このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com

人生の終わりをどう生きるか

2014年04月16日(水)

「人生の終わりをどう生きるか」という論説が、4月5日の産経新聞に掲載されていた。
リビングウイルの法的担保をめぐる最近の動向がレビューされていて読みやすい。
こうした問題を、そろそろ、タブー視せずに話し合う時期が来たとつくずく思う。

2つの応援
クリックお願いします!
   →   人気ブログランキングへ    →   にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
 
 

http://www.drnagao.com/pdf/media/related_article/sankei20140405.pdf
これは南西学院大学や兵庫医科大学の学生さんへの講義でも配ろう。


毎日、終末期医療に関する相談が、何件か舞い込む。
病院の裏側、医師の冷酷さが、患者や家族の口から延々と語られる。

今日も、わざわざ東京から相談に来られたご家族がいた。
本人が日本尊厳死協会でリビングウイルを作成したのに、胃瘻を入れられると。

まだ食べられるのに、だ!
しかし、高カロリー輸液を胃瘻に変えないと赦してもらえないらしい。

90代半ばになって、リビングウイルまで作成していても本人の希望が叶わない現実。
私が沢山の本に書いている話とまったく同じ相談だったのでビックリした。

それにしても医療は、どうかしている。

・本人の意思を無視した超高齢者への延命治療
・多剤投薬

介護もオカシイ。
「ばあちゃん・・・」に書いたとうり。

結局、お金と関係無いNPO(つどい場さくらちゃん)のような人たちしか残らない。
彼らの意見に医療界と介護界は、最大限、耳を傾けるべきだと思う。

6月8日(日)午後に、弟3回日本リビングウイル研究会を六本木で開催する。
今回のテーマは、「活かされなかったリビングウイル」。

どう考えても、本人の意思が無視される医療の現状はオカシイと思う。
基本的人権の侵害、憲法違反であると思う。

6月5日には、国会内で自民党の重鎮政治家の方々に呼ばれているので
1時間ほどこのあたりの事情をお話する。

私は現場の人間なので、おかしいものはオカシイ!と、言い続けたい。

2つのランキングに参加しています。両方クリックお願い致します。皆様の応援が日々ブログを書く原動力になっています。

お一人、一日一票有効です。

人気ブログランキングへ ← 応援クリックお願い致します!

(ブログランキング)

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ ← こちらもぜひ応援クリックお願い致します!

(日本ブログ村)

※本ブログは転載・引用を固くお断りいたします。

コメントする

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

このたびURLを下記に変更しました。
お気に入り等に登録されている方は、新URLへの変更をお願いします。
新URL http://blog.drnagao.com


過去の日記一覧

ひとりも、死なせへん

安楽死特区

糖尿病と膵臓がん

病気の9割は歩くだけで治るPART2

男の孤独死

痛い在宅医

歩き方で人生が変わる

薬のやめどき

痛くない死に方

医者通いせずに90歳まで元気で生きる人の7つの習慣

認知症は歩くだけで良くなる

がんは人生を二度生きられる

親の老いを受け入れる

認知症の薬をやめると認知症がよくなる人がいるって本当ですか?

病気の9割は歩くだけで治る!

その医者のかかり方は損です

長尾先生、近藤誠理論のどこが間違っているのですか

家族よ、ボケと闘うな!

ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!

抗がん剤 10の「やめどき」

「平穏死」10の条件

胃ろうという選択、しない選択

  • にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ