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リビングウイル法案

2013年12月29日(日)

超党派議連によるリビングウイル法案の記事が
12月3日の毎日新聞、そして本日の読売新聞に出ている。
咋年夏と同じものだが、来春にかけてまた動き出しそうという報道だ。
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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131229-00000331-yom-pol

従来、「尊厳死法制化」と呼ばれてきたが
来年には名前が変わるかもしれないと予想している。

ちなみに「終末期における患者の意思を尊重する法律案」が
法案の正式な名称。

咋年は「誰のための法制化?」なんて大手新聞で叩かれたけど、
もちろん患者さんのための議論である。

これは法律なので、国民の合意が必要だ。
すなわち国民の代表である国会議員さんが国会の多数決で決めるもの。

特定秘密保護法案のような強行採決のようにはなってほしくない。

台湾の法案(2000年に成立)のように、もしそうした法律が成立するのならば
全会一致で、法的担保が行われて欲しい。

生命倫理は、超党派で議論してほしい。
宗教界、法曹界も、現実を直視して
現実的な議論をしてほしい。

ちなみにリビングウイルが法的に担保されていない国は
先進国では日本だけ。

私自身としては来年こそ、
終末期の医療の議論が盛り上がって欲しい。

そして現場の終末期医療が変わってほしい。
病院でも平穏な最期が迎えられる日本の医療になってほしい。

先日、末期がんの知人をお見舞した際に、見事に管だらけの姿を見てショックを受けた。
日々、私が在宅で診ている末期がんと方と、天と地くらい違う最期の姿だった・・・・

「平穏死という生き方」を、もっと多くの医療者、市民に知って欲しいと思った。
能力に劣る自分だが、それでももう少し努力し、頑張らないといけないと感じた。

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