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全国のケアマネさん、頑張って!

2013年06月07日(金)

昨日は、日本ケアマネッジメント学会で長い講演をさせていただいた。
ヘンなケアマネさんもいるが、凄いケアマネさんもいる。それはお医者も同じ。
やる気があるケアマネさん、そして昨日、講演を聴いて頂いたケアマネさん、頑張って!
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ケアマネさん、頑張って! 長尾和宏

 

昨日は、第12回日本ケアマネジメント学会で

100分間の講演をしていました。

学会で100分の講演はかなり珍しいと思います。

 

ケアマネジメント学会とはケアマネさんの学会。

日本老年医学会など、老人医療に関する学会が

今週、一斉に大阪で開催されていたのです。

 

ケアマネさんが誕生したのは、2000年。

介護保険制度と同時に誕生して、今年、満12歳に。

だから「第12回」なのです。

 

前夜の懇親会から参加していましたが、12年経って

やっとケアマネ制度が定着した、という印象でしょうか。

そして数々の難問を抱えながら、着実に前に進んでいます。

 

いろんな発表を聞いていましたが、認知症ケア、ショートステイ、

お泊りデイ、サービス付き高齢者向け住宅など、さまざまな

知識を習得しないとケアマネ業務ができず、激務だと思いました。

 

私は、ケアマネさんに必要な終末期の知識として、平穏死の

周辺の話をしましたが、とても熱心に聞いて頂き感激でした。

ケアマネさんは純粋だな、なんて思ったりもしました。

 

同時に、ケアマネさん頑張って!ともお話ししました。

というのも、ケアマネ業務は報われないことが多いのです。

縁の下の力持ち、といったところでしょうか。

 

介護保険制度もそろそろ大幅に見直すべき時だと思います。

医療と介護の連携と、我々の業界ではよく叫ばれていますが、

療法の制度が違い過ぎてその狭間で苦しむのがケアマネです。

 

私は毎年、主任ケアマネージャー研修の講師もしていますが、

その時もケアマネさんの本分を忘れずに頑張ってと言います。

なにせ医療と介護の橋渡し役ですから。

 

看護師出身、介護士出身に分かれていますが、

なかには、薬剤師出身や、医者出身もいます。

いろんな専門職の上に、ケアマネの資格が与えられます。

 

最近のケアマネ試験の合格率は、10%台の前半と聞きました。

医師国家試験の合格率が、8~9割なのに比べたら、狭き門。

最近資格を取ったケアマネは、相当な難関を通過しています。

 

講演終了後、沢山のケアマネさんが話をしに来てくれました。

彼らは悩みながら、全国各地で一生懸命頑張っています。

介護保険制度のプロですから、気軽に相談してください。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

私は、介護支援専門員協会は、大阪府介護支援専門員協議会の医師薬出版の本を見て、兵庫県でも、このような組織を作って欲しいと、電話で、問い合わせた事があって、呼びかけがあったので、直ぐ入会しました。
今年の兵庫県介護支援専門員協会の定款には、除名項目も入りました。
私は、鍼灸師会は、自宅の近所の市会議員に、宝塚市の福祉部長として、挨拶に行けと言われて、断ったので、除名されました。
どうせ、介護支援専門員協会も除名されるのでしょう。
ケアマネジメント学会は第一回近畿介護支援専門員協会の研修会が、JR天満橋の研修センターで会った時、同じ兵庫県介護支援専門員協会の若い女性と隣の席になりました。彼女は大変明るい、朗らかな女性で、「まあ、同じ兵庫県の方なの?うれしいわ。私は今から、発表しなければいけないの。」と言いました。私は事前に申し込んだ介護保険理論を受講しなければいけないので、彼女の発表は聞けませんでした。すると、彼女は「ケアマネージメント学会に入会しました?今なら、入会費0ですし、紹介者も不要だから、入った方がお得よ!」と言って朗らかに笑いました。
それで、私も、ケアマネージメント学会に入会しました。
でも、以前、谷町の国際交流文化センターで開催された時参加して以来関東や、東北や、和歌山、滋賀等で開催さる、研修会には、参加していないので、この度の12回大会は、レヴェルが高くなってしまったなあと感じました。
困難事例でも、物凄く複雑な事例でも、地域包括や、公的機関や民間組織を利用して、何とか解決している、ベテランの女性の自信を持った発表が多かったです。
凄いなあ!の一言でした。

Posted by 大谷佳子 at 2013年06月09日 11:38 | 返信

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