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中日新聞「尊厳死の国民的議論を」

2013年06月26日(水)

昨日の、中日新聞に「尊厳死の国民的議論を」と題する記事が掲載された。
先日開催の第1回日本リビングウイル研究会の様子がレポートされている。
私が司会をした、シンポジウムの様子も紹介されている。
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http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/tyuniti130625.pdf

一生懸命書かれた記事だと思う。

時代は変わりつつある。

メデイアも少しずつ変わっていく。

私自身、尊厳死に関わって、33年位になるが、
やっとここまで来た、という感じである。

最近、多くのメデイア、医療者、政治家などからも
尊厳死に関する質問をいただく。

エライお医者さんでも、尊厳死のことを知らない。
安楽死と区別がつかない医学部教授もいくらでもいる。

医者も国民も、死ぬ。
100%死ぬ。

だから、医者も国民も一緒になって議論することが必要なのだ。
 

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

岩尾先生からいただいたメールにもありました。「日本尊厳死協会のリビングウイルは終末期を「不治でありかつ死が迫っていたり、生命維持装置なしでは生存できない状態に陥った場合」などと定義しています。ところが、病態や病歴などによって、この末期の判断が難しいという指摘がなされています」とのことです。
 
 要は医師の判断に間違いがあることが大いに想定される訳で、この問題が解決しないかぎり、法制化は難しいでしょう。また、解決することはないと思います。
 当該ブログの「私のなやみ」で長々と述べられている事例が珍しいにしても、1例でもあのような事例があると話は進まないでしょう。

 現行、本人・家族の意向が、一切無視される形で延命治療が行われているわけではありません。それぞれの医師対、それぞれの患者・家族の間で、それぞれの病状によって、悩みながらも方向性が決められています。何も日本尊厳死協会が旗振りをしなくても、無意味な延命治療は行われていないのが実態です。

Posted by 東條英機 at 2013年06月28日 08:23 | 返信

東條英機様

個人的に長尾先生とは無縁で、尚且つタイプ(笑)ではないですが、筋に合わない理屈はムズムズするので一言すみません。

世間では「認識せずして評価するなかれ」・・とか。
分かり切っていることへの説教。
俗に言う釈迦に説法・・?
このブログを2年半読んできましたが、素人の私でもこの投稿はえっ?と思います。

長尾先生の苛立ち、忍耐にも限度あり・・ではないでしょうか。

Posted by 桜 at 2013年06月28日 11:27 | 返信

桜さんへ

>医者も国民も、死ぬ。100%死ぬ。
 釈迦に説法とは、このようなことを言います。誰しもがわかっていることです。

>だから、医者も国民も一緒になって議論することが必要なのだ。
 一方、これは「出しゃばり」と言います。尊厳死を選ぶか否か?は、それぞれが考えて決めることです。
 

 医師の必要な能力ですが、これは純粋に医学的な知識ももちろんですが、「いつまでも生きてほしい」という患者・家族の心を理解する能力も必要でしょう。「理屈」と「心」、この患者・家族の葛藤を理解できない医師に、終末期医療を行う資格はありません。
 
 もちろん長尾先生は、このことをよく承知されていると思いますが・・・。

Posted by 東條英機 at 2013年06月29日 06:51 | 返信

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