患者紹介ビジネスで、お医者さんに診てもらう患者ってどんな人なんでしょう？
大抵、隣近所や友達や地域の色々な人達に聞いて、しばらくは、ドクターショッピングして、決めるのではと思います。
患者の方に、何のメリットがあるのか分かりません。
大阪府下で鍼灸院を営んでいる友達に「針灸の患者紹介ビジネスってあるのかな？」と聞いたら、「私の家は士族の出ですから、そんな汚い事はしないわよ！」と、もの凄い剣幕で叱られました。
あんまり、軽々しく聞けません(笑）。

親が気に入っていて、いつも行く調剤薬局があります。
よくしゃべる年配の女性です。

病院に通いにくくなり、一部ですが、在宅医の先生に引きつぎました。
処方箋を出してもらい、持って行くと・・・。

私たちが選んだ在宅医のことをご存知で、批判的に、ねほりはほり聞かれました。どうしてそんな話をするのだろうかと思い、聞いてみました。

「仕事上、お客さんに聞かれるじゃない。だから、私がいいと思う病院を言うのよ」
「最期は病院じゃない。ねぇ・・・90才になった方で、病院からでて、その在宅医なんだけど、どうなのよねぇ。ちゃんと病院のほうがいいわよ。本当に、家族が勝手に。　あぁ・・・かわいそうに。」

私は、きっと、ご家族が病院から自宅へと、看取りを考えられたのだろうと、理解しました。　いいご家族だと思います。

それを医療に近い調剤薬局が批判していました。「病院が一番」と。

調剤薬局の年配の女性は、偶然に私たちが同じ在宅医だったので、興味もあったようですが、患者となっている私の親の前で、説得（？）しようとされて、本当に困りました。病院に入るのがいいのだと。　

調剤薬局って・・・病院や医師の査定もするのでしょうか？
紹介（？）のビジネス代は取られていないと思いますが・・・町の頼れる（？）薬局屋が出す情報は、怖いです。

知識がないと、こうした町の調剤薬局で、最終地点を考える家族のケアが、望んでいない方向へ行くように思います。

農業が農家ではなく、企業がIT技術を工夫してリタイアした人材を活用し、ビルの地下で農地を作ることで、まだ一部ですが、天候に左右されない、安定供給可能な野菜があります。　田舎から都会へ。　発想の転換ではないでしょうか。

医療も別の考えを持った人が入ることが悪いとは思いません。　私も、医療者ではありませんが、そうした分野で今後は関れるようになりたいと、少しでも得た知識を社会で使ってもらいたいと思います。

町の不思議なうわさではなく、もちろん悪いことをするのではなく、プロの医療者と素人の患者の間で、潤滑油になる。　それが本当の医療や介護へのビジネスであるべきではないかと思います。

まるで女王蜂に群がるシロアリ　たかる業者の構図

進化形の不正だね