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須坂市の保健指導員制度
2014年05月17日(土)
今日は、長野県須坂市で平穏死の講演させて頂いた。
長野県は低医療費なのに、健康長寿の県として全国的に有名だ。
須坂市には保健指導員制度があるがこれが鍵なのだろう。
長野県は低医療費なのに、健康長寿の県として全国的に有名だ。
須坂市には保健指導員制度があるがこれが鍵なのだろう。
今日は長野県須坂市で平穏死の講演をさせて頂きました。
東京駅から長野市まで、新幹線で1時間45分くらい。
そこから車で30分で須坂市民会館に到着しました。
案外、近いのですね。
途中で軽井沢や上田を通ります。
車窓からの景色も空気も澄んでいて、気持ちがいい。
なんだか得をしたような気分にさえなりました。
正確には、須坂市、小布施町、小高村の須高地区の
医療と福祉の連携の会にお呼ばれした。
3つの市町村はとっても仲がいいらしいです。
須坂市は人口5.4万人の小さな市。
美しい山に囲まれた盆地ですが、とにかく景色がいい。
ここの最大の特徴は、保健指導員制度だ。
2年間の健康学習や実地研修を受けた市民が
保健指導員になるという制度があるのです。
終戦後から現在まで続いている有名な制度。
指導員は、市民から選ばれ任期は2年。
看護師や介護士ではなく普通の市民です。
女性が多いそうです。
減塩指導やロコモ体操など、健康の維持向上、
そして予防医療を地域の方々に指導するのです。
みなさん、意気に感じてやられているようです。
行政と医師会も一致団結して全面協力しています。
長野県の中でも須坂市は、健康長寿で有名ですが、
この保健指導制度のおかげなのかなと思いました。
私自身も35年前、長野県下伊那郡浪合村(現、阿智村)
で6年間学生のクラブ活動として保健指導をやっていた。
家庭訪問、血圧測定、減塩指導、検便と寄生虫の駆虫など。
考えてみれば東京で遊ぶ時間より長野県に居る時間の方が
長かったことを思い出しました。
わが青春は長野県にあり、といった感じでしょうか。
そんな長野県で講演をさせて頂いたことは感慨深かった。
須坂市は健康増進のみならずリビングウイルの啓発にも
医師会と協力して積極的に取り組んでいます。
私の講演の前に、「アンパンマン」のバタコの声を
演じておられる声優の佐久間レイさんの語りと歌が凄かった。
「癒しの音楽温泉ライブ」という特別講演が、あったのです。
ちなみに先週の土曜日は女優の木内みどりさんの語りでした。
佐久間レイさんの舞台を見ていて、涙が出そうになりました。
私の講演など飛ばして佐久間さんの話を続けて欲しい位だった。
長野はさすがに少し涼しかったです。
空気が澄んでいて気持ちがよかった。
とっても癒される1日を過ごしました。
仕事の生きがい長寿に影響 日本一長野、県が分析
共同通信社 2014年5月7日(水) 配信
都道府県別平均寿命が日本一となった長野県の研究チームが、長寿の理由を
調査し「働く意欲が高く生きがいを持っていることや、減塩などの地域ぐるみ
の食生活改善運動が長寿につながっているようだ」と分析する中間報告を2日、
発表した。
チームは昨年6月以降、1日の野菜摂取量や人口10万人当たりの医師数な
ど、平均寿命に影響を与えそうなデータを他の都道府県と比べて分析。健康づ
くりに関する県内の活動も調査した。
その結果、就業率の都道府県順位が男性5位、女性4位(いずれも2007
年)、ボランティア参加率が女性14位(06年)と比較的高く、生きがいを
持って暮らしていると分析。
禁煙運動や食生活改善推進員の活動も盛んで、男性の喫煙率が全国44位(0
6~10年)、メタボリック症候群該当者・予備軍の割合が男女合算で45位
(10年度)と低く、長寿に貢献しているのではないかと推察した。
県の本格的な研究は初めてで、これまで長寿要因と考えられていた内容とお
おむね一致した。チーム座長の佐々木隆一郎(ささき・りゅういちろう)飯田
保健福祉事務所長は「県内の地域ごとの違いなど、研究をさらに進めたい」と
話している。
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