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私は逃げも隠れもしないし、対談もしない

2013年11月15日(金)

電車に乗って中刷り広告を眺めたら、自分の名前が書いてあった。
コンビニでその週刊誌を立ち読みしたら、自分のことが書いてある。
近藤誠氏が私との対談を望んでいるようだが、私は対談はしない。
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前も書いたが、近藤氏との対談依頼はすべて断ってきた。

今回、週刊文春が2回来て、単独インタビューと言ってきたので応じてしまった。

私は、書籍でもインタビューでも、患者さんに向かって話しかけている。
賢い患者さんになって、医療のいいとこ取りをして下さいね、と。

近藤さんに向かって言ったことはない。
常に患者さんに向けて言っている。

しかし出た記事の見出しを見て、ビックリ。
「近藤誠先生、あなたの犠牲者が出ています」との大見出し。

内容はチェックしたが、大見出しだけは直前まで教えてもらえず。

編集権があるので絶対に変えられないと。
最後まで抗議したが受け入れられず、諦めた。

そうしたら今週は近藤さんが、誌上で私に対談を申し入れてきた。

私は、何度も「対談はしませんよ」、と申し上げてきたのに。

そのために書籍を出して、単独インタビューにも応じたのに。
それらを読んで頂ければ、対談などなんの意味の無いことが分かるだろう。

どちらが正しいかって?
それは言わなくても、分かりますよね。

極論の妄想とどう議論しろというのか?
議論の余地が無いので、議論しないだけ。

週刊文春の記者さんは「なぜ逃げるのですか?」と煽ってきた。
私は逃げも隠れもしないし、毎日、講演や学会等で表に出いる。

仕方がないので、「往復書簡という形ならいくらでもやりますよ」と昨日、お答えした。
先ほど週刊文集から、3回目に対談をしないとダメ、往復書簡はNG、と言ってきた。

要は、単独インタビューとは口実で、最初から3回目は対談と仕組まれていたようだ。
まんまと口を開いたばかりに、以前の論客同様、煙にまかれるところだった。

神前五郎先生は、週刊誌上では、近藤理論に同意したことになっている。
しかし日本医事新報には、6ページにわたり、近藤理論の間違いを激しく論じている。

それも全国の医師に、「近藤理論に断固反対せよ!」と呼びかけている。

よほど悔しい思いをされたのだろう。
勝っていても、「負け!」と判定されたのだ。

過去の他のそうそうたる論客もそう。
妄想には、理論など通じない。

お抱えメデイアが宗教者を育てて、文学の賞を与えて権威付けまでした。
異論を唱えるものには、勝手に「負け!」というレッテルを貼る手法を何度も繰り返してきた。

すべてのメデイアが、この程度の識別ができない。
本当に情けないことだ。



「近藤さんに私の携帯教えて、いつでも電話してきていいよ」、と言ってある。
近藤さんが私と話したければいつでも話すし、ちゃんとお会いもしますよ、と。

悩みも聞きますし、私の本を読んでも分からなければちゃんと教えますよと。
夜中の何時でも、電話してくれていいよ、と。

私は近藤さんと会ったこともなければ、何の利害関係もない。
だから彼を攻撃する理由はないし、そんな気も無い。

私は、近藤さんを相手にしていない。
近藤さんに泣かされた人を対象に、近藤理論の誤りを話しかけている。



どういうことか。

まだ理解できない人のために。

以下の、実名の精神科医の、書き込みを読んで頂いたほうが早いかもしれない。
偶然、さきほど気がついた。
実にタイムリーな書き込み。



精神科の開業医をしている者です。 週刊文春の最新号とその前の号を拝見しました。長尾先生はには申し上げるまでのこともありませんが、老婆心ながら精神科医の立場から一言。 Normal とabnormal が論争したら、normal は絶対に勝てません。Abnormal は譲歩を知らないからです。先生も、「意見が共通するところもある」などとおっしゃる必要はありません。対談など、絶対になさらないでください。 失礼いたしました。



と、いうことなのです。
分かる人はちゃんと分かっている。

みなさん、どうか賢明な御判断を。

泣いている人がいっぱいるのです。
毎日、そのような人の話を聞いてばかり。

”がんもどき理論”を土台にした”がん放置療法”という妄想仮設は
間違っているし、何の根拠もエビデンスもありません。

エビデンスがあるというのなら、医学誌に投稿されたらどうだろうか。
週刊誌とアカデミアの世界との違いさえ知らないメデイアの貧困。

私が患者さんに伝えたいのは、ただそれだけ。

しかし、医療界は「近藤誠現象」をちゃんと受け止めればならない。
なにせ、あんな本が100万部も売れたは”現実”なのだから。

医療不信の象徴が、「近藤誠現象」と捉えるべきだ。
「近藤誠現象」に謙虚に反省し、改めなければ先は見えない。

つまり、近藤理論は教祖や信者さんがなんと言おうと、誤り。
しかし「近藤誠現象」に学ばないと、患者を幸福にできない。


ちゃんと知りたい方は、私の本を読んでからにしてください、ね。
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%8C%BB%E7%99%82%E5%90%A6%E5%AE%9A%E6%9C%AC%E3%80%8D%E3%81%AB%E6%AE%BA%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE48%E3%81%AE%E7%9C%9F%E5%AE%9F-%E9%95%B7%E5%B0%BE-%E5%92%8C%E5%AE%8F/dp/4594068685/ref=zg_bs_2133619051_3

インテリ信者さんたちの執拗な攻撃は、19年前の○○事件を思い出す。
さすがのアマゾンも、過激派の排除に乗り出している。

高学歴の人のマインドコントロールが解けるまで何年も要することを我々は既に学んだ。
○○教と同じ運命を辿るだろう。

20年にわたる不思議で不毛、そしてついに有害な現象に、そろそろ終止符を打つために、
匿名だらけの過激派信者さんの襲撃を覚悟の上、私は顔出しで「真実」を述べただけ。

私の本はそれ以上でもそれ以下でもない。

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※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

この記事へのコメント

対談対談と患者さんが騒いでいるのはこのことだったんですね そりゃ 精神科医の先生が言われることが正しいと思います。abnormalには勝てないです。

Posted by 薬剤師 井澤康夫 at 2013年11月18日 02:31 | 返信

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