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家庭医療と在宅医療

2013年10月27日(日)

一昨日、札幌の手稲家庭医療センターの小嶋一先生の講演を拝聴した。
小嶋先生は、米国で家庭医療や公衆衛生を勉強して、現在は家庭医療や
在宅医療を担う人材を養成しておられる、日本の医療界のホープである。
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手稲では、全国から多くの研修医が集まり、米国式のトレーニングが
行われている。

米国では、研修医4名に指導医1名がつくが
指導医は指導だけで患者さんを診ない。

いわば専属コーチがいる。
日本は、選手兼コーチばかり。

米国の家庭医療と日本の家庭医療の違いを考えてみた。

米国は、標準化医療。
日本は、家元制度的。

これは、食べるとことを考えると分かりやすい。

米国は、マクドナルドなどのフランチャイズシステムが多い
日本は、料亭の味ではないが、秘伝のタレの世界。

家庭医養成教育においても同じような、風土の違いを感じた。
願わくば、米国と日本のいいとこ取りを目指して欲しい。

もう一つは、

米国の家庭医療は、外来診療が主で、在宅医療は副(米国は広すぎる)
日本の家庭医療は、外来診療と在宅医療の両方を学ぶ。

一方、在宅医療専門の医師もいて、
家庭医療のなかでの在宅医療なのか、
専門性を持った在宅医療なのかという、根源的命題がある。

いずれにせよ、圧倒的に少ない日本の家庭医療医。
医療界を挙げての、在宅もする家庭医の養成が期待できるのではないか。


小嶋先生には
・年寄り医者には、専門医は無理であること
・年寄り医者の家庭医としての再教育、をお願いした。

年寄りとは、小嶋先生より年寄りと言う意味。
小嶋先生は、41歳。

機会があれば、私も手稲家庭医療センターで勉強させて欲しい。
ただし時間が無いので、2~3日で、なんて調子がよすぎるかな。

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