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相談の前に、本を読んでくれたらな
2013年08月18日(日)
最近、毎日、認知症、がん、緩和ケアなどの相談にボランテイアで乗っている。
有名先生とは違い、私は無料ないし診察料だけなので気軽に相談されるようだ。
しかし来る日も来る日も同じ話を何度もするのは疲れてきたし、その時間がない。
有名先生とは違い、私は無料ないし診察料だけなので気軽に相談されるようだ。
しかし来る日も来る日も同じ話を何度もするのは疲れてきたし、その時間がない。
外を歩いていてもよく、無料相談に捕まえられる。
講演会の後はしょつちゅう。
外来でも毎日。
電話やメールもほぼ毎日。
考えてみれば、仕事よりボランテイアの時間のほうが増えて来た?
両者が逆転するのが、目下の夢。
しかし時間は有限。
同じ話を繰り返すのが、とても辛くなってきた。
今日も、まったく知らない中学生からメールで取材があった。
平穏死を夏休みの宿題にする、と言われたらインタビューにも応えなえればいけない。
これは大人の義務だろうな、と思いながら文章で回答した。
本当は、本に詳しく書いてるのだけど・・・
できれば、本を読んでから相談してほしいな。
人間は勝手なもの。
そんなことを言っても
「そんな暇が無いから、直接聞いているうやないの」とか、
「そんな暇人やない」などとよく言われる。
患者さん自身や家族に読んでもらうために、本を書いているつもりだっただけど、
読んでほしい人にほとんど読んでもらえない現実を知り、半ば諦め気分なっている。
出版なんて何も意味もないのかな?
と思う時もある。
しかしちゃんと本を読んでから来てくれる家族も、もちろんいる。
また、在宅療養中に本屋さんで買って、家族で回し読みしてくれることもある。
もちろん、話は早いし、その次の次元の話に移れるので助かる。
そしてなによりも、「そんなご家族のためにも頑張ろう」という元気が湧いてくる。
もちろん主人公は本人だけど、まさか本人に向かって
「読んでください」なんて、口が裂けても言えない。
しかし中には事前に読んでから在宅を依頼される方もおられる。
まあ、実にいろんな家族がおられるので、勉強させていただける。
以下、相談の前に是非読んでほしい私の本。
全く初めて、何も知らないよ、という方には、
ベストセラーになった「平穏死・10の条件」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-10%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893087770/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1341589234&sr=1-1
胃瘻と平穏死の関係を詳しく知りたい方には、
「胃ろうという選択、しない選択」
http://www.amazon.co.jp/%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%80%81%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E9%81%B8%E6%8A%9E-%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%AE%E5%8A%9F%E3%81%A8%E7%BD%AA-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4860086163/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1353247893&sr=1-2
親を持つ子供さんには、
「平穏死という親孝行」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A6%AA%E5%AD%9D%E8%A1%8C-~%E8%A6%AA%E3%82%92%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E7%9C%8B%E5%8F%96%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D27%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8~-%E9%95%B7%E5%B0%BE%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4803004501/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1360841183&sr=1-1
長尾の話なんて信用できない、家族の本音を聴きたいという人には
「家族が選んだ平穏死」
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%8C%E9%81%B8%E3%82%93%E3%81%A0%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-%E7%9C%8B%E5%8F%96%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E9%80%9D%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%80%8D-%E7%A5%A5%E4%BC%9D%E7%A4%BE%E9%BB%84%E9%87%91%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4396316143/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1374593845&sr=1-1
そして、大切なひとががんになった時、できればがんになる前に読んでほしいのが、
「がんの花道」
これも家族に向けた本として、3冊目になる。
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AE%E8%8A%B1%E9%81%93-%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E7%94%9F%E3%80%8D%E3%82%92%E6%94%AF%E3%81%88%E3%82%8B%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E5%8A%9B-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4093883157/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1373197226&sr=1-2&keywords=%E9%95%B7%E5%B0%BE%E5%92%8C%E5%AE%8F
実は、他にも読んでほしい本がいっぱいあるのだが、
とりあえず、相談に来られる方は、以上の5冊がお勧め。
もし、すでに全部読んだ、と言われる方がおられたなら、
・町医者力1
・医聖・関寛斎
・共震ドクター あたりを読んでほしい。
自分的には、もう絶版になっているようだが、
「町医者冥利」、が一番好きかな。
8年前の初々しい自分がいる。
阪神大震災の翌年にした講演録も入っていて、まさに青春の記憶だ。
講演会の後はしょつちゅう。
外来でも毎日。
電話やメールもほぼ毎日。
考えてみれば、仕事よりボランテイアの時間のほうが増えて来た?
両者が逆転するのが、目下の夢。
しかし時間は有限。
同じ話を繰り返すのが、とても辛くなってきた。
今日も、まったく知らない中学生からメールで取材があった。
平穏死を夏休みの宿題にする、と言われたらインタビューにも応えなえればいけない。
これは大人の義務だろうな、と思いながら文章で回答した。
本当は、本に詳しく書いてるのだけど・・・
できれば、本を読んでから相談してほしいな。
人間は勝手なもの。
そんなことを言っても
「そんな暇が無いから、直接聞いているうやないの」とか、
「そんな暇人やない」などとよく言われる。
患者さん自身や家族に読んでもらうために、本を書いているつもりだっただけど、
読んでほしい人にほとんど読んでもらえない現実を知り、半ば諦め気分なっている。
出版なんて何も意味もないのかな?
と思う時もある。
しかしちゃんと本を読んでから来てくれる家族も、もちろんいる。
また、在宅療養中に本屋さんで買って、家族で回し読みしてくれることもある。
もちろん、話は早いし、その次の次元の話に移れるので助かる。
そしてなによりも、「そんなご家族のためにも頑張ろう」という元気が湧いてくる。
もちろん主人公は本人だけど、まさか本人に向かって
「読んでください」なんて、口が裂けても言えない。
しかし中には事前に読んでから在宅を依頼される方もおられる。
まあ、実にいろんな家族がおられるので、勉強させていただける。
以下、相談の前に是非読んでほしい私の本。
全く初めて、何も知らないよ、という方には、
ベストセラーになった「平穏死・10の条件」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-10%E3%81%AE%E6%9D%A1%E4%BB%B6-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893087770/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1341589234&sr=1-1
胃瘻と平穏死の関係を詳しく知りたい方には、
「胃ろうという選択、しない選択」
http://www.amazon.co.jp/%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E9%81%B8%E6%8A%9E%E3%80%81%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E9%81%B8%E6%8A%9E-%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%8B%E3%82%89%E8%80%83%E3%81%88%E3%82%8B%E8%83%83%E3%82%8D%E3%81%86%E3%81%AE%E5%8A%9F%E3%81%A8%E7%BD%AA-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4860086163/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1353247893&sr=1-2
親を持つ子供さんには、
「平穏死という親孝行」
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%A6%AA%E5%AD%9D%E8%A1%8C-~%E8%A6%AA%E3%82%92%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AB%E7%9C%8B%E5%8F%96%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%8C%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%8D27%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8~-%E9%95%B7%E5%B0%BE%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4803004501/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1360841183&sr=1-1
長尾の話なんて信用できない、家族の本音を聴きたいという人には
「家族が選んだ平穏死」
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%8C%E9%81%B8%E3%82%93%E3%81%A0%E3%80%8C%E5%B9%B3%E7%A9%8F%E6%AD%BB%E3%80%8D-%E7%9C%8B%E5%8F%96%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%8C%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%80%8C%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%AA%E9%80%9D%E3%81%8D%E6%96%B9%E3%80%8D-%E7%A5%A5%E4%BC%9D%E7%A4%BE%E9%BB%84%E9%87%91%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4396316143/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1374593845&sr=1-1
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「がんの花道」
これも家族に向けた本として、3冊目になる。
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実は、他にも読んでほしい本がいっぱいあるのだが、
とりあえず、相談に来られる方は、以上の5冊がお勧め。
もし、すでに全部読んだ、と言われる方がおられたなら、
・町医者力1
・医聖・関寛斎
・共震ドクター あたりを読んでほしい。
自分的には、もう絶版になっているようだが、
「町医者冥利」、が一番好きかな。
8年前の初々しい自分がいる。
阪神大震災の翌年にした講演録も入っていて、まさに青春の記憶だ。
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この記事へのコメント
診察室のドアに、「本を読んでから、質問してください」と書いておいたら、いいと思います。患者さんも待ち時間が短くなるし。何冊か、貸出もするというのは、いかがですか。心ある患者さんは、絶対、買ってくださいますよ。
Posted by きらきら星 at 2013年09月08日 11:03 | 返信
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