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あれから1年
2013年07月14日(日)
「平穏死・10の条件」が出版されたのが、咋年の7月14日。
あっという間の1年だったが世の中の空気が少し変わった。
自分にとって17冊目の本が「平穏死・10の条件」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-10%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893087770/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1341589234&sr=1-1
この本は、現在12万部。
まだまだ売れているらしい。
今日、日曜日も2人の方が旅立たれた。
本に書いたとうりの、本当に静かで穏やかな最期。
入りきらないくらいの大勢の家族に囲まれていた。
初めて会う孫や遠くの親戚も集まっていた。
みんなの言葉が聞こえてくる。
「ほんとうに穏やかな最期やね」と。
管が1本も入っていないことに驚く年配の家族も何人かいた。
「家で看取るなんていまどき、珍しい」という声も聞こえてくる。
看護師さんが顔を綺麗にするのを孫たちが真近で眺めている。
死亡診断書を書きながら、机の横に私の本がチラっと見えた。
「平穏死・10の条件」と
「平穏死という親孝行」という本が置いてあった。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A6%AA%E5%AD%9D%E8%A1%8C-~%E8%A6%AA%E3%82%92%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E7%9C%8B%E5%8F%96%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D27%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8~-%E9%95%B7%E5%B0%BE%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4803004501/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1360841183&sr=1-1
そういえば、途中で家族が言うことがガラっと変わった。
病院に入院させると言っていたのが、在宅看取りに変わった。
2冊の本を読んでくれたのだ。
それで大きく方針が変わったのだ。
本を書いていて良かった。
そう実感した。
昨日は、ある病院の医師と、その方の家を訪問した。
その医師も最期が穏やかなことに驚いていた。
病院の医師も看護師も知らない平穏死。
自然に任せた穏やかな最期。
来週出る、「家族が選んだ平穏死」の本のとうり。
私たちには日常が、病院では全くあり得ないという日本の終末期医療の実態。
1年を区切りに、そして未熟な私にいろんなことを教えてくれる患者さんと
ご家族に感謝しながら、帰り道についた。
途中のコンビニでジュースを買うために立ち寄ったら、
「先生!」と声をかけられた。
2年前にお母上を、1年前にお父上を、自宅で平穏死されたのを看取った
ご家族だった。
「先生、こんなところで何してんの?」と。
「実は、たった今、お看取りがあってな・・」
そこから、久々にご両親の想い出話しに花が咲いた。
お盆が少し近づいたせいか、毎日、いろんな故人の関係者との出会いがある。
早かった1年間。
今日から、また新しい1年が始まる。
といっても、日々町医者として当たり前の仕事をするだけ。
現実の中に真実がある。
生かされていることに感謝。
見守って頂いているすべての方と故人に感謝。
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この記事へのコメント
?????????????????????????
猛暑
乗り越え
1年
早いですね
??????????
「往診医」
が」
「医者の殺されない本」
を」
購入予定の手帳記載
とか
一番
気にしているのは 医者 だったりして 医師が 一番
殺しの医療を
ご存知
多くの患者さん が この本を 読んでいる?
恐怖? 感 と 好奇心 いっぱい の ご様子
でしたよ 誇らしげでも? いらっしゃいましたよ。
??????????????
2013年
夏
映画 ご覧に なりたい よし
さっそく お役に たてば と
河い直美 奈良 西川美和
韓国 仏 でも
女性監督
もちろん
日本の若い女性監督
「元気」とか
おもしろそうです。
???????????????????
残念ですが
老い支度 死に自宅 ちょう多忙で こっちは 鑑賞
できませんが ご覧いただき 講演や ぶろぐ に
感想 楽しみにさせていただきます。
????????????
おぎようこ
おこらんど
墨あそび詩あそび土あそび
hp管理スタッフ
s
Posted by C at 2013年07月15日 05:29 | 返信
あれから、1年
いろんなことがありましたね。
そして、いまも、これからも。
くれぐれも、紺屋の白袴にならぬよう、ご自愛ください。
いろんな人がいるけれど、それぞれの人生、人生いろいろ
どう生きて、活きて、逝くのかを人まかせにしないで、
人のせいにしないで、それぞれが選んで行けたらいいのかな…と。
Posted by ゆいゆい at 2013年07月16日 06:25 | 返信
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