昨日も、ある大きな団体の事務局長さんが、真顔でわざわざ質問された。
｢長尾先生はなぜそんなに動くのですか？到底、理解できません」と。

そう言われれば、そうかもしれない。
最近、ちょっと珍しいのかなと思う時がある。

この１年間で７冊の本が出たが、お陰さまでどれもよく売れている。
またこれもお陰さまで、出版についてずいぶん詳しくなった。

日々、出版社の方からいろんな連絡を頂く。
今週は、増刷と韓国での翻訳本発行の知らせが届いたばかり。

これまで拙書を支援して頂いた方にご報告したい。

「医療否定本に殺されないための４８の真実」は
お陰さまで発売３週間で、４刷りに入り、累計３万部になった。

そして、これもなんと、これも韓国語の翻訳版が出るそうだ。
｢平穏死１０の条件」に続いて韓国でもベストセラーに！？

近藤先生の信者さんからいろいろ叩かれているが、
「よく書いてくれた」という手紙も頂き、ホッとしている。

あと「平穏死・１０の条件」の増刷が決まったとの連絡も受けた。
来週からは、第１１刷りの本が書店に並ぶそうだ。

これは、、もう１年を超えて、ロングセラーになっている。
しかし昨夜、「これ、読んだ人？」と質問したら、たった１０人しか手が上がらなかった。

懇親会では、｢ヘイオンシってどんな漢字なのですか？」なんて質問も頂いた。
ガックという感じだが、もう慣れてきた。

まだまだなんだ。

市民はもちろんだが、医療職、介護職に何かメッセージを伝えるには、
とてつもない労力とエネルギーが必要だ。

行く先々でみなさんに質問される。

｢あなたを動かすものは何ですか？
お金？　名誉？　恨み？　使命？」

たいへん恥ずかしいことだが、４番目の「使命」だと思っている。
ちなみにお金は、１銭も儲からない。

書籍の印税は、すべて福島県相馬市に寄付している。
このブログは、税務署の方も読んでいるそうなので、嘘はつけない。

名誉もない。
名誉を求める人は、こんなヤクザなやり方は絶対にしない。

医師会のエライさんになるとか学者であるとか、いろんな組織、団体のトップを目指す。
私はそんなものは何もない。

恨み？それは、少しはあるかな？
高校生時代に自分の父親が医療から受けた恨みが心のどこかにあるのかもしれない。

最近、その講演依頼をお断りすることが増えてきた。
物理的に、全部は行けないからだ。

おそらく、今年と来年が、講演のピークになるだろう。
しかし行けない分、書籍という形で伝えることができたら、望外の喜びだ。

だからしばらく、出版はさせていただく予定。
素人ライターだからお伝えすることが無くなれば、そこで終わりとなるはず。

昨日、来週出る予定である｢抗がん剤・１０の止めどき」の見本が届いた。
http://www.amazon.co.jp/%E6%8A%97%E3%81%8C%E3%82%93%E5%89%A4-10%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A9%E3%81%8D%E3%80%8D-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4893088076/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1378141318&sr=1-1

ざっと読んでみたが、いい本だと思った。
自画自賛してもしょうがないが、この１年の活動の集大成とも言える”がん小説”仕様だ。

「平穏死・１０の条件」が良かった！という方に、是非読んで頂きたい。
この小説の主人公に自分を重ね合わせて読んでほしい。

アマゾンで予約してください。


今日は、これから中村鋭一さんのラジオの生番組に生出演。
これも使命であると思い、お引き受けした。

熱烈な阪神タイガーズファンである、関西の人なら誰でも知っている
鋭ちゃんとのトークを楽しんできたい。

http://www.drnagao.com/news/news_20130909_2573.html

 

9月14日（土）午後1時半～2時半　FM千里83.7MHz

「鋭ちゃんのダイナマイト・トーク」

FM千里のホームページからもリアルタイムで聴くことができる。

http://csra.fm/stationlist/#kinki

鋭ちゃんは、ご夫婦で日本尊厳死協会の会員だそうだ。

尊厳死、平穏死の話を、FMラジオの生番組でしてきます。