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がん医療の相談

2013年10月30日(水)

朝から深夜まで休みなく診療をしているのだが、毎日、どこかの知らない人たちから
大量の手紙やメールが届き、正直、ゆっくり目を通す時間がなく申し訳けありません。
大半ががんに関する切実な相談ばかりで、ちゃんとやればそれだけで仕事になる。
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半分は、私の書籍を読んでの相談。
がん治療全般に関するもの。

半分は、がん放置療法や放射線や抗がん剤に関する相談。
これもちゃんと聞いていくと、結構な時間がかかる。

嵐の外来の途中で、こうした相談が来ると診察が一旦、フリーズする。
あとの患者さんからお怒りの言葉が聞こえてくるのでゆっくり話せない。

かと言って、セカンドオピニオン外来は、ガラじゃないし
第一そんな時間も無いし。

今日、印象に残ったのは、胃がん手術後の相談。

ステージは聞かされていないというが、おそらくステージⅡ位か。
TS1という抗がん剤を2コースだけ飲んだが辛くて自己中止したとのこと。

するとメキメキと元気になり、1年経っても、いたって元気に過しているだそうだ。
それでもがん拠点病院は、頻回に腹部CT検査を勧めらて辛い、という相談内容。

CT検査の被ばく量が多いのはも、はや有名な話。
福島の除染対象区域より高い放射線を浴びることになる。

腹部エコーでは異常なしでもCTを受けなさい、と言われるのが不安で不満だと。
太っている人以外は腹部エコーのほうが詳しく分かることを一般の人は知らない。

再発の兆候がまったく無い嫌がっている人に、造影CTは、ちょっとキツイかなと思った。
しかしそれががん拠点病院の通常のやり方だと説明もしておいた。

腹部エコーでは許してくれと主治医にお願いしてみたら、と提案をした。
無用な放射線被ばくを少なくするのが私たちの役目だと思っている。

再発を発見するために、3~6ケ月毎にCTを撮るが、本当に必要なのか。
私は、そうした希望があるならエコー検査でもいいではないかと思う。

PS)
というわけで、毎日、ヒッシのパッチで読んだり返信をしていますが、
上手く返事ができなかった方には、誠に申し訳ございません。




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この記事へのコメント

長尾先生は、臨床と理論、臨床と理論を繰り返して、お勉強したので、癌でも、他の病気でも、ある程度問診して、検査すれば、予後が分かるので、お仕事に、熱中していらっしゃるのですね。
手塚治虫のマンガで、子供の時、空襲で眼に障害があって、いいお医者さんに、角膜を移植して貰ったら、人の心が分かってしまう人間になってしまったという内容のマンガを見たことがありますが、長尾先生も、他人に分からなくても、自分には分かる能力を身につけることが、おできになったのでしょう。
それで頑張っていらっしゃるのでしょう。
たまには、お母様の所でも訪ねて、のんびりなさったらどうですか。

Posted by 大谷佳子 at 2013年10月31日 01:56 | 返信

長尾クリニックでは、肺炎球菌の予防注射も、うって頂けるのですか?
宝塚市では、救急病院に「以後、うちの患者になると約束しないと、うってやらないぞ!」と言われているので、母は初回の注射を打って貰ってから7年くらい経っています。しかし、89歳で、最近弱っているので、尼崎までいけるかどうか...。
父がMRSAで死んだのに、母は肺炎球菌の予防注射にありつけないのです。
宝塚という町はそういう町なんです。
インフルエンザの予防注射は、私はうってもらいましたけど。
別に、長尾先生でなくても、他のお医者さんでも結構ですから母に注射して頂きたいです。

Posted by 大谷佳子 at 2013年10月31日 02:08 | 返信

救急病院ではなく、普通の病院でよいのではないでしょうか。たとえばご自分がうってもらった病院とか。尼崎まで行かれるのは大変でしょうから。なお、肺炎球菌ワクチンは5年に一回で良いそうです。私はインフルエンザは毎年、肺炎球菌は3年前にうってもらいました。釈迦に説法かもしれませんが。

Posted by つつじおやじ at 2013年10月31日 01:55 | 返信

つつじおやじ様、アドヴァイスをありがとうございます。
私の母は、在宅のお医者さんに、毎月二回以上、点滴と診察をして頂いています。
私は別に、医師会が嫌いなのではないのですが、私どもの家庭医は、医師会に入っていないお医者さんです。そういう関係でしょうか、インフルエンザの予防注射は毎年うっていただいていますが、肺炎球菌の予防注射はして頂いていません。
以前、別のお医者さんに、肺炎球菌の予防注射をうって頂きました。そのお医者さんとは、ケアマネジャーと要介護度の件で、考えが違って、やめて貰いました。母は要介護1だから自分の好きなケアマネジャーが選べるのに、地域包括のケアマネジャーでないといけないと主張なさったのです。
それから、7年経ちます。肺炎球菌の効力は5年間だけと聞いております。
在宅医に「救急病院ででも、うってもらったら?」と言われて、救急病院に問い合わせましたが、「うちの患者のなるのだったら肺炎球菌の予防注射をします」と言われました。
そうです、たしかに尼崎は遠いので行くことはできないでしょう。
私に父はインフルエンザによる肺炎と言われて、担当の在宅医が突然スキーに遊びに行ってしまったので、救急病院に入院させられましたが、そこでMRSAに罹患して、苦しみながら死にました。
私は救急病院で父がMRSAに罹患したと保険所に相談に行ったので、その病院には保健所から何らかの注意があったのか、一人二人の医者から叱られました。別に裁判で訴えたのでもなければ、保険所にウソの申告をしたのでもないのに。
母は肺炎球菌の予防注射をもう七年間も、受けておりません。
私どもの事情を、おわかり頂けましたでしょうか?
つつじおやじ様は、私のコメントの何処に、疑問をお感じになるなのですか?

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月01日 02:40 | 返信

つつじおやじ様へ
私が母を連れて、尼崎の長尾クリニックに行くのが、つつじおやじ様と、どういう関係があるのですか?
この文章は男性の文章ではなく、女性の文章みたい。
ペンネームの方の御批判にはお答したくないのです。無責任でしょう?
私は本名です。つつじおやじさまは、暇だからコメントしたのですね?
長尾クリニックにお勤めの方ですね?そんな恐いクリニックには務める気はありません。
私の母も、MRSAで苦しむことのないようにと苦労しているだけです。
私の気持ちが、おわかりにならないのですか?

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月01日 12:42 | 返信

私は大谷様の事情はよく知りませんが、「ワクチンや予防注射であれば先に書いたようなことが考えられますよ」と申し上げただけで、他意はありません。また、長尾クリニックとは何の関係もありません。長尾先生のブログをほぼ毎日読んでおり、大谷様がよくコメントされていることは存じています。

Posted by つつじおやじ at 2013年11月01日 04:02 | 返信

大谷さん、
つつじおやじ様が「釈迦に説法」とおっしゃったのは、インフルエンザや肺炎球菌に対して予防接種をしても、もしかしたら効果があんまりないかも?という意味だと思いますよ。
なにもあなたに対して「説法」しているわけではないでしょうに、あなたのほうからは、カッとなって書いたとしか思えないコメントの連投・・・どうしてつつじおやじ様にそこまで噛みつくのか、理解に苦しみます。
カッとなってしまったとしても、子どもではないのですから(60過ぎのおばさんでしたねー)、ポチッと投稿ボタンを押す前に、一度深呼吸をして落ち着きましょうよ。
・・・とはいえ、それこそ釈迦に説法でしょうから、返答はいりません。(匿名の人の批判にはお答えしないそうなので、丁度いいですね!)

Posted by 匿名 at 2013年11月01日 08:37 | 返信

女の方が「つつじおやじ」と男性に振りをしていらっしゃるとは、存じませんでした。
安心して下さい。私は、母を連れて、肺炎球菌の予防注射をして下さるお医者様を世界中をさがしていますけど、つつじおやじ様が恐いから、長尾クリニックだけは、行きません。
「長尾先生でなくても、よいから肺炎球菌の予防注射をして下さい」とお願いしたことが貴方を怒らせたのですね。それはすみませんでした。
長尾先生は、つつじおやじ様の私物ですから、ご安心ください。
保険治療をなさっていらっしゃるのに、患者を選ぶのですね。
お偉いお医者様ですね。

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月01日 09:11 | 返信

2013年4月15日のコメントで、「分析している人は誰だと名乗っていますか?名乗りもせずにこれこれのこのように書かれていると反論だけを書いていても信用性は限りなくゼロですよ。名乗っておらず、名乗ったとしてもそれがどこの誰かが分かる実名でなければ、そのような意見は無視すればよろしい。」とつつじおやじが書いています。
ですから、私も、無視します。
自分も、実名でもない癖に、相手が女性とみるとエラそうに意見する人がいるものです。
医師でもないのに、まるでお医者さんみたいに、エラそうに意見するのですね。
「そのような意見は無視すればよろしい」だって!。
聞いてあきれる。

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月01日 09:54 | 返信

私は貴方を存じ上げません。
肺炎球菌の予防注射さえしたら、助かると言うものでもないのです。
製薬会社はますます、大量の抗生物質を生産していますし、お医者様は、ますます大量に抗生物質を使って下さいます。それで大量の耐性菌の耐性ブドウ球菌、耐性緑膿菌、耐性○○菌が世界を覆います。
いずれ、貴方のご家族も耐性○○菌で苦しんで亡くなられたら、貴方も、私の気持ちがお分かりになるでしょう。
尼崎で注射しようが、宝塚で、受診しようが、私の勝手です。
知ったかぶりの、おせっかいの、つつじおやじは、大嫌いです。
私にコメントしないで、長尾先生にコメントして下さい。

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月02日 01:26 | 返信

長尾先生はアピタルに肺炎球菌の予防注射を実施していると書いていらっしゃいましたけど、その時の肺炎球菌の予防注射の患者は尼崎市内の患者を想定なさっていらっしゃったのですか?
他市からの希望者は想定していなかったのですか?
そうだとしたら、明記して頂いたら良かったのに、お人が悪いですね。
「つつじのちち」が言った事の方が正解なんですか?
宝塚の保険所にも数年前に、問いあわせた時は、宝塚市内では肺炎球菌の予防注射はしないといっていたので、長尾クリニックにお願いしようと思っただけなんですけど。
「つつじ栄養士のちち」に突然意見されたので、驚きました。
アピタルの文章を読んでも、何故、意見されのか、分かりません。
ふだんから、じーっとだまって読んでいて、突然昔からの知人みたいに仮名で、意見されると仰天してしまします。
案外「つつじのちち」は長尾クリニックのパトロンだったりして。
えーっ!

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月05日 02:04 | 返信

つつじおやじ様

馬鹿に説法

とはこのことでしたね。

Posted by 三舟 at 2013年11月05日 04:30 | 返信

平成3年頃に、河出書房から、冨家恵美子さんと言う、聖心女子大教授の未亡人が「院内感染」と言う本を出版されて、ベストセラーとなりました。
私は針灸の勉強会の帰りに、大阪の旭屋書店で、購入しました。
それなのに、平成5年に父が右室梗塞で、森ノ宮成人病センターで、助けて貰った時も、そのあと、椎間板ヘルニア、上行結腸癌(市民病院)耳下腺腫瘍(関西労災)とお世話になっても、ついぞ院内感染とか、MRSAと言う言葉は、聞かなかったので、私は、冨家恵美子さんの「院内感染」の内容はほんとうだろうかと疑ってしまいました。
平成18年に、救急病院から「お父さんは、MRSAに感染してますよ」と言われて、20日間苦しんで、看護婦に「お父さん、死んでるよ!何分で来れんの?」と、怒鳴られるまで、実感しませんでした。
私が、保険所に「父が、MRSAで死にました」と届け出たのは、冨家恵美子さんの「院内感染」の本を読んでいたから、これは届け出るべきだと思ったからです。
それで、父が宮司さんに「大谷克哉命」という謚を頂いてから、決心して保健所に行きました。
医師会のお医者さんに「保険所に言いつけた」と怒鳴られましたけど、悪いことしたとは思っていません。
7年前のことですけど。

Posted by 大谷佳子 at 2013年11月10日 11:03 | 返信

三舟さま

大谷様はこれまでいろいろご苦労されたので、人の書いたことをそのまま読めなくなってしまわれたのではないでしょうか。医療のことをよくご存じの大谷様にこんなことを書いても既にご存じだと思われるので「釈迦に説法」としましたが、これも素直に読んでもらえなかったようです。それほど大谷様はご苦労されている、あるいは迷惑をかけられているという境遇がずっと続いたのではないでしょうか。何もコメントせずにそっとしておいてあげるのが一番かもしれません。
つつじおやじ拝

Posted by つつじおやじ at 2013年11月11日 05:34 | 返信

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