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ハグとユーモア
2014年03月02日(日)
雑用にまみれて自分自身は勉強する暇が無かった。
学会とはまあそのようなものだったんだろう。
人に会いに浜松まで行ったのだろう。
しかし金子稚子さんの話と小澤先生の話と岡原先生の話はしっかり聞いた。
それで充分かもしれないな。
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「ハグ」と「ユーモア」
日本在宅学会の2日目は、午前中のメインシンポジウム
の司会を務めました。
テーマは、「看取りに必要な言語と行動」。
めぐみ在宅クリニックの小澤竹俊先生は、援助を
分かりやすい言葉にすることを、発表されました。
傾聴だけでは患者さんは幸せにならないと。
山口県大島郡のおげんきクリニックの岡原仁志先生は、
ハグとユーモアを添えた在宅緩和医療の実践を発表。
患者さんとご家族をハグして家家を回っておられます。
認知症の方は、食べたことはすぐに忘れてもハグされた
ことは忘れないそうです。
またハグで認知症が改善すると聞き、驚きました。
その結果として、「楽しい最期」になるとも言われました。
最期が楽しい?
みなさん、どういうことか疑問に思われるでしょう。
近く、テレビ朝日の報道ステーションの特集に出られると。
是非、映像で岡原ワールドを多くの人に知って欲しいです。
こんな楽しい医療が、この日本にあるのです。
会場から沢山の質問が飛び出しました。
最後は、会場の聴衆全員(おそらく1000人位か)が
隣の人とハグの練習をしてシンポジウムは終了しました。
この2日間、学会の司会や自分の講演で手一杯でした。
他の会場の聞きたかった講演を聞けなかったことが残念。
夕方は大阪天王寺で地域医療連携について講演しました。
夜、帰宅して家の鍵を開けるその瞬間に電話が鳴りました。
看取りの電話でした。
何故か、いつもこうなのです。
どうしてか分かりませんが、いつも帰った瞬間に電話が鳴る。
まるで私が帰るのを待っていたかのように旅立たれる・・・
もちろん副院長はじめ他の医師が留守を守ってくれますが。
このブログを読まれている皆さまも不思議に思われるでしょう。
しかし講演以外の時間は寝る時間とこのブログを書く時間以外
は、今日も外来と在宅医療に奔走しています。
いろんな刺激を受けて頂いた元気を患者さんにお分けしたい。
上手くハグできるかどうか分りませんが、明日からも
患者さんに少しでも役に立ちたいと思います。
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