『訪問看護の拠点強化：24時間態勢・看取り』の新聞記事に痺れた。
今朝の新聞の記事である。

母の在宅死の経験から訪問看護師の役割や機能に興味がでた。
訪問看護師のお陰で私は介護の休息ができた。
ありがたかった。
知人の中では訪問看護師やステーションを立ち上げた人がいる。
訪看の常勤採用は少なく、利用者が出た場合に声がかかるパート体制で給料は安定しない。
ステーションを立ち上げても個人では利用者から声がかかることは少ない。
よって生活のため月に数日、時給のいい当直を兼ねている。
管理者となれば勤務時間が合って無いようなものだと疲弊している。
生の声を聴くと、ちょっと魅力が感じられなくなる。
訪問看護師の立ち位置や提供できるサービスの認知は低いと思う。
私自身、介護保険・サービスのしくみは母のことがあり知った内容が多かった。
介護保険はまだ空回りしているのかな・・・・・
最初に介護保険にするか医療保険にするかと問われても理解できなかった。
今でもどっちがどうなのか、わからずじまい。
夜中の訪問を希望したがその態勢はなかった。
夜中に訪問してくれれば、どんなに介護者の負担が少なくなるかと思った。
在宅での看取りは母の事例しか知らないが、一言“良かった”である。
個人的な見解であるが80歳を超え、ステージⅣのがんが発見されたなら治療をしない治療方針があってもいいのでは実感した。
積極的な治療や検査をしないのなら、入院はできにくい。
ホスピスは在住する市内にはなかった。
療養型病院はさまざまな縛りがあった。
穏やかに自然に終末期を過ごせるのは、慣れ浸しんだ安心できる自宅の環境である。
自宅で看取るには、24時間態勢の医療・介護サービスが必要だと感じた。
訪問看護師の待遇・処遇をぜひあげていただきたい。