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松尾幸郎さんの話を聴きに来て!
2013年06月07日(金)
先日旅立った夏八木さんが演じたのが、松尾幸郎さん。
松尾さんの話が、東京で聴ける貴重な機会なので、できるだけ多くの人に聴いて欲しい。
日本では、保険会社からどんな仕打ちが待っているか。
それと闘う裁判ではどんなことになるのか。
そして全身麻痺の生活は、最後に、どうなるのか・・・
そんな松尾さんが全部話されます。
6月9日(日)13時から 東京六本木
http://www.songenshi-kyokai.com/
ところで、松尾さんに毎日、甘えています。
いろんな相談に乗ってもらっています。
たとえば、尊厳死や平穏死という日本語の相談。
2人だけの会話にしておくのはあまりにもったいないので
少しみなさんにご紹介したい。
松尾さんは、面白い定義、提案をして頂いているが
私はいつも松尾さんの話がムネにストンと落ちる。
以下、松尾さんとのやりとりから抜粋。
おっさん同志がこんなやり取りをしています。
日本の尊厳死=自然死
欧米の ( Death with Dignity ) = 日本の (安楽死 + 尊厳死)
私も富山で若い人たちと話すと、(尊厳)という言葉は武張り過ぎて敬遠するといいます。
だから(自然死とか平穏死)の方が、受けがいいと思います。
In search of gentle deathも内容は、いろいろの安楽死の話です。
この gentleを日本語にすると(平穏)になります。 又ややこしくなる ?
言葉の本来の意味と、時代が変わって其の言葉のImageが変わってきていることも事実で、
(尊厳)も、(安楽)も、其の後に(死)がくっ付くと変わってきます。
(尊厳)とは、尊く、厳かで、犯しがたいこと。
(安楽)とは、心身に苦痛が無く、楽々としていること。
(平穏)とは、穏やかなこと。
(尊厳死)となると、一個の人格としての尊厳を保って死ぬこと。
(安楽死)となると、助かる見込みの無い病人を、本人の希望に従って、苦痛の無い方法で人為的に死なせること。
(平穏死)は、新しい合成語であるから、まだ固定した言葉のImageが確立していない(から使いようで確立できる)。
今そのような状態にあるのではないかと思います。In search of gentle deathを1語1語訳していると、Euthanasia = 安楽死 で問題ないと思いますが、DignifiedDeath=Death with dignity=尊厳死(にはなっても、) = 平穏死(にはなりません)。
平穏死(となると)=Gentle / Peaceful / Comfortable Death (となってしまいます)
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この記事へのコメント
私も、巻子の言霊を読ませて頂きました。
サッと読んだだけで、あんまり深くは読んでいないので、恐縮です。
私は巻子さんの、生きる力に圧倒されました。
「殺して下さい」とは仰っているけど「愛してます」とか「赤ちゃんが欲しい」と言う言葉に強さに、この方は、お元気になる力があると思いました。
もの凄く、残酷な状況にいらっしゃるのですけど、生きる希望を持って、生きていらっしゃるんだと思いました。
でも、具体的にどうして良いのか分かりません。
梨木さんの、仰るように、Ips細胞の研究で、なんとかお元気にしてして差し上げたいと祈るばかりです。
Posted by 大谷佳子 at 2013年06月07日 02:59 | 返信
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