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平穏死のための制度面の諸問題

2013年11月06日(水)

平穏死のためには、本人や家族の問題以外に制度面の諸問題がある。
法律や制度の知識が無いと、平穏死は叶わない。
そんなことを、今週の日本医事新報での連載に書かせて頂いた。
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この日本医事新報という雑誌は、凄い雑誌だ。
いつも私が知りたいと思うことばかり書いてある。
http://www.jmedj.co.jp/

情報はお金で買える。
この雑誌は、とても内容が深く、味もある。

定期購読をお勧めする。
私が書いているからではなく、内容が充実しているからだ。

そんな医療界でNO1の雑誌に、26回も
連載させて頂いているのは、本当に光栄なこと。

そして今週号だけでも、書店で絶対に買われたほうがいい。
いつもにまして、あまりに内容が充実しているからだ。

さて、医療者、介護者は、平穏死のためには制度の理解が大切だ。
深く深く勉強しないと、患者さんの願いを叶えることはできないという記事。
http://www.drnagao.com/pdf/media/jmedj/nihniji131102.pdf


ちなみに、今日も、こんな相談が舞い込んだ。
遠くの全然知らない病院の院長先生からだ。


平穏死・看取りの相談

 

95歳男性 

重度認知症でコンタクトは取れない

誤嚥性肺炎を繰り返し、食べれなくなってきている

施設に入っている。

胃ろうを進めるが、奥さん・家族は胃ろうはせず自然に任せてほしいとの事。

身うちは皆 同意している。

 

少量の点滴だけを始めて、1ヵ月半になる。

このまま続けていいのか。

途中何回か胃ろうの話をしたが、いつも自然にとの事。

 

今まで色々と手を尽くした事はあるが、何もしない事は初めて。

 

先生の本を見ると大丈夫と書かれているが、医療訴訟の心配はないか。


医療現場は、こんなレベルなのだ。
だけど、この院長先生は、わざわざ見ず知らずの私に聞くだけ、熱心とも言える。
しかも、珍しく私の本を読んでくれているようだ。


珍しいとは、医師は26万人いる。
全員読めば、26万部になる。

看護師も読めば、150万部になる。
介護職も読めば、300万部になる。

しかし、医師で読んでいるのは、おそらく1000人くらいか。
医師が、私の本を読む確率は、一般市民の10分の1以下の確立。

だから日刊ゲンダイ火曜日の連載タイトルが、「医者も知らない平穏死」なのだ。

本当は、「医者が特に知らない平穏死」なのだが、これはあまりに失礼なので
以上に落ち着いた。

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