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先週水曜日フィリピンより帰ってきました。レイテ、サマー島の被災状況は大きく変わってません、いまだ被災民は400万人いますし、そのうち135万人が子供といわれてます。
陸路でレイテに行くと20時間以上かかります。タクロバンの飛行場はフィリピン空軍、日本の自衛隊の大型輸送機、アメリカ空軍機、ソ連の大型輸送機、などで民間はセブまでです。最大の問題はインフラが破壊されてます。医療的には各国が入っており、今は急性期はありません。どちらかというと感染症などの予防が大事な状態です。家もまだなく、人々は寄せ集めの木材で掘立小屋を建ててます。
米軍などは現地の人を大量に雇用してインフラ整備にお金を使ってます。人々からは大変感謝されてます。やはり災害から1-3日以内に医療体制をとれないとなかなか難しいです。親を失った子供がたくさんおり、どうしたものかと考えております。実はうちも4年前、4か月の女の子が栄養失調、と肺炎で連れてこられ、即、ICU 管理して助かり、以後うちが里親としてもう4年育ててます。サマー島、レイテ島の人々はあれほどの被害にかかわらず、明るく、笑いがあります。いつも思うのですが、ここがこの国のいいところで、韓国、中国と違い、昔の戦争のことは一言も言いません。もし医療支援などで行くとしたら、まずセブ島まで行き、そこから民間の交通機関を利用して、行くほかありません。
ま考えてベストはやはり赤十字を通じて募金するほかはないと思います。今回は米軍のプレゼンスが光ります。やはり足があるのが素早い救援活動につながってます。今回も一番はオスプレイでした、飛行場も使えない被災後の朝いちばんから大量の荷物を載せてうちのそばのクラーク国際空港から往復してました。日本の自衛隊機も今回たくさん見ました。日の丸のマークがきわめて控えめにつけられているのが、日本らしくて、いい印象でした。
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