このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

胃ろうの功罪と尊厳死

2013年06月20日(木)

「人権新聞」という新聞があるのを御存知だろうか。
その新聞に「胃ろうの功罪と尊厳死」について書いた。
そう、尊厳とは人権なのだ。
2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 
http://www.drnagao.com/pdf/media/otherpaper/jinken130425.pdf

時間のある時に、ゆっくり読んでください。


胃ろうの相談が、毎日のように全国から来び込みます。

しかし相談する前に、せめて拙書「胃ろうという選択、しない選択」を読んで欲しいな。
http://www.amazon.co.jp/%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%80%81%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E9%81%B8%E6%8A%9E-%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%AE%E5%8A%9F%E3%81%A8%E7%BD%AA-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4860086163/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1353247893&sr=1-2


本も読まないで、非難したり、質問をする人の感性が信じられない。

時間は有限だ。

答えは、この本にすべて書いた。

多くの方に役にたつ本だ。

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

3年前のある日心筋梗塞を発症し 緊急カテーテル手術で一命を取り留めたにも拘らず2日目の朝脳梗塞に・・しかもそれにいち早く気付いたのは、ICUの看護婦でも医師でも無い私だった・・心室細動を起こし気管切開の同意を求められ仕方なくサインしたが 次の日に見せられたCTは、脳の三分の一以上が詰まっていた。その後MRSA・多臓器不全・MDRPなど医師は不眠不休で戦って頂き落ち着きを取り戻しても 本人は、自分の口から食べる事も家族の顔も解らず褥瘡の出来た体で幸せでしょうか 生きていたいと思えるものでしょうか? 度々胃ろうを勧められましたが 家族全員否定を伝えるも「まだ若いから・・(56歳でした)」と家族は見殺しにする鬼畜の様な眼でみられ
それでも強くお断りした次の日の早朝主人は、旅立って行きました。
今でも後悔はしていません。むしろ主人には感謝されているのではないかと思っています。 私は自分の為に尊厳死の書類を作り子供に託しております。

Posted by ジゼル at 2013年06月20日 07:00 | 返信

「胃ろうの功罪と尊厳死 終末期の選択 あなたはどこまで考えているのですか?」(人権新聞2013年4月)より

 拝読しました。
 まず、一点。2ページ目の左段下の方の「~自分で意思表示ができなくなれば、その選択を家族や成年後見人などに委ねる~」ですが、医療同意に関しては、成年後見人の後見業務の対象にはなっていません。
 本題に入ります。
 右段の上の方で「今の日本では、極端な話、120歳まで生きた人が、もっと長く行きたいから、人工透析や胃ろうをしてほしい、人工呼吸もつけて、一秒でも長くいかしてくれと言えば、それは尊重されますが、何もしないで静かに死なせてくれと言っても叶わない」とあります。
 まず、これは事実ではありません。何度もお話しているように「看取りの同意書」というのはどこの施設でも扱われていますし、これ以上の延命処置を望まない場合に、医師がこれを拒み、強引に延命措置をしているとしたら、それが犯罪になってしまうかどうかは別として、通常ありえないのは誰でもわかることです。
 
 長尾先生の悪いところは、自分の主張を通したくなると、通常ではありえない話を平然と作話されるところにあります。これは、「人の死」という絶対に間違いがあってはならない重要な案件を議論する際に極めて不利になります。
 ご参考下さい。

 最後に一番重要な話をします。いつものように軽いご発言をされている中に、「長尾先生が決定的に尊厳死を理解していない」と断定できる言葉が見て取れます。それは、「120歳」です。尊厳死の定義に年齢が入っていましたか?120歳だろうが、150歳だろうが、延命することでQOLを回復させることができる状況であれば、それは尊厳死の対象にはなりません。医師は適切な治療をして患者の病状を回復させ日常生活へ復帰するように、適切に対処するべきです。家族が看取りを希望してもそれを受けてはなりません。
 120歳であれば通常回復するのはありえないという前提でおっしゃっているのでしょうが、では、99歳だったらどうしますか?有名な現役医師がおられますよ。尊厳死を真に理解していなから、このように混乱を招く言葉が無意識に出てしまっているのです。
 もう少し勉強して慎重に発言をしてください。

Posted by 東條英機 at 2013年06月20日 07:11 | 返信

ジゼルさんへ このお話、本当ですか?

 まず、脳梗塞で脳の3分の一が詰まってしまって生きていられますか?また、心室細動は血液の拍出がない状態になりますから3~5分で死亡すると聞いています。気管切開などを検討している時間がありますか?

 胃ろうを勧められ強く断った翌日に死亡されてとのことですが、何が原因で死亡したのかわかりませんが、少なくとも死亡の可能性が高い状況では胃ろうは勧めないと思います。

 長尾イズムに洗脳された方が無意識のうちに作話をしているように感じてしまうのは私だけでしょうか?

Posted by 東條英機 at 2013年06月21日 07:19 | 返信

全て私の実体験です。カテーテル手術をして2本の梗塞の内一本は、詰まったままで2日目のICUの面会時間開始時に見舞いに入った処 主人は大勢のスタッフにかこまれ息絶え絶えの状態でふと私を拝むように上げようとした手が支えながらしか上がらない 声も出ない表情もおかしい・・緊急に気管挿管したいと医師の言葉に 脳梗塞を起こしているのでは?と聞くとその場にいた人たちの凍りついた雰囲気で彼らが気付いていなかったことを悟りました。
次の日に撮ったCT画像を見せられ 助かっても植物状態と宣告され
その後MRSA・多臓器不全・ARDS・・・
10本程のシリンジポンプ・経鼻栄養・・・生きているというより無理やり生かされている状態で 入院から丁度3か月目の日に障害者申請をお願いし
胃ろうを断じて拒否して帰宅した。次の日の早朝(まだ夜も明けきらない内)に死亡の連絡が入りました。

此処からは、私の憶測ですが障害申請を出すには、障害に至った経緯を出す必要があるのではないでしょうか 心筋梗塞から脳梗塞可能性が大きいにも拘らず観察を怠った この病院に運び込む前に体調不良で連日の様に通った診療所での対応の不手際・・この件に関して医師や病院を責めるつもりは有りません。タダ幾度となくこれ以上の延命は止めて欲しいと申し出ても「まだ若いのに餓死させるのか・・」と非難され 若ければ若いほど家族は、長い間植物状態の高額な医療費と介護を抱えなければならない事は理解されない
植物状態から戻れる可能性は万に一つ・・
生かした状態で病院から出したいのは、医師のエゴでしかない
救命率や機能評価係数なんてそんなもので無理やり生かされるのは嫌です。

Posted by ジゼル at 2013年06月21日 06:08 | 返信

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ