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仁ちゃん語録
2013年03月05日(火)
自分自身がずっと思ってきたことを、全部、ズバっと斬ってくれた仁ちゃん。
そんな仁ちゃんの言葉は、ひとつひとつがとても重いことに気が付く。
●人生を往きと還りに分けて考える。
還りはトーンダウンするべき。
死ぬことを考えておくべき。
人間とゴンゴウクジラだけが
生殖を終えても長く生きる動物。
女性は排卵が無くなるので、分かりやすい。
しかし男性は分かりにくい。
交尾はできても、
精子は松葉ずえをついたり老眼鏡をかけている。
●医療は「限定利用」にとどめる。
決して全面否定しているわけではない。
生きものとしての賞味期限が切れても2つの役割がある。
1 老いる姿を見せると後続者が安心できる
2 死ぬ姿を見せることが大切
●もし「在宅死が苦しい」のなら
先祖はみんな苦しんで死んでいたことになる!
(これは至言)
●あとは焼き場に行くだけなのに、何故病院に行くのか?
何故怖がるのか。
行き先が違うじゃないか。
心のケアって何?
●「死」を視野に生きることで「生」が充実する。
医療によってマインドコントロールされている日本人。
医者の脅しに弱い。
病気や怪我は、医者や薬が治してくれるわけではない。
自然治癒力で治る。
機械はお助けマン、下支えにすぎない。
●治る人は治るし、治らない人は治らない。
自分で治す。
誤嚥性肺炎で死ぬのは当然。
薬を使っても死ぬ人は死ぬ。
●本人が治せないものが、他人に治せるわけがない。
(いいねえ!)
諦めが悪い。
現実には、治らない病気の方が多い。
本当は医学が発達したら、病気が減らないとおかしい!(たしかに・・・・)
現実には病気が増えている。
●薬に反応すれば治る。
しかし反応しなければ治らない。
ただそれだけ。
●熱は放置でいい。
発熱には意味がある。
細菌やウイルスは熱に弱い。
せっかく闘っているのに水をかけたらどうなるか。
熱は結果。
理由がある。
それなのに咳を止めたらダメ。
●痛み=体のサイン
痛み止めではなく、痛みを胡麻化しているだけ。
調子が悪けりゃ、じっとしとればいいだけ。
今の日本人は犬猫以下だ。
現代日本人は体のサインをキャッチする能力が無い。
いつもと違う時だけ医者に行けばいい。
学習しない。
親になれそうもない奴が子供を産んでいる。
●医療には、「不確実性」と「限界」がある。
やってみないとわからないのが医療。
医療は命を担保にしたバクチ。
勘三郎さんはバクチに負けた。
担当医は、「我々は勝ちに行きますから」と言ったが
賭けに負けた。
細木和子さんは凄い。
「あんた、地獄に落ちるわよ!」
それと同じで、やってみないと分からない。
●「老い」と「死」に、医療は無力。
iPS細胞など、
死にかけの高齢者に幻想を持たすのは罪。
医療を使ったほうがいい場合とは?
回復の可能性があれば医療を使った方がいい。
QOLが改善する可能性もある場合は使ったほうがいい。
●鬼のような家族。
死ぬ前に親を延命病院に放り込んで、
家族はいいことをしたと勘違いしている。
●検診や人間ドック。
還りを過ぎたら、受けない方がいい。
賞味期限は当日限り。
それを分かって受けるなら受けたほうがいい。
画像物と数字物があるが、
正常値とは健康な若者の95%が入る値。
80を超えて異常がないほうが「異常」。
●医療は主権在患
しかし、日本の患者は甘ったれ。
結果が悪くても文句を言わないで。
●医療とは障害行為。
強制わいせつ行為。
患者の承諾が大前提。
●患者の最善と医療者の最善は違うもの。
●医者は40歳も80歳も区別しない。
もし区別すると年齢差別と言われるから。
100歳に塩分制限8g以下をしている医療のおかしさ。
そんなものは自己責任、
自分で決めればいいだけ。
●第一、医者が守れないことを指導している。
「では、なんで指導するのか?」
「ワシは、患者じゃないけん!」
医療に生き方を合わせるのではなく、
生き方に合わせて医療を使う。
●年寄り=死にそこない。
自分が死んでも不思議ではないのに
親が死ぬことを考えない子供たちの滑稽さ。
●医療と介護
死ぬことは当たり前。
それを邪魔しないのが大切。
無用な苦痛を与えない。
●餓死、脱水、酸素欠乏、高炭酸ガス血症。
これらの言葉には、どこか悲惨な響きがあるが
死ぬ時には脳内モルヒネが出て、苦しくない。
死に時が来たから食べないのであって
食べ無いから死ぬのではない。
病院は「苦しめている」とは全く思っていない。
「いいことをした!」と勘違いしている。
極限状態では、脳内モルヒネが出るので苦しくない。
餓死や凍死。
炭酸ガスが貯まると気持ちがいい。
●自然に死んでみせる
人工栄養を拒否する。
点滴するものを飲ませると、家族は断る。
ただし逆はダメ。
●介護という拷問
介護者が食べさせてはいけない。
無用な苦痛を与えている。
その一口が迷惑!
●だから吐くしかない。
介護者は、苦しめてることに気がついていない。
鼻から管を入れての吸引=自分がやられてみろ!
「食べさせること」は良くない
食べさせられる=自分のペースでは無い、ということ。
●孤独死
あんなにいい死に方は無い。
一番の邪魔者である家族がいないから。
生き方は悪かったかもしれないが、一番いい死にかたはできる。
●「老い」を「病」にすり替えている
年寄りはどこか悪いのが正常。
検診で異常無しなら、精密検査が必要。
年寄りが骨スカスカになるのが正常。
年寄りは、慌てないことが大切。
地震と火事と財布を落とした時だけ慌てるといい。
年寄りは無理して寝なくていい。
もうじき、たかめてずっと寝られるから。
●楽に生きられるかどうか
同じ事実をどう受け止めるか。
楽に受け止めればいい。
●グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン
吸収されてその臓器にいくなんて、あり得ない。
多けりゃいいというモノではない。
●健康のためなら命もいらない
「健やかに老いましょう!」、の不思議。
「老い」とは、「健やかでないこと」。
●老人は人間ドックを受けない
自覚症状が無いひとは受けなくていい。、
●生活習慣病は、自業自得へのすり替え。
医者は生活習慣を変えられない。
そのストレスで早死にする。
フィンランドでは野放しの人の方が長生きするという報告。
●「闘病」してはいけない
●がんは老化
我々は未結の死刑囚。
年をとれば病気も寿命のうち
還暦になれば自分の人生を振り返る。
●余命6ケ月のエクセサイズ
喧嘩していたひとと仲直りする、謝ったらいい、
子供も一緒に。
●お通夜、エクセサイズ。
「後悔」を普段に活かせ。
ドラマを見せて死に方を話し合っておく。
地獄の苦しみを味あわせる。
死に行く姿を見せること、
しっかり死ぬことが、
老人の仕事。
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この記事へのコメント
中村先生は、いくらなんでも、生殖能力はお有りじゃ無いと思います。
それでも、皆が、有り難がって、お話を聞いているのですから、何かの価値をお持ちなんでしょう。
Posted by 大谷佳子 at 2013年03月05日 02:55 | 返信
中村仁一先生と久坂部羊先生との対談「思い通りの死に方」という本を読みました。
長尾先生がここにまとめておられることが載っている、生き方がとても楽になる本でした。
Posted by 匿名 at 2013年03月05日 04:40 | 返信
救急車を呼んだ家族はどう思っているんだろう?
75歳で旅立とうとしている人と救急隊員を苦しめて・・・
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013030500488
救急受け入れ36回断られる=25病院に、男性死亡-埼玉
今年1月、呼吸困難を訴えた埼玉県久喜市の男性=当時(75)=を搬送した救急車が、25病院に計36回受け入れを断られていたことが5日、分かった。男性は119番から約2時間50分後に茨城県内の病院に運ばれたが死亡した。久喜地区消防組合は死亡との因果関係は不明とした上で、「これほど断られたことは今までなかった」としている。
同組合消防本部警防課によると、男性は1月6日午後11時25分ごろ、「呼吸が苦しい」と119番。同31分に救急隊が駆け付けた時は意識があったが、受け入れ先を探している間に意識を失い、心肺停止状態になった。
救急隊は久喜市など県内12市と、隣接する茨城県内の2市町の計25病院に受け入れを繰り返し要請したが、「処置が困難」「ベッドが満床」などを理由に計36回断られた。
7日午前1時52分、37回目の要請で一度は断られた茨城県境町の茨城西南医療センター病院への受け入れが決まり、男性は同2時15分に同センターに搬送されたが、死亡が確認された。男性は一人暮らしで、持病があったという。(2013/03/05-12:43)
Posted by いつも拝見しています。 at 2013年03月05日 07:53 | 返信
男性の薬は存じませんが、私の鍼灸院の女性患者さんは40歳の方でしたが、お子さんが欲しいと言う事で、友達の勧めで、県立尼崎病院の東洋医学研究所の松本克彦先生に診て貰って、確か、人参湯と、加味逍遥散を、煮だして服用して、一か月くらいで、無事男の子を妊娠、十月十日後に、出産した人がいました。
「お蔭さまで」と鍼灸院にまで、赤ちゃんを連れて、お礼に来てくれましたけど、私の鍼灸は、たいして効果は無かったと思います。
何かの参考まで。
Posted by 大谷佳子 at 2013年03月06日 12:19 | 返信
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