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知られざる 大国フランスの真実
2014年06月07日(土)
前・産経新聞パリ支局長の山口昌子氏による講演「知られざる大国フランスの真実」を拝聴。
フランスには何度か行ったことがあるが、どんな国なのか正直、よく分かっていない。
山口氏は長年の経験から、フランスという国の本質について分りやすく語ってくれた。
フランスには何度か行ったことがあるが、どんな国なのか正直、よく分かっていない。
山口氏は長年の経験から、フランスという国の本質について分りやすく語ってくれた。
山口氏は、1990年~2011年まで産経新聞パリ支局長を務められた方。
その間に見聞きしたことを分り易く、教えて頂いた。
●フランス人の労働時間は短い。
週35時間労働。
有給休暇は年間5週間。
労働者は休むことが義務。
● 日本 フランス
原発 54基 58基
核兵器 なし あり
●東日本大震災時の危機管理
フランスは早かった。
日本では、金曜日午後2時46分、フランスでは金曜日午前6時46分。
原発事故も連日、1面で報じた。
3日目には「チェルノブイリ級」と報道し、ヨード配布を検討。
日本は大本営発表ばかりで、メルトダウンが公表されたのが1ケ月後。
「なぜ、チェルノブイリの教訓を活かさないのか?」と多くのフランス人に聞かれたと。
吉田所長の手記はまだ公開されていない。
●危機管理
フランスは、日本に比べたら大雑把でいい加減な国。
しかしイザ危機管理となると、臨機応変に休日返上で素早く動き、決断する。
●原発に対するに対する意識
日本は、絶対安全、事故ゼロが前提。
フランスは、事故は必ず起こるものというのが原点。
従って普段から、シミュレーションを行い、その場で結論を出していく。
●フランスの政治家
ミッテラン 愛人、隠し子がいても公職とプライベートは別。
シラク
サルコジ アフガニスタンで59人のフランス人が死去。 国葬。
「政治は、後世の人が判断する」という考え。
たとえば、フランスは湾岸戦争に参加しなかった。
なぜなら国連が証人しなかったから。
大量破壊兵器がないことは明らかなっだから。
兵役も廃止された。
今後、兵役(=素人の戦争)の時代ではない。
特殊部隊によるゲリラ戦の時代。
●冷戦の影響の大きさ
冷戦によってフランスは鍛えられた。
フランスは、麗しい国であるだけでない。
核兵器を持ち、58基の原発を抱える核・原子力・軍事大国である。
それを支える理念は理念は憲法に明記された「自由、平等、博愛」であり、
これがバックボーンになり、なり、世界でも一目おかれる国になっている。
ーーーーーーーーーーー
山口氏と少し話をした。
私も産経新聞に4年間、連載している。
山口氏はレジョン・ドヌール勲章受章。
1昨日、パリから帰国したばかり、だと笑った。
優しい普通の女性だった。
好きな言葉は「待て、そして希望せよ」。いい言葉。
フランスは大人の国だと思った。
終末期医療に関しては、2004年に尊厳死法案(レオネッテイ法)が成立し、
現在は、安楽死の議論で白熱している。
人生を自由に楽しんで、しかし危機にはしっかり対応して、
豊かさや文化を維持する素晴らしい国だと思った。
その間に見聞きしたことを分り易く、教えて頂いた。
●フランス人の労働時間は短い。
週35時間労働。
有給休暇は年間5週間。
労働者は休むことが義務。
● 日本 フランス
原発 54基 58基
核兵器 なし あり
●東日本大震災時の危機管理
フランスは早かった。
日本では、金曜日午後2時46分、フランスでは金曜日午前6時46分。
原発事故も連日、1面で報じた。
3日目には「チェルノブイリ級」と報道し、ヨード配布を検討。
日本は大本営発表ばかりで、メルトダウンが公表されたのが1ケ月後。
「なぜ、チェルノブイリの教訓を活かさないのか?」と多くのフランス人に聞かれたと。
吉田所長の手記はまだ公開されていない。
●危機管理
フランスは、日本に比べたら大雑把でいい加減な国。
しかしイザ危機管理となると、臨機応変に休日返上で素早く動き、決断する。
●原発に対するに対する意識
日本は、絶対安全、事故ゼロが前提。
フランスは、事故は必ず起こるものというのが原点。
従って普段から、シミュレーションを行い、その場で結論を出していく。
●フランスの政治家
ミッテラン 愛人、隠し子がいても公職とプライベートは別。
シラク
サルコジ アフガニスタンで59人のフランス人が死去。 国葬。
「政治は、後世の人が判断する」という考え。
たとえば、フランスは湾岸戦争に参加しなかった。
なぜなら国連が証人しなかったから。
大量破壊兵器がないことは明らかなっだから。
兵役も廃止された。
今後、兵役(=素人の戦争)の時代ではない。
特殊部隊によるゲリラ戦の時代。
●冷戦の影響の大きさ
冷戦によってフランスは鍛えられた。
フランスは、麗しい国であるだけでない。
核兵器を持ち、58基の原発を抱える核・原子力・軍事大国である。
それを支える理念は理念は憲法に明記された「自由、平等、博愛」であり、
これがバックボーンになり、なり、世界でも一目おかれる国になっている。
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山口氏と少し話をした。
私も産経新聞に4年間、連載している。
山口氏はレジョン・ドヌール勲章受章。
1昨日、パリから帰国したばかり、だと笑った。
優しい普通の女性だった。
好きな言葉は「待て、そして希望せよ」。いい言葉。
フランスは大人の国だと思った。
終末期医療に関しては、2004年に尊厳死法案(レオネッテイ法)が成立し、
現在は、安楽死の議論で白熱している。
人生を自由に楽しんで、しかし危機にはしっかり対応して、
豊かさや文化を維持する素晴らしい国だと思った。
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