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延命の意思確認
2013年06月20日(木)
意思確認なく延命処置が行われてい現実を指摘している。
ただしこれは人間の尊厳と経済を一緒にした発言であり、彼はまったく不勉強である。
「延命の意思確認を」 甘利氏、医療費も減る共同通信社
6月18日(火) 配信
甘利明経済再生担当相は17日、財政再建をテーマにしたBSフジのテレビ番組で延命治療の在り方に触れ、「意思に反してチューブにつながれ最期を迎えるのは悲惨と思う人が多いと思う」と述べ、延命治療を望むかどうかの意思確認を徹底すべきだとの考えを示した。
甘利氏は番組後、記者団に「尊厳を尊重して対応できる。医療費が減ることにもつながれば、患者にも世の中にもいいこと」と語った。
甘利氏は番組で「回復の見込みがあるなら別だが、そういうところ(延命の意思確認について議論すること)もタブーだった。(延命治療をしないことに関し)本人の意思を確認するならいいと思う」と述べた。
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彼もようやくこの問題が重要であることに、気が付いたようだ。
しかしあまりに短絡的で、もう少し勉強してから発言してほしい。
2月20日の参議院予算委員会の席で、TV生中継されている中で
安倍総理は、(尊厳と経済は、分けて議論しなければならない」
と明言して。75分に及ぶ梅村聡議員の国会質疑は終了している。
親分である安倍総理と全く逆の会見をした甘利氏。
ちゃんと言ってくれないと、私も困りますね。
先日の日本リビングウイル研究会に来ればよかったのに。
(社)日本尊厳死協会は、人間の尊厳を大切に考える会員数
12.5万人もいる組織は、そんなことは考えていない。
人間の尊厳を考えるただの人権団体にすぎない。
また見かたを変えれば、終末期議論が今なおタブーであることを
公に認めた発言でもある。
日本弁護士会、東京弁護士会、全日本宗教連盟の幹部は
甘利氏と一緒になって、終末期医療の基礎から勉強してほしいな。
もう2度とあんな酷いことをやらないのであれば、
2時間程度の時間を頂けるのなら、ちゃんと説明させていただく。
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この記事へのコメント
回復見込みのない高齢者や不治の病に対する延命治療に疑問を感じているのは、なにも日本尊厳死協会の会員さんだけではないのです。「自分たちだけが分かっていて、他の人はわからないでいる」と思い込んでいる方がいるとしたら、それは恥ずかしいことです。ほぼすべての成人国民に程度の差はあれ、同様の問題意識は存在しています。
しかし、以下のような場合、どうしましょうか?
1.元気なときに本人の意思確認をした際「私はどんな高齢になってもどんな難病に罹っても、最後の最後まで延命してほしい」という意思を示された方がいたとして、あなたはこれを素直に受け入れますか?
2.「回復不能と言われたが、他の意思の延命治療の結果回復した」という事例の紹介がありました。存続可能な命を絶ち切る危険性に対してどのように担保しますか?
3.老衰と診断されたお年寄りが、点滴をして脱水が回復した結果食欲が回復して元気になった例があります。あなたは、これをどう思われますか?
4.ALSの患者さんに人口呼吸器をつけた場合、いつの時点でそれを外すのですか?また、癌と診断された人について、いつまで治療をして、いつの段階で治療を止めるのですか?
5.50歳の早期発症のアルツハイマー型認知症の患者さんが、認知症の症状で「食べる」という行為を忘れてしまったとします。あなたは、ご家族に胃ろうを勧めますか?勧めませんか?
1.は、長尾先生の独善性をつつくお尋ね。2.3は、回復可能な命を絶ち切る危険性に対してどのように対処するか?4.5は、尊厳死の具体的な運用中に起こり得る問題にどう対処するか?のお尋ねです。
これらに対して、明確な答えが出せないから、疑問を感じながらも延命治療が行われている現状があるのではないですか?
どうかお答えください。
Posted by 東條英機 at 2013年06月20日 01:40 | 返信
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