このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

「終末期」から「人生の最終段階」へ

2014年03月25日(火)

先日、エライ先輩医師から「終末期」なんて差別用語だ、と叱られた。
じゃあなんと言うんですか?と聞いたら、「人生の最終段階」と言いなさいとのこと。
私は、同じじゃないかと思うのだが、みんさんはどう思いますか?

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

実は、とっても興味深い資料がある。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000035sag.html

終末期、いや、人生の最終段階に関する厚労省のアンケート結果だ。
この中に、かなり重要なメッセージが沢山含まれている。

私はこの集計記事だけで、3時間でも講演することができる。
みなさん、「資料1」だけでいいですから、ゆっくり見てください。



以下、ゆきさんのメルマガより転載。


「終末期医療」から「人生の最終段階における医療」へ

死を間近にしたご本人の立場になったら、暗く、淋しく、辛い気持ちになる

「終末期医療」という言葉。

医療界やメディアで無造作に使われてきたこの言葉を、厚生労働省の検討会が変更しました。一般国民、医師、看護師、介護施設職員、総計1万8800人の意識調査していた「終末期医療に関する意識調査等検討会」が、タイトルを「終末期医療」から「人生の最終段階における医療」に変えた報告書を、24日、まとめました。

 

その理由を報告書はこう記しています。

「名称を変更することで、医療行為のみに注目するのではなく、最後まで尊厳を尊重した人間の生き方に着目していくことに重点をおく」

「人生の最後の時期の過ごし方についての国民の希望はさまざまだが、

医療のみならず、本人が誰と、どこでどのように過ごしたいかという、

生き方に対する考え方をふまえ、支援していくことが重要である」




私は、同じだと思う。

最終段階も終末期も、その時は分かりにくいし間違うこともある。
分からないから困るのが、本質。

終末期も最終段階も、所詮は後出しジャンケン。
表現を変えても、問題の本質は変わらないと思う。

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ