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「僕が死のうと思ったのは」
2013年08月10日(土)
「僕が死のうと思ったのは」。
これは歌手の中島美嘉さんがこの8月にリリースされた曲のタイトルだ。
地元・尼崎でのコンサートLive is Realのアンコールで彼女が歌った曲。
これは決して後ろ向きの曲ではない。
生きる希望を謳っている。
今夜の美嘉ちゃんは、お姫様スタイルでの、ありがとう、で始まった。
途中で華原朋美のオーラが少し入ってきたように感じた。
そしてアンコールの時には、中島みゆきになっていた。
短パンに裸足で、心を込めて体を90度に折って歌った。
「僕が死のうと思ったのは」
彼女の歌詞は、いつも「僕」で始まる。
スタンデイングオベーションに拍手が鳴りやまなかった。
中島美嘉は、未完の歌姫から、表現者に成長していた。
淀川の花火大会の夜、幸運にもチケットが手に入った。
往診を回っていたら、かなり遅刻したが姿を見ることができた。
たしか彼女を見るのは4回目だが、ステージは進化している。
相当なサプライズが効果的に散りばめられていた。
彼女は昔より少し体重が増えているようで、少し安心した。
もう大丈夫。
美嘉ちゃんが尼崎に来ることなんて、おそらく二度とないだろう。
客席とのやり取りが結構長くあった。
彼女は、今自分が尼崎にいることが分かっていない感じだった。
クリニック近くのアルカイックホールには、時々大物アーチストが来る。
井上陽水、小沢征爾・・・
以前、渋谷で食事をしていて、偶然、井上陽水一家と一緒になったことがある。
その時、陽水さんに聞いてみた。
「陽水さん、この前、尼崎に来られましたよね」
「いや、行ってないですよ」
来てます、来てますって。(笑)
尼崎に来ても、アーチストはどうやら覚えていない。
美嘉ちゃんも覚えていないどころか、今、自分がどこにいるか分からなまま歌っていた。
ここがどこかは分からないが、観客がやけにフレンドリーで熱心かはよく分かっていた。
そして最後の曲はなんと、死の曲だったので、これまたビックリ。
そんな、一期一会の夜があってもいいじゃないか。
真夏の夜の夢をありがとうね、美嘉ちゃん。
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