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「ばあちゃん・・・」が7刷りへ

2014年04月22日(火)

近著「ばあちゃん・・・」が、7刷り目に入ったとの連絡を受けた。
発売2ケ月で5万部突破は、介護や認知症の本では初めてらしい。
この場をお借りして応援して頂いたみなさまにお礼を申し上げます。
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いろんな人から、連絡をいただく。
反響の大きさを改めて実感している。

しかし日常は、無茶苦茶。
寝る時間が無いまま、時間が過ぎていく。

深夜、早朝の看取り。
医師会の仕事。
産業医業務。

以上は余暇として、日々の過酷な診療や訪問が続く。
分単位で原稿催促に追いまくられている。

そこに助けを求める患者さんからの電話やメールが鳴りやまらない。

早朝の旅立ち。
ずっと若い旅立ち。

病院がもっと早く家に返してくれたら、もっといろんなことが出来たのに。
がん診療拠点病院を、患者さんやご家族の気持ちを代弁して、恨んでいる。

来月も大学病院のがん専門医に「在宅緩和ケア」を講演するが、
たった1時間の講演では、とても恨みは晴らせないが、やらないよりはマシ。

積年の恨みは、出版という形で世に問うことしかできない。
「なぜ、本を書くのか?」というよくある質問へのお答えだ。

今、吸っている空気を吸うことなく旅立った人たちに想いを馳せている。
7刷りは嬉しいが、「ばあちゃん・・・」が知られて、評価されるまでは時間が必要。

多くの講演依頼をお断りして、本当に申し訳ない。
来年こそ、少し充電させていただきたい。

しかし鬱積したものをすべて吐ききるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。
そのために、もう少し、本が出るのでご容赦を。

日々の時間はそれで大切な時間。
大切なひとたちと、大切な時間を楽しみながら、ひっそり暮らしている。

多くの雑用を終えて、これから訪問診療を回る。
夜診が終われば、夜間高校の検診へ。

今年の15歳の背中はどんなだろう?
勝みなみちゃんではないが、日本の将来は、15歳の背中にある。

その後、日付けが変わるまで阪神間を走りまわる。
そして、今夜も旅立ちが近い人に寄り添うことになる。



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この記事へのコメント

先生こんばんは。
お身体大丈夫でしょうか。ちちんぷいぷいも見ました。
やっぱり声が(も)ステキです。
先生、私のまわりでも立て続けに5人亡くなりました。季節の変わり目はこたえるんでしょうか。
私は、サービス付きの高齢者住宅でヘルパーとして働いています。くも膜下出血で倒れた方に会いたくて会いたくて病院へ行きました。つい昨日まで笑顔でだきあってじゃれあっていました。行ったことを上司に報告しましたが、この仕事をしている人はお見舞いに行かないそうですね。知りませんでした。あまり入り込んではいけないと。でも、家族同様にしてたのに私には我慢できませんでした。人工呼吸器、数えきれないほどのチューブにつながれていました。涙が自然に流れました。しんどい思いをして私にたくさんのことを教えてくれています。
「ばあちゃん・・・」早くに購入していてよかったです。この売れ方は、施設で働く者にとってもなかなかの脅威です。でも、ありがとうございます。
がん診療拠点病院ってなんでしょうか。わたしは全く分かりません。義父も近所のおばちゃんも大病院で治療したのに・・・。結局は患者が勉強をして、自分はどうしたいかしっかり考えていなくてはいけないと思います。先生の本でしっかり勉強をさせて頂きます。
先生、お身体には気をつけてください。
ありがとうございます。

Posted by 岡村典子 at 2014年04月22日 09:13 | 返信

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