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ある政治家の慰労会
2013年08月21日(水)
政治家は落選したらタダの人、もしくはそれ以下。
そのように想像していたが、とんでもない間違いだった。
彼はむしろ元気になっていた。
講演やらなんやらで引っ張りだこ状態。
落選した瞬間から、次の選挙が始まっている。
私はもう未来に向かって走りだしている。
まるで甲子園を去る高校球児のような爽やかな敗戦の弁。
それを聴きながら、サポーターたちは少し緩めたフンドシを再度意識した。
こんな心強い言葉を聴かされたコアサポーターは一同、明るい気持ちになった。
この夜集まった10数人はすべて5年前の後援会発足のメンバーのままだった。
落選しても、サポーターは全員集合。
すごいもんだ。
これって彼の魅力そのもの。
もしかしたら(もしかせんでも)、人間は逆境に立たされた時に、器が分かるのか?
その意味では落選も悪くない、そう思える会合だった。
それにしても今回の参議院選挙は酷かった。
あんな選挙なら意味が無い。
正直、選挙権を制限してほしいと思った。
国の将来を案じて投票している人があまりにも少なかった。
民主主義の限界を体感した選挙だった。
それほど、選挙や政治に詳しい人間ではないので、そう偉そうに言えるガラじゃないが。
少なくとも、社会保障政策に関しては、かなり遅れる。
まあ、かなりというか、180度真逆になる恐れが高い。
現政権に本当の専門家が、ほとんどいないからだ。
不毛の議論のまま、社会保障政策が間違った方向に進み、一番困るのは国民だ。
おそらく過去最高の実績を残した政治家をも押し流した先の選挙。
政治家を支えるという私の役割も、先月でいったん終了した。
まるで台風のあとの、どこかうら寂しい気分と
将来がある若者の笑顔にみる希望が入り混じった不思議な気分を味わった。
日本国は、悪い方向に突き進んでいく。
1000兆円の国の借金を、1000兆円の個人資産で埋めあわせようとしている。
個人資産を没収する一番簡単な方法は、スーパーインフレとデフォルト。
安倍政権は、そこに向かって一直線につき進んでいる。
一刻も早く日本経済を破綻させて、ゼロからの復興と言う名で個人資産を没収するのだ。
それは、第二次世界大戦の敗戦後の焼け野原とまったく同じ光景。
原点から再生したほうが、中途半端な再建より手っとり早いと為政者は判断した。
その意味では、よかったかもしれない。
自虐的な国民にとっては。
しかしこれから本当に泣くのは社会的あるいは経済的弱者だ。
しかしその時になって怒ってみせても、完全におかどちがい。
現政権を選んだのは、国民自身。
自らが、破滅への道を選んでしまったのだ。
我々は、そのカウントダウンを目のあたりにしながら、
3年後(?)の国政選挙を待つことになった。
この1年でかなり見えてくるだろう。
PS)
本日発売された医療否定本を否定する拙書を
多くのかたにご支援下さり、ありがとうございます。
お陰さまで、発売初日にいきなり上位にランクされました。
なんと初日で、「がんの花道」を追い抜いてしまいました。
現在、2つの本が、なんとツートップを形成しています。
せっかくですから、多くの人に読んでほしいと願います。
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