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東京医大で「平穏死」の講演

2013年03月24日(日)

忙しくて、24時間、パソコンを開く時間が無かった。
開けてビックリ、大量のメールと、コメント欄には物騒なことが書いてあるではないか。
帰阪の新幹線の中、この24時間にあったことを振り返ってみよう。
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東京医大は、29年前に私が卒業した大学。
その同窓会のお招きで、3時間違く講演した。
演題は、「平穏死」と「在宅医療」について。

朝から、新聞や雑誌の取材を受けていた。
午後から日本尊厳死協会の常任理事会。
朝起きてから、日付けが変わるまで、無駄な時間は1分も無い。

本郷3丁目からタクシーに乗ったが、混雑が酷い。
千鳥淵周辺は、桜が満開なためだ。
九段下の桜も満開、のため花見客などで大混雑しているのだ。

慌てて、JRで新宿に行くことに。
これがまた、駅が凄い人出。
ここは、花の都、東京なのだ。

講演開始3分前に走って、東京医大病院に到着。
その前に、横を走っているヘンなオッサンがいた。
どこかで見たな、と思って見ると、同級生だった。

栃木県からわざわざ、私の講演を聴きにきてくれたとのこと。
演者の私が、道を走るのは分かるが、聴く方の彼が走っていたことに感激した。
私の顔を見るなり、栃木の地酒を1本渡された。

あとで友人から聞いたが、わざわざ、フェラーーりで栃木から来てくれたとのこと。
最前列で聴いてくれた。
今日は、ハッピを来て来なかっただけ、大人しかったそうだ。

これが東京医大なのだ。
応援団は、講演会まで、応援してくれるのだ。
久々に、ちょと感激した。

彼とは、35年前、一緒に合宿制で、運転免許を取った仲でもある。
静岡県掛川市。
エレベーターのわずかな時間に、そんな昔話をしていた。

同級生は、みんな教授だ。
大学病院の副院長や、大教授になている。
中身はみんな変わらないのに、肩書だけ偉くなっている。

その肩書きを見るたびに、「年を取ったな」という実感がある。
深夜、旧友と、ホテルのバーで遅くまで飲んだ。
みんあ本当に頑張っている。

東京医大での講演が終わると、エライ先生方が一杯してきた。
臓器移植の大家、死生学の専門家、元政治家、一流映画の監修もしている教授・・・
そんなエライ方々に、こんな私が答えていいのかな?という感じ。

東大、慶応、東京医科歯科の医学生も来ていた。
医学生に教えることも大切だ。
今日の講座は、感覚で喋っていい講座だそう。

懇親会のあとは、東京医大・社会医学研究会の同窓会。
長野県下伊那郡浪合村が、我々の合言葉。
約20人のOB,OGが揃った。

35年ぶりの再会もある。
みんな元気だ。
後輩が、大教授になっていてビックリした。

新宿の医大生が、無医村に通って活動する。
今、思い返せば、それだけでも、ヘンな学生だ。
そのヘンな人たちの、30年後は、さらにヘンであることがお互いよく確認できた。

私はこのクラブに所属していたことを誇りに思っている。
今、していること、全ては、浪合村がルーツだ。
講演会の冒頭でも、そうお話をした。

新宿西口のビジネスホテルに投宿。
都内のホテルは、どこも超満員。
今日は、卒業式が重なっているのだ。

そこは、中国人で一杯だった。
面わず、どこの国にいるのか分からなくなる。
あれだけ反日を叫んでいる人たちが、こんなに大量に日本をエンジョイしている不思議。

新宿駅まで歩いて行くと、外国人だらけ。
まさに多国籍。
カナダのトロントを思い出した。

TPPが議論されているが、実態はすでに、多国籍化している。
六本木もそうだが、下手をすれば、日本人のほうが少ない。
また改めて、田舎暮らしのほうがいいな、なんて思いなおしていた。

という訳で、新幹線の中は、メールチェックタイム。
東京大阪間では到底処理できない大量のメールに、今日も振りまわされている。
午後は、今度は、新大阪で、日本尊厳死協会の関西支部の理事会に入る。。

PS)
コメント欄ですが、どうか、みなさん仲良くやってください。
私のブログ内容で、モメるのは分かりますが、
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この記事へのコメント

東京で生まれ育った自分にとっては、先生のブログで東京の地名が出てくると何とも言えない親しみとネットの世界から現実の世界に戻り、より一層リアルにブログの内容が迫ってきます。
東京港区で生まれ、東京大田区の東工大を抱える地で育ち24才までいました。
東京から離れ緑あふれる(大田区内でも緑が多くある地域でしたが・・)今の地へ移った時はホッとしたものですが、たまに東京へ行くとあの喧騒が懐かしく、車や人の往来にホッとするのが不思議です。

長尾先生の目指す課題は、どんなエライ先生方もマネのできない人間原点の生きた学問だと思います。
「臓器移植の大家、死生学の専門家、元政治家、一流映画の監修もしている教授」等々エライ先生方の力と、長尾先生の力が相容れあい、融合した一つの力になれば、病に苦しむ人や死を目前にした人たちがどれ程救われるか分からないといつも思います。
人間を忘れなければ、患者の苦しみを思いやる心を失くさなければ・・
今の医療の現実を見るたびにそう思わざるを得ない思いです。

Posted by 桜 at 2013年03月24日 08:45 | 返信

思うように表現出来ずすみません。
する必要もないのだと思いますが・・・。

Posted by 桜 at 2013年03月24日 11:22 | 返信

貴女の考えておられる事 しっかり私の心に届きました。
 「人間原点の生きた学問だと思います。
人間を忘れなければ、患者の苦しみを思いやる心を失くさなければ・」
そうですね。
医療の世界だけでなく 人間を置き去りにして 利益追及の為ばかりに目が奪われている現在 それぞれの立場で 人間本来の生き方を考える必要がありますね。お互いを 思いやる心があればこそ人間と言えるのでしょうね。思いやる心を忘れないようにしなければと再認識する機会を与えられありがとうございました。3月24日に投稿された甲斐健一様そして桜様から心の栄養剤を届けて頂き感謝です。今日は朝から素敵なことがありそうな予感がします。

Posted by llove at 2013年03月25日 10:54 | 返信

コメントありがとうございます。
文面からとても真摯に日々を生きておられることを感じました。
長尾先生のブログは死を扱ったテーマなので自然と人生や生き方等に考えがいきますよね。
今の世の中自分がルールと言うような人が多く、理不尽で正しいことが通りにくくなっているのであまり考え過ぎても自分が壊れるだけになりますから、ご自分を大切にされ労わりながら過ごすことも大切だと思います。
どうぞくれぐれもご自分を大切に♪

長尾先生のブログを読み、良き生を求めながら充実した日々を過ごしたいと思います。

Posted by 匿名 at 2013年03月25日 04:40 | 返信

すみません、先程のlloveさんへの返信「桜」からです。

Posted by 桜 at 2013年03月25日 08:16 | 返信

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