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特養解体?

2014年01月11日(土)

昨夜は、長岡社会福祉法人こぶし園の小山剛氏の講演を拝聴した。
毎月1回は顔を合わせていて小山氏のことはなんとなく知っているつもりだったが、
改めて、長岡で起きていることを小山氏から直接聞いて、深く考えさされた。
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1時間の講演と1時間の質疑応答後も、小山氏に
私は何時間でも質問したかった。
http://www.kobushien.com/

それくらい小山氏の話は深く、本質的だった。
厚労省や政府関係者にはおなじみかもしれないが、私には超新鮮だった。

小山氏とは何をなされた方か?
もしそう聞かれたら私は
現行介護保険制度下で「特養を解体した人」だと言いたい。

街から離れた場所にあった特養を解体して、
街そもものを特養にした方だ。

地域包括ケアの見本といえる。
小山氏が力を入れているのは、小規模特養と小規模多機能。

そもそも小規模多機能とは、
http://www.kaigokensaku.jp/publish/group11.html


介護が縦割になっている。
介護が出来高になっていることがそもそもおかしい。

ホームヘルパーが縦割りで入ると、出来高だと計算上、
排尿介助だけで月に120万円もかかることになると。
しかし「包括性(まるめ)」でやれば、たった3万円ですむ。

現行の介護保険制度の下で、自己負担ゼロで
新型特養を建てている。

社会福祉法人はなんのためにあるのか、という議論にもなった。
長岡のように行政と介護が連携するためにあるのが、社福なんだと思った。

医療法人は、特養は建てられない。

小山さんは何度も「覚悟」と言う言葉を使われた。
やればできる、という意味での覚悟だそうだ。

いすれにせよ、医療と介護が上手に連携しながら
介護施設の再編成を目指すべきと考える。

長岡のこぶし園は、本物だと思った。
もっと学びたい。

 

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