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「風立ちぬ」の喫煙論争

2013年08月19日(月)

現在公開中のスタジオジブリの映画「風立ちぬ」の喫煙シーンを巡って論争になっている。
あまりにも多い喫煙シーンや受動喫煙の観点から見るに堪えないシーンが多いこの最新作。
日本禁煙学会がつけたクレームに対して、タバコ好きな文化人が反論している。
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日本禁煙学会がクレームを申し入れるのは当然。
そのための禁煙学会なのだ。

医療界の足並みがそろっていないことがとても残念。
現代の医師であれば、喫煙問題に真っ先に取り組むのは当然。

私は、この論争は法廷に持ち込むべきだと思う。
この映画はFCTC(タバコ規制枠組み条約)に違反しているから。

しかしタバコ産業べったりの政府はテコでも動かないだろう。
まあ、司法の判断を早くみてみたい。

すなわち、日本は国際条約を守るべきかどうか。
当然、守るべきと答えないと、批准した意味がない。

TPPは、協定。
協定より条約のほうが上位にくる。

日々、禁煙活動に精を出す一人として、
この論争の決着を、楽しみにしている。

とことんやってもらて、司法の結論を待ちたい。

なぜなら、法廷抗争により、JTとこの映画製作会社の
癒着が浮き彫りにされるから。
すなわちこの癒着が国際条約に違反するかどうかが争点となるから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「風立ちぬ」の喫煙描写に苦言、日本禁煙学会がスタジオジブリに要望。

http://www.narinari.com/Nd/20130822623.html

日本禁煙学会は812日、現在公開中のスタジオジブリ最新作「風立

ちぬ」におけるタバコの描写について“苦言”を呈し、公式サイトに

要望文を掲載した。

「映画『風立ちぬ』なかでのタバコの描写について苦言があります」

から始まる要望文は、まず、「現在、我が国を含む177か国以上が批

准している『タバコ規制枠組み条約』の13条であらゆるメディアによ

るタバコ広告・宣伝を禁止しています」と、昨今、世界におけるタバ

コを取り巻く状況を説明した上で、「この条項を順守すると、この作

品は条約違反ということになります」と指摘した。

具体的には「教室での喫煙場面、職場で上司を含め職員の多くが喫煙

している場面、高級リゾートホテルのレストラン内での喫煙場面など、

数え上げれば枚挙にいとまがありません」とし、中でも特に「肺結核

で伏している妻の手を握りながらの喫煙描写は問題です。夫婦間の、

それも特に妻の心理を描写する目的があるとはいえ、なぜこの場面で

タバコが使われなくてはならなかったのでしょうか。他の方法でも十

分表現できたはずです」と疑問を投げかけた。

また、「学生が『タバコくれ』と友人にタバコをもらう場面などは未

成年者の喫煙を助長し、国内法の『未成年者喫煙禁止法』にも抵触す

るおそれがあります。事実、公開中のこの映画には小学生も含む多く

の子どもたちが映画館に足を運んでいます。過去の出来事とはいえ、

さまざまな場面での喫煙シーンがこども達に与える影響は無視できま

せん」とし、「誰もが知っているような有名企業である貴社が法律や

条約を無視することはいかがなものでしょうか。企業の社会的責任が

いろいろな場面で取りざたされている昨今、貴社におきましてもぜひ

法令遵守をした映画制作をお願いいたします」と要望した。

なお、日本禁煙学会としては、スタジオジブリを誹謗中傷する目的は

一切なく、「貴社がますます繁栄し今後とも映画ファンが喜ぶ作品の

制作に関わられることを心から希望しております。どうぞその旨をご

理解いただき、映画制作にあたってはタバコの扱いについて、特段の

留意をされますことを心より要望いたします」と結んでいる。

 

 

「風立ちぬ」劇中喫煙場面の日本禁煙学会指摘に喫煙文化研究会が反論

http://newslounge.net/archives/89989

 日本禁煙学会が現在公開中の映画『風立ちぬ』(監督:宮崎駿)の

劇中に、喫煙場面が多いと指摘していることに、喫煙愛好者が集まる

『喫煙文化研究会』(すぎやまこういち代表)が15日、反論する見解

を発表した。

 これは同作が日本禁煙学会が14日までに、スタジオジブリに対し文

書で、主人公の教室や職場、レストランなど喫煙シーンが「数え上げ

れば枚挙にいとまがない」などと批判していたもの。未成年の学生が

たばこを友人にせがむ場面については「未成年者の喫煙を助長し、未

成年者喫煙禁止法に抵触するおそれがある」として、「法令を順守し

た映画制作」を要望していた。

 16日付のデイリースポーツ、日刊スポーツ各紙が報じており喫煙文

化研究会がFAXで発表した見解によると、映画の舞台となっている昭

10年代(193544年)の喫煙率について、公式データはないが、50

年のデータを引用すると、男性の喫煙率は845%で、当時の状況を

再現するに当たっては極めて一般的な描写であることや、日本国憲法

21条で、明確に表現の自由が認められていると主張しているとして

いるという。

 

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この記事へのコメント

喫煙については別の観点からも問題視しています。
実は朝の散歩の道中に時々、吸い殻を拾っております。
敗戦直後の「モク拾い」ではありません。
むやみにポイ捨てされたおかげで、車道も歩道もアチコチ
吸い殻だらけとなり、そこへペットボトル、空き缶、包装紙などが
散乱しゴミの街に住んでいるのかと思います。
面白いことに、吸い殻を拾っておきますと自然にその他のゴミも
少なくなってきます。
人間心理でしょうか? 吸い殻が捨てていないと人間は案外と
他の物を捨てることに抵抗があるようです。
2年ほど前、ナポリの市財政悪化でゴミ収集がストップ。
町中、ゴミだらけで観光都市のイメージも大きくダウンし、
レストランも営業できずでした。
喫煙者には、イメージダウンによる観光客減少の経済損失の
大きさがわからないのでしょうね。
高い税金払っていて、なんで文句いわれるのか?

Posted by 匿名 at 2013年08月19日 09:09 | 返信

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