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毎日ががんと認知症の相談と平穏死
2013年08月10日(土)
それにしても暑い。
暑過ぎて、ボーっとする。
東北地方は豪雨で家が流され、お見舞い申し上げる。
毎日、がんの相談と認知症の相談に明け暮れている。
外来、よろず相談、在宅、そしてメール相談。
1件に2時間くらいかかることもある。
同じことを毎日毎日、壊れたスピーカーのように繰り返す非生産的な日々。
効率が悪いので、講演会などに呼ばれたら話に行くようになった。
それでも効率が悪いので、今度は冊子や本を書くことにしたのが数年前。
説明がめんどくさいという不純な動機で本を書くのだが、
肝腎の質問者が本を読んでくれないのが、最大の悩み。
今すぐ本が必要な人は読んでもらえず、必要でない人は読んでくれる。
一番、本を買って欲しい人に本を買ってもらえないことが、目下の悩み。
本をいくら書いても、多少売れても、一番分かって欲しい人には全く届かないのが虚しい。
そこが本の限界なのか。
いくら講演や出版に時間を使っても、肝腎なひとには伝わらない。
伝えるためには、やはりその都度1~2時間程度の話し合いが必要だ。
がんや認知症については、一般の人はもちろん、医師もあまり知らない。
お医者さんやお医者さんの卵に毎日教えることも、私の日課である。
いくら一生懸命に本を書いても、日々の説明業務は増えるばかり。
少し楽をしようと思っても、世の中、なかなか上手くは行かない。
自分の力不足を少し嘆いている。
本当に要領の悪い仕事をしている。
叶うならば、もう少しスマートに生きてみたい。
いい歳こいて、俺は一体なにやってるんだろう・・・
NHKのサザンオールスターズを見ながらそう思った。
永遠のゼロの主題歌の蛍を聴いて、泣いた。
この冬、この映画は、10回は見てやろう。
そして100回泣いてやろう。
この1週間に、5件の悲しい別れがあった。
どれも絵にかいたような平穏死だった。
肺がんや胃がんの末期がんでも穏やかな最期。
管なんて1本も無いし、セデーションとは全く無縁。
しかしいくらこう書いても言っても、病院の医師は信じてくれない。
がん性腹膜炎なのに食べれるはず無い、と言わて終わり。
鼻から管を入れたり、腹水を抜くことはないですよ、という説明だけでも1時間かかる。
ゆっくり「平穏死10の条件」を読んで頂ければ、ありがたいのだが、そうはいかない。
平穏死を信じない一部の医師が、病院での虐待死を続けている。
だからこうした啓発活動は、天動説から地動説への闘いでもある。
しかし思うように進まない。
毎日が、相談。
どうしたらいいんだろう・・・
そう想いながら、暑さにもめげず、日夜、依頼原稿とも向き合っている。
まあ、なるようにしかならんだろうが。
外来、よろず相談、在宅、そしてメール相談。
1件に2時間くらいかかることもある。
同じことを毎日毎日、壊れたスピーカーのように繰り返す非生産的な日々。
効率が悪いので、講演会などに呼ばれたら話に行くようになった。
それでも効率が悪いので、今度は冊子や本を書くことにしたのが数年前。
説明がめんどくさいという不純な動機で本を書くのだが、
肝腎の質問者が本を読んでくれないのが、最大の悩み。
今すぐ本が必要な人は読んでもらえず、必要でない人は読んでくれる。
一番、本を買って欲しい人に本を買ってもらえないことが、目下の悩み。
本をいくら書いても、多少売れても、一番分かって欲しい人には全く届かないのが虚しい。
そこが本の限界なのか。
いくら講演や出版に時間を使っても、肝腎なひとには伝わらない。
伝えるためには、やはりその都度1~2時間程度の話し合いが必要だ。
がんや認知症については、一般の人はもちろん、医師もあまり知らない。
お医者さんやお医者さんの卵に毎日教えることも、私の日課である。
いくら一生懸命に本を書いても、日々の説明業務は増えるばかり。
少し楽をしようと思っても、世の中、なかなか上手くは行かない。
自分の力不足を少し嘆いている。
本当に要領の悪い仕事をしている。
叶うならば、もう少しスマートに生きてみたい。
いい歳こいて、俺は一体なにやってるんだろう・・・
NHKのサザンオールスターズを見ながらそう思った。
永遠のゼロの主題歌の蛍を聴いて、泣いた。
この冬、この映画は、10回は見てやろう。
そして100回泣いてやろう。
この1週間に、5件の悲しい別れがあった。
どれも絵にかいたような平穏死だった。
肺がんや胃がんの末期がんでも穏やかな最期。
管なんて1本も無いし、セデーションとは全く無縁。
しかしいくらこう書いても言っても、病院の医師は信じてくれない。
がん性腹膜炎なのに食べれるはず無い、と言わて終わり。
鼻から管を入れたり、腹水を抜くことはないですよ、という説明だけでも1時間かかる。
ゆっくり「平穏死10の条件」を読んで頂ければ、ありがたいのだが、そうはいかない。
平穏死を信じない一部の医師が、病院での虐待死を続けている。
だからこうした啓発活動は、天動説から地動説への闘いでもある。
しかし思うように進まない。
毎日が、相談。
どうしたらいいんだろう・・・
そう想いながら、暑さにもめげず、日夜、依頼原稿とも向き合っている。
まあ、なるようにしかならんだろうが。
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この記事へのコメント
ここ岩手県八幡平市安比高原は無医村です。
今年1月豪雪の中「平穏死」の本をテキストに尊厳死協会東北支部の懇話会を開催しました。
本屋はありません。
移動図書館に「平穏死」の本をお願いしたところ 購入してもらえました。
八幡平市介護課職員・デイサービスの職員・NPO・東北支部長はじめ協会の理事の方々と参加者との
懇話会にしました。
話すのではなく、聞く。お困り問題の解決の糸口を共に探る。
18人の参加者でしたが 6ヶ月で100名を越える入会がありましたと支部長から報告いただきました。
長尾先生。私達も平穏死=尊厳死の活動しています。
共に歩みましょう。
Posted by kayabuki110 at 2013年08月13日 03:25 | 返信
【優先順位は変わりませんか?】
長尾先生は、2010年5月17日のブログで
「実力派内科医師8名に、高血圧と糖尿病とコレステロールの
(コントロールのうち)どれが一番大切だと思うか?と質問してみたら
高血圧 5名・糖尿病 3名・コレステロール 0名 だった」と
報告され、ご自分も同意見と書かれていました。
とても分かりやすく、えっ そうなんだと思い
これを読んで、降圧剤は服薬しようとファイルしておきました。
ところが8月14日の朝日新聞によると
2型糖尿病の人は5種の病気のリスクが高いと!
それがかかりたくない病気ばかりで(アルツハイマー病・ガン・骨折・うつ病・歯周病)
厚労省が取り組みを始めたというのですから、ジャンク情報ではないと思われます。
幸いまだ糖尿病ではないですが、一般論として
糖尿病予防に「軍配を挙げたほうが良い」のでしょうか。
機会があったら、ぜひご意見を載せていただけませんか。
よろしくお願いいたします。
Posted by 梨木 at 2013年08月16日 01:05 | 返信
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