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病気の反対は?・・・元気!

2013年09月06日(金)

病気の反対語はなんでしょうか?
健康?私もそう思っていたが、いや、違う。
正解は、元気!だ、そうです。
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こんなことが現実にあるんだ。
現実は小説より奇なりと言うが、その通りのことが今夜、あった。

本当にまったくの偶然なのだが、昨日、知人が送ってくれた
「白衣をぬいだドクター花戸」という写真集をぼんやり眺めていた。
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%94%92%88%DF%82%F0%92E%82%A2%82%BE%89%D4%8C%CB

ええ感じやなー、と。

今夜、都市型の看護・介護・医療研究会に出席すると、
昨日、写真集で眺めていた花戸先生がそこにおられた。

滋賀県東近江市永源寺診療所の
花戸貴司医師が、なんとj今夜の講師だったのだ。

私は花戸医師のことは何も知らなかった。
ただ昨夜、写真集で彼のオーラを感知していただけだ。


以下、講演の感想を記す。

心が洗われた講演だった。

滋賀県永源寺地区こそが、ドクター花戸の専門分野であることが
ヒシヒシと伝わってきた。

住人とのコミュニケーション、かかりつけ医、地域で認知症を診る、
在宅看取り、地域つくりなど、ドクター花戸は、特に意識せず普通にやっておられた。

彼のキャラは、ダイヤモンドの原石、
という言葉が似合う、どこまでも普通のドクターだった。

失礼ながら、漫画のキャラクターのようにも見えてきた。
永源寺という地名もいい。

なぜ、人口6800人の永源寺地区で地域包括ケアが可能なのか?
私なりに考えてみた。

それは、単純に、田舎だからかな。
コミュニテイーがある場所だから。

あと、これは勉強会で誰も指摘しなかったが、花戸医師が
小児科出身であることも関係が深いんじゃないかな。

考えてみれば、小児科出身の在宅医はそう多くはない。
小児科は、総合診療、総合医療で、在宅と土台は一緒。

あと、近くに病院が無いという要因も大きいと思った。
高齢者に過剰な医療が提供されにくい環境にある。

地縁、血縁が濃い田舎だから、在宅医療がやりやすいという指摘もあるだろう。
たしかに。

裏を返せば、地縁、血縁が薄い都市部でも、「地域包括ケアシステム」という社会システム
があれば、それを使って、住み慣れた”地域”での終末期支援を推進することができるのだ。

本来は、住民の帰属意識がその根底にあるはずだ。
そこは、行政のリーダーシップに期待するところもある。

いずれにせよきくも、ドクター花戸に在宅医療の原点を見た夜になった。
都市型であっても、田舎の在宅医療に学ぶ点は多いと改めて感動した。

病気の反対は元気。
元気があれば病気に負けない、と説かれた。

「穢れている自分の心が洗われるような・・」と発言したら、
なぜか笑いを取ってしまった。

永源寺の住民のみなさまと、ドクター花戸にたくさん学んだ。。


今日は、朝からラジオ(文化放送)の収録、
昼からは、日本医事新報社の対談、
夕方は、朝日新聞アピタルの夜間学校の収録など、盛りたくさんだった。

昨夜は、名古屋地区の豪雨で、新幹線が4時間も止まっていた。
今日も全国的に不安定な気候が続いている。

せかっくの暑さが遠のいても、また新たな自然との対話を要求される。
これをマイナスと見るのか、プラスと見るかは意見が分かれるだろう。

私は、プラスと見たい。

私の休日の今日も、携帯電話は結構、鳴った。
家族とお話したり、緊急検査をしたり、緊急入院があったり・・・

それにしても、たとえ老化や障害や病気があっても、
元気があれば、それに勝てる!、という極めて単純なメッセージが心に響いた1日だった。

ドクター花戸、ありがとう!
















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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

自分自身も元気を発信続ける社会福祉士のひとりでありたいと思います。

Posted by 社会福祉士 河本健二 at 2013年09月06日 01:05 | 返信

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