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手首血圧計の使い方

2013年11月23日(土)

患者さんが自分で自宅で測った血圧を、家庭血圧という。
家庭血圧は、診察室で医師が測る血圧より、情報として価値があることが分かっている。
最近よく売られている手首血圧計での家庭血圧測定も、実は測ったほうがいいそうだ。

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 三重大学客員准教授、大西内科ハートクリニックの
大西勝也先生にレクチャー頂いた。

【手首血圧計の測り方】
手首血圧計は、不正確だが、測らないよりいい。
血圧計を心臓の高さに置くことが大切。
腕を垂らして

【どちらの手で測るか】
人間ドック学会:右手
高血圧学会:利き手でない腕、高い方の腕
となっていて、相反している。

【いつ測るのか】
起床して排尿してから1時間以内。

【1回に何度測るのか】
1回なのか、2回、回なのか。
測る毎、だんだん低くなるが1回でいい。

不安なら2回測って平均でもいい。

【1日に何度測るか】
月に5回以上測る=週に1~2回。
それならできる。


年とともに血圧の平均値は上がる。
当然、若年者より管理基準は甘くていい。

一昨日、鹿児島の名医、五反田先生と飲んでいたら、
「高齢者は多少血圧が高いほうが長生きする」と言われていた。

もちろん程度による。
さすがに、180や200を放置すると、大変なことが起こる。

セルフメデイケーションの時代。

自己管理、自己決定の時代。
なんでもかんでも医者任せは間違い。

ある程度の年齢になれば、時々、自分で血圧を測っておくといい。
そして100歳になれば、もう血圧は測らなくてもいいと思う。

手首血圧計は、患者さんには勧めない。
しかし既に買ってしまった患者さんに、どう説明するのか。

手首血圧計でも、上手に使えば、情報として価値がある。
生命予後を伸ばせる可能性がある。


その前に、野球解説者の衣笠祥雄氏の講演
「一人では学べなかった事」も拝聴。

お元気でエネルギッシュだった。
野球選手は引退してもやはり凄いな。



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