな無茶苦茶を言わせてしまうのがタバコの持つ強い習慣性・依存性の怖さです。
本人のQOLを考えたとき、いまさら禁煙・禁酒してもそれほど余命には関係ないであろうことも考えると、もう何も言わないことにしています。これだけ自制が効かないと、いざ抗がん剤が効かなくなって喫煙もできず、飲酒もできなくなった時のうろたえぶりが目に見えるようで「平穏死」の話などできそうにありません。最後はセデーションのコースを辿りそうです。
だいぶPM2.5とタバコの話から逸れましたが、喫煙は発がんリスクを何倍にも増大させます。それがわかっていても、がんになってもやめられないのがタバコです。本人だけでなく周りのみんなを巻き込むタバコです。

Posted by 愚息初号機 at 2013年03月03日 11:08 | 返信

嫌煙家の方は煙草のことになると、なんで冷静に物事を考えられなくなるんですかね?

>何日かの暴露であれば、そんなに、健康な人であれば、そんなに敏感になる必要はないですけれども、ぜんそくの患者さんですとか、過敏症の患者さんなどは、やはり注意した方がいいと思います。過剰に反応する必要はないと思います。ですから、過剰に反応してほしいのは、タバコを吸われている屋内に行かないということですよ

『何日かの暴露であれば、そんなに、健康な人であれば、そんなに敏感になる必要はないです』のすぐ後に『過剰に反応してほしいのは、タバコを吸われている屋内に行かないということですよ』という文章。

何日かの暴露を気にしなくていいと書いておきながら、数十分、長くても数時間だと想定されるタバコを吸われている屋内を気にしろというのは、完全に矛盾しています。

喫煙可能な喫茶店に自ら入っておきながら、平気で不満をたれる厚顔無恥な態度も私には理解できません。

個人の好き・嫌いなので、煙草が嫌いなのは仕方がありません。
ただ、無茶苦茶な理論で煙草叩きをするのは、不快なのでやめていただきたい。

Posted by 嫌嫌煙 at 2013年03月23日 01:30 | 返信

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