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排泄ケアは、介護・医療の基本
2013年10月04日(金)
排泄ケアは、介護や医療の基本であるが、どこか後回しにされている。
しかしそれができれば、泌尿器科医の仕事は大幅に減ると言われた。
「自分をまもる、家族をまもる、
隣人をまもるための排泄ケア」
BY 小牧市民病院泌尿器科 吉川羊子先生
小牧市は、女性にも男性にもおおらかな街。
お祭りでは、男性のシンボルを神輿に載せてかつぐ。
神社には、オッパイがついたお札が飾られている。
中越地震の経験は、飲水を控えて肺梗塞が増えたこと・
また、大雪で膀胱炎になった犬がいた。
【平成11年愛知県の実態調査】
おむつ使用率
老人施設=男性47%、女性52%
在宅=男性52%、女性59%
カテーテル使用率
老人施設=男性2%、女性0.7%
在宅=男性9%、女性10%
→膀胱カテーテルはたいてい病院で始まる。
【病院における使用率】
病院=17%
おむつ=31%
間歇導尿は、わずか0.7%だった。
間歇導尿とは、バルーンの無いカテーテルで
その都度、尿を出すこと
個別に検討していくと、
おそらく3~4割のカテーテル/おむつが外せる!
排尿管理の目的
・尿路感染の回避
・低圧畜尿の維持
→腎機能の維持
腹圧性尿失禁
切迫性尿失禁
溢流性尿失禁の3つをしっかり区別する。
治療が逆になる。
排尿日誌が無いと薬を出さない。
医者が説明することが大切。
尿量モニター=ゆりりん、の活用
頻尿をなめてはいけない。
腹圧性=尿道を強くする
切迫性=排尿筋しかん剤
溢流性=尿道抵抗低下という方針
【排尿障害はQOLの病気?】
いや、時によっては命にかかわる病気。
水腎症から腎後性腎不全になることがある。
吉川先生は、地域で排泄ケアの勉強会を主催するなど
多職種の方への啓発活動にもご尽力されている。
素晴らしい!
人間の尊厳は、よい排泄ケアから始まる。
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この記事へのコメント
始めまして中村(薬剤師)申します。
在宅医療では寝たきりの人の排便問題がございますね。介護する人も大変ですが排便した本人も気持ち悪さがあってつらすと思います。
私は排便介護を少しでも楽にしようと、スポンジおむつ(便器)を開発しました。
値段は高くなりますがこの製品を使う事によるメリット
1、排便による汚れが、殆ど肛門部だけなので後始末がとても楽。
2、排便した本人も、お尻に大便がくっつかないので不快感、気持ち悪さがない。
(紙オムツの場合、大便がお尻についてしまうので気持ち悪い)
3、下痢便でも身体、衣類、シーツ等が便で汚れない。
(紙オムツの場合後始末の世話と洗濯の手間が大変)
製品はお尻に貼って使用し紙オムツと併用して使います。
かぶれを防ぐ為に、かぶれの殆どない住友3Mの粘着剤を使用しています。
もし関心がございましたらメールを下さい。
サンプルと説明書を送付致します。
ご返事をお待ちしております。
Posted by 中村栄三 at 2014年08月26日 03:00 | 返信
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